文化庁の留学生としてドイツにてジャグリングを学び
日本に留まらず世界でジャグリングを情熱的に届け続ける
まろさん
が行う
「ボールジャグリングワークショップ~道具と身体、演技の調和~」
を受講しに
スタジオP.A.C
に行って来ました。
本日はその二日目(最終日)。
本日の受講者は2名
時間は10時~17時まで
今日の内容は以下でした。
(アップ)
・円周ランニング
#前、後、横、ひねり、グランジュテ
#まろさんのステップにあわせて、歩く→ステップにジャグリングの手のフリをシンクロさせて歩く。
・ボールを使ったストレッチ
#手首、肩まわし
#ボール左右手渡しで、からだのまわりをまわす。
#ボールを首の後ろに載せたまま、足を開いて前屈、伸脚、など。
#ボールを額に載せたまま、足を前後にひらき、後ろ足の腿をのばす。
・ボディースロー
#1ボール 足、背中、肩、首、それぞれについて、バック、フロントで投げる。
#1ボール ペンギンキャッチ
#2ボール ペンギンキャッチ+ボディースロー
・筋力トレーニング
#時間がないので、腹筋、背筋軽く。
#筋力トレーニングは大切なので、毎日やること。
(本編)
・4ボールのポジション、フォームのチェック(復習)
(ポジションについては、前日の内容を参照のこと。)
#ボールは持たない。
※(個人的アドバイス)足をつっぱらない。
※(個人的アドバイス)骨盤をしっかりと立てる。尻が出ている。
※(個人的アドバイス)投げ終わりで、足を伸ばし切らないこと。
・4ボールシンクロファウンテン(6ボールのために)
#自分ができる一番高い高さで100キャッチ。
※ボールが落ちてくるまで、投げるのを待つ。
※軌道が高くなると、その分、リズムはゆっくりになることに注意。
※リラックスする。
※(個人的アドバイス)肩を上下に動かさない。からだをリラックスさせる。
#フラッシュ
※ためをつくってから、投げる。
※軌道は狭く。
※うでのうごきで高く投げる。
※正しいからだの動きで練習すること。間違ったうごきで練習することは、正しい練習にならない。
※軌道が安定しない場合は、2upに戻って練習。→2up×2ーフラッシュの流れで練習。
※フラッシュが安定したら、連続で。
※(個人的アドバイス)考え込まずに投げる。注意するフォーカスをしぼる。
※(個人的アドバイス)右手の軌道が広がる。腕をまわさない。
※(個人的アドバイス)左手の軌道を高く。
※(個人的アドバイス)うでを下げたときに、うでは伸び切らないように。
・6ボールシンクロファウンテン
#はじめの4個(2投)に集中する。
#2投目までをセットで投げる。
#3投目を投げるのを待つ(フラッシュにならないように!)
・5ボール(7ボールのための準備)
#高い3ボールカスケード
#3ボールフラッシュ
#5ボールカスケード
※歩く、走るを前、後ろ走りで。
*走る方向にボールを投げること。ボールを追うように走る。
※てを前に伸ばして/縮めてカスケード
※上半身にひねりを加えてカスケード
※カスケードしながら、腰を落とす
※カスケードしながら正座して、立つ
#77722
※単発→連続
#7777700
※単発→連続
#(全般的注意点)軌道が乱れたときに、ふらふらとしない。乱れた軌道の位置に素早く入り、そこでポジションをつくる。
#(個人的アドバイス)”7”の投げ左が弱い。右の投げを越えるつもりで投げる。
---ここまで午前の部---
・3ボールの方向転換をしてフロアを歩き回る。
#ボディスローで。
・ピルエット
#3ボール3アップピルエット
※投げる。→軌道を観る。→まわる。→軌道を観る。→取る。この五段階をしっかりと分離すること。
※(個人的アドバイス)一投目が低い。
※(個人的アドバイス)一投目のキャッチなくして、成功なし。意地でも取ること。
#ピルエット(ボールなし)の練習
※軸足に体重を乗せる。→蹴り足で強く蹴る。→左手(左回りの場合)を強く引く。→右手を振る。→首をまわす。→首を回し終える。→からだがまわる。
※軸が細くなるように、腕や足はコンパクトに。
※軸がぶれないように。胸から頭にかけて、後ろに反っている。
※(個人的アドバイス)スポティングが甘い。首の振りが遅い。柔軟性に難あり?
・3ボールボディースロー
#例題として、首の後ろ。
#練習の仕方;投げる前/投げた後に分解し、それぞれを2ボールで行う。
・7ボール
#3ボールチェイスフラッシュ
※できるようになったら、空いているときに手をたたく。
#4ボール;3ボールフラッシュチェイス+空いているときにボール手渡し
※持っているボールは、ジャグリングポジションで構えておく。
#4ボールチェイスのためのエクササイズ(3拍子の4ボールチェイス)
※(右スタートの場合)右手に3つ、左手に1つ持つ。右右右左左左右右右、、、と3投ずつ左右交互に投げる。このとき、ひとつ持っている手は、いつでも左手になる。また左から右への移行のときだけ、半拍で投げることになる。
※右スタート、左スタート両方練習する。
#4ボールチェイス
※できないうちは、右からも左からもやること。
※ウクライナのジャグラーは、みなチェイスをやるらしい。

まろさんの片手で4つボールをもつ置き方、横から。底辺の3つのボールの間に隙間をつくり、その上にボールをのせる。上のボールは薬指を軽く添えている。この持ち方だと、ロシアンスタイルのポジションを崩さずに投げられる。ただし、これはまろさん独自のものらしい。

まろさんの片手で4つボールをもつ置き方、上から。
#5ボールカスケード
※”7”以上の高さで安定すること。
#5ボール77722連続
#5ボール7777700連続
#6ボール7777770
#7ボールカスケード
※フラッシュ。5投目までを完璧に投げる。
#7ボールのフォーム
※(投げ出しを右手として)右手を肩、左手を下に構える。
※ひざを曲げると同時に。右手を下げ、左手を肩に持って行く。
※ひざをのばすと同時に右を投げる。

7ボールのポジション、横から。あげた手のてのひらがからだの方を向いていることに注意。このまま、手首を曲げずに、手をおろす。

7ボールのポジション、正面から。
#以上の練習手順は、5ボール、もしくは、9ボールの練習に拡張できる。
・演技の作り方
#技先行で演技をