はなうた日記

4歳のシオ・1歳のハノと、シオハノ一家の他愛もない日々の記録です。

幼稚園運動会

2009-07-29 21:58:25 | Weblog
6月21日。
幼稚園の運動会でした。



「当日雨の場合は、お遊戯室で競技縮小で決行」とのおたよりを事前に貰っていて…

…朝方雨が降ったらしく、
お遊戯室でこぢんまりとやるのかなぁ…〓と思いながらシオを幼稚園に送ったら………



園庭には、万国旗の飾りや運動会の看板!
そして、ご父兄の方々の場所取りのシート!

万が一に備え、レジャーシートを車に付けて送ってヨカッタ。。。と、場所を取り。



なんとかお外で運動会!
始まる頃には雲一つない晴天でした!





さて、昨年はシオ、主に先生に手を引かれて、
半ば引きずられてる?って印象でしたが…
今回はみんなにワンテンポ遅れながらも
必死についていこうと頑張っていたり…

入退場の場面では、シオの隣になった子が、
シオと手をつないで誘導してくれたり。



昨年よりもものすごい成長を見せてくれました!




何より、お遊戯では…

旗を使った踊りは一人旗を巻いてしまい、
はためかせての踊りは見せてもらえなかったものの、
先生の補助なしに、お友達と同じ動きをしようとする!

旗を所定の位置に起き、組体操のようなものを披露したのですが、
ちゃんと手押し車のポーズを決めました!
手が汚れるのがイヤなシオが、ちゃんと砂の上に手をついている…

それだけで、ワタシ号泣(´Д`)


しかも、その後「扇」のポーズのセンターをつとめ、
ピラミッドでは、ちゃんと一番下のはじっこで、
みんなと一緒にポーズを…………………




感無量!




何より、やってる最中常に満面の笑み…
楽しんでいるのがよく伝わる素晴らしい出来でした!

(親バカ(´∀`))



お遊戯おわってから私、涙がとまらなくて、
たまらず園庭から離れしばらく泣きました………



綱引きでは自分の立ち位置が理解できず戸惑っていたり、
玉入れも理解できず、一つだけおかしな方向に投げたダケ。
途中園庭のアリさんや石が気になったり、
炎天下で耐えられず座り込む場面もありましたが、
ちゃんとその場に「居る」んです!
多動で落ち着き無いシオが、
ちゃんと………!



こんなにもいろんなことができるようになっているとは………



毎度のことながら
シオを過小評価しすぎていたなぁと反省しました。






そして昨日はシオのために
学園の担任の先生と偉い?先生、
3月まで担任だった先生が、わざわざいらしてくれて、
シオの雄姿を見届けてくださったのです!

ぜひ見に行きたいと担任の先生が仰っていたのですが、
まさか三人もいらしてくれるとは思っていなくて…

終わってから、幼稚園の先生方と学園の先生お三方がシオのために話をしてくださり、
また、私たち親にも労いの言葉をくださり、シオをうんと誉めてくださいました。

シオはもちろん、私たち親も、こんなに親身になってくださる先生方と出会い、
見守っていただけていることを幸せに思いました。

また、学園の先生方は

「シオくんにとって、この幼稚園での時間はとっても大事だし、いい環境です。
学園でのシオくんとは全然違います!
健常児との関わりがシオくんを成長させてくれているのがよくわかりました!」

と評価してくださいました!



シオのためにも、私がしっかりしなきゃ!
そんなふうに感じました。





お昼前に終わったので、
ご褒美としてシオのリクエスト、マックへ。




本当は運動会中のお写真も入れたかったのですが、
おともだちも一緒に映っているのであしからずですm(__)m

見学そのサン

2009-07-29 18:35:33 | Weblog
6月25日、
学区外の、通常小学校特別支援学級見学に行ってきました。

この日も学園主催で、8人くらいの親御さんと学園職員3人と見学しました。

校長先生自らがご案内くださいました。
優しい雰囲気のおばあちゃま校長でした。

ただ、この小学校、知的学級は1名のみ、
情緒学級に10名ほど在籍。
で、見学したのはもちろん情緒学級。

シオは知的なので……
あまり、参考にはならなかった気がします。

でも、見学した朝の会の流れは昨年学区の小学校特別支援学級を見学したのと同じだったので、
こんなかんじなんだろうなぁ~、みたいな。



1年生の男の子たちが4人に、3・4・5年生が男女4人、
普通学級に通級中で、2~3名不在。

1年生の子たち、もじょもじょしたりちゃちゃいれたりしながらも、ちゃんと座っていました。
えらいなぁ。
シオ…無理だろうなぁ………



見学後、会議室で懇談会。
校長先生と特別支援学級の先生が自己紹介。
学校全体で、特別支援学級運営に力を入れ、
大切にしていることを強調されていました。



親側も自己紹介。
私はただよろしくとだけ言ったのですが、
何名かの親御さんは、
「1年生の子たちがあんなに落ち着いて座っていられるのにびっくりした。
うちの子にはやはり難しいんじゃないかと感じた」
と感想をのべてました。

それに対して
「入学当初は、じっと座ってる子は一人もいませんでした。
2ヶ月で、ここまできたんですよ」
と。

その後、事前にファックスで提示していた質問に
ひとつひとつ、支援学級担任の先生が答えてくださり、
また、校長が補足を入れる形で進んでいきました。

たくさんあった質問からひとつだけ。

「入学までにできるようになっていなきゃならないことは?」
という質問。

支援学級の先生は、

「基本的生活習慣が身についていていることがのぞましい。
ひらがなが書けなくても、名前は読めるようになっていてほしい」

とおっしゃって、見学した親御さん全員、がっくり肩を落としました(´Д`)
にょんも然り(´Д`)(´Д`)(´Д`)

でも、その空気を読んだ校長、優しい口調で補足をしました。


「それが支援学級に就学する条件というわけではありません。
まずはそこをめざして、学校と親御さんが協力しあって、
お子さんの実態に合わせて支援していきます。
だから、できなくてもいいんです!」

でも、校長はそう言っても、
現場で指導する教員側の本音はそうなんだろうなぁ………。



そんな感じで終了。
帰りぎわ、ふと思い立って先生にきいてみました。

「排泄がまだ完璧ではない場合、
こちらの学校ではどう対応されているのでしょうか?
そういう子はいないものですか?
学校によって、対応は違ったりするものですか?」
と。

支援学級の先生、優しい口調で

「本校では完璧になるまで職員が付き添っていますよ」

と仰り、校長は

「成長段階として誰もが当然経験するものですし、
学校とご家庭とで協力しあっていくことが大切ですから、
今現在できないからと不安に思わないでがんばりましょう!」



と…………







ワタクシ……………






なぜだか泣きそうに。。。




解散し、帰路、運転しながら、涙が止まりませんでした

なぜだ?!

見学そのニ

2009-07-29 18:28:44 | Weblog
6月8日、
弘前大学附属特別支援学校の見学に行ってきました。



大学教育学部と連携を取った教育機関。
やっていることは、前出の県立養護学校と似ていますが。




入学選考がある。

小学部、定員→3名。







狭き門です。。。

選考方法は親子離されて、子供だけで身体能力の検査や数の理解などの簡単な検査をされ(その年度によって違うらしい)て、その後親子で面接。
できないから不合格、ということではなく、
その年によっての男女比、しょうがいのかたより等の理由で合否がきまり。

また、上記のような理由で3名に絞られなかった場合は………



くじ引き。





そして、中等部で新たに外部から3名、高等部で2名募集し、
最終的には1学年8名になるそうです。
小学部、中等部、高等部それぞれ途中の学年からの転入などはナシ。

また、学校所在地は街中。住宅街。
もちろん弘前大学のそばにあり、
スーパーも徒歩圏内にあるので、生活全般の訓練はしやすい環境。

自力通学を目標にしているので、送迎バスはない。

でも、午後の懇談会で学園を卒園して
現在附属特別支援学校にお子さんが通っているお母さんがいらっしゃって
お話されていましたが、
小学部17名中自力通学できてるのは1名、
3名が自力通学を目指して公共交通機関を利用して親御さんと通い、
他は親御さんの送迎で通っているそうです。



また、大学生が毎日のように出入りしているので、
子供によってはいい遊び相手として喜んでいる子もいれば、
人見知りなどがある子にとっては辛い環境にもなりうるとのことでした。





帰りぎわに、ご説明くださった教頭先生に声をかけてみました。

ウィリアムズ症候群の子は今までいたり、現在いたりしませんか?と。



いないですね。



とのことでした。




症例が少なく、インターネットが主な情報源なんです。
発達程度にもものすごく差があるようで、
今現在、息子にとってどこに就学するのがベストなのか凄く悩んでいるんです。

と話したら、


いつでも教育相談、入学相談にいらしてください。

と、気さくに言われました。






この日は前回より冷静に見学し、冷静に話をきくことができ、
見学後の懇談会も揺さ振られることなく話を聞けました。





養護学校、附属特別支援学校、
どちらもネックは

一旦入ったら普通学校への転入などは難しい

という点で…




まだまだ先の見えない状態のシオ、
親としては、いろんな情報に流されかけたり揺さ振られたりしながらも、
まだまだ今、シオの可能性を狭めてしまうのではなく、
伸びると信じて就学先を決めたい、というのが本音であり…。

ベストなのは、まともに会話のやりとりができるようになり、
排泄などの基本的な習慣が身につくまでは専門の先生がいるところで過ごし、
その後健常児と一緒に過ごす環境におけたらなぁなんて感じたり。


でも、現実問題、無理なハナシで。


だとすると、当初の考えのとおり、地域の小学校就学がベターなんだろうな、と
その日の時点では落ち着いたってカンジです。

見学そのイチ

2009-07-29 18:25:08 | Weblog
6月2日。
旦那にお休みをとってもらい、
県立養護学校へ見学に。

学園主催で、ぞろぞろ、20人くらいで…
生徒さんたち、驚いたろうなぁ。



まずハノを保育園に預け、シオを学園に送り、現地集合。
ハイ、津軽平野にそびえ立つ岩木山1合目~………
お天気良くて空気がおいしくて、
あぁ、バーベキューしたい~みたいな。




うちからだと車で20分ちょいくらいかな?
ただ、山にあるってだけで相当遠く感じてしまいました。

でもやはりそれは、養護学校の特色の一つと大きく関わってるってことがわかりました。
中等部、高等部にもなってくると、社会的自立のためにさまざまな職業訓練がカリキュラムに取り込まれてきます。
中等部ではリサイクル実習を見学したし、
高等部では農業体験や工芸などをみることができました。

目下の問題は小学校就学ではありますが、
見学範囲は小等部から高等部まですべて。
なんだか凄く刺激を受けてきました。



で、午前はとにかく「見学」という感じで。
お昼前に解散したのですが…

説明してくださった教頭先生の話はいまひとつピンとこなくて、
見学後の質疑応答も、雰囲気イマイチ、教頭先生の話も事務的で…。

その時点では当初の気持ちの通り「普通学校特別支援学級」に固まったままでした。
旦那とも、そう話してました。



でも、午後に学園で、
学園卒園生でその養護学校に就学された子の親御さんたちがいらしての
懇談会があり。
そこで、ちょっと気持ちが揺さ振られました。



うちと全く同じ状況で、なんとか普通学校特別支援学級へ就学させたいと考えていたけど、
最終的に養護学校を選んだ親御さんの話…
とても参考になり……



また、午前見学時にはわからなかった点が次々解明。

生徒3~5名に対して教師は2名とか、
養護学校の中にも「普通学級」と、しょうがいを複数持ち合わせた子のための「重複学級」があるとか、
「個別指導計画書」のようなものがあるとか
(↑コレ、教頭先生は個別のための教育プログラムはないって言いきっていた…)、
親の要望を伝えればそれを伸ばしてくれるために
先生方がちゃんとその意向を汲んでくださる態勢であるとか……

教頭先生より、その親御さんたちからの情報が何より頼りになり、
実感こもってより現実的で。



また、懇談会の最後に、学園の園長先生から

「排泄が完璧ではないことや、コミュニケーションが上手にとれないとか、
現時点での心配事だけで決めないで、
もっと長い目で検討すべき。
最終的に18歳の時点で身辺・社会的自立ができていればいいんだから」

とのお言葉をいただき……。



シオとともに学園を出た頃には、
旦那共々…



「これはワカラナイ」
「検討の余地が大アリ」

な状態に。






ただ…

ウィリアムズ症候群という個性を持つシオ、
健常児と関わることで成長できることがたくさんありそうな感もあり。

考え方として、

18歳まであと13年「も」あるんだから、
はじめの2~3年…5~6年は、いろんなお友達と一緒に過ごすこともシオには必要なんじゃないか。

も、アリなのかなと←甘いカンガエ?
 





震度6くらいは揺れました。。。

5月末

2009-07-29 18:20:15 | Weblog
☆月曜日

学園にて、個別指導がありました。

先生とシオと私の三人で。
シオは指先が特にぶきっちょで、
いまだお箸も使えないし、えんぴつを正しく使うこともできないので、
あずきを使って触覚を刺激。

あずき、触るのはダイジョブ。
どうやらジャラジャラ、音を楽しんでるようでした。

あずきを摘んでペットボトルに入れるときは、
ちゃんと指先を上手に使って入れられたのですが、
次に先生が用意していた直径2センチ程のふわふわしたボールは、
手のひら?で挟んで持ちます…

使い分けているのかどうかは、シオの集中力の限界が来てわからなかったのですが…

先生は、できなくはないけど、手のひらを使ったほうが楽チンなんだろねーって。






☆火曜日

シオが大好きな「音楽リズム」という活動があり、
ノリノリで楽しんできたようです。
お迎えに行った頃、38度近い熱がある、と言われ、
一緒に迎えに行ったハノを義母に預けるため一旦帰宅し、診察券等持ってかかりつけの小児科へ。

病院にて計測。
37.2度………シオにとっての平熱です………

まぁ、せっかくきたし、若干咳も出るし、と、診てもらって320円払って帰宅。。。

一旦うちに入って計測してから行くべきだった…
仕事にでかける時間まであまりなかったので、そのぶんケチった結果の320円(´∀`)






☆水曜

隔週実施の言語訓練。

今日からリハビリ棟での訓練でした。
いつもは耳鼻科の防音入った検査室?でやっていたのですが、
いろんな器材など、シオには誘惑が多すぎて。

その病院は、シオもハノも産まれたところであるのですが、
リハビリ棟は母子センターよりももっと奥。
ハノが産まれた時は母子センターにシオも来ていたのですが、
それより奥は未知の世界とわかっていたのか
「怖いよぅ、怖いよぅ」
と言っていて。

リハビリ棟に到着したら、半泣き状態(´Д`)

場所見知り………あるんだね。。。

でも、担当のSPの先生が待合室に出てきたらホッとしたようで。
それでもなかに入るのを怖がり、
私が抱っこで奥の個室につれて入りました。

そこから先は、先生とシオのみ。

30分くらいして先生と一緒に出て来たシオは、
場所見知りもなんのその、
リハビリの機械に興味津々。。。
先生と話してる間、リハビリ中のひとのそばに行って、
通じないシオ語で一生懸命話し掛けたり、
自分もやりたい!と機械に乗ってみたり…
やりたい放題でした。



「今日は初めての場所というのもあってか、
一度立ち上がって遊び初めても、
声をかけるとそれに従って頑張る姿が見られました」

とのことでした。

学園での個別指導について報告すると、SPの先生は、

「5分10分でも、何かに集中できるのはいい傾向です。
次回来てくれた時に、またほとんど集中できないかもしれませんが、
できたりできなかったりをくりかえしながらシオくんなりに理解して頑張ってくれるのが、
今、一番大事なことですから」

と。



そして私、就学指導委員会に提出する書類のコピーを、
先生にも見てもらおうと持っていっていたので、
見てもらいました。

前回の訓練時に先生にも、親の意見の部分をどう書いたらいいのか悩んでいる、と伝え、
アドバイスをいただいていたので。
事後報告という形にはなってしまいましたが。



先生、

「完璧です、書ききれなかった部分は、
これから委員会なり児童相談所にいくなりあると思うので、
その時に口頭で伝えればオッケーです!」

と仰ってくださいました。



その後シオは、幼稚園へ。
運動会の行進や体操の練習をしたようです。
立ち位置にとどまり、頑張っていても、
先生やお友達の目を盗んでちょっとずつ動いたり、
前に立っている先生の隣に立ったり…
そのたびに、
「ダメだよシオくん!」
と、お友達に叱られてエヘヘ~…ってしていたそうです。






そんなこんなで結構バタバタ過ごしていた5月末でした。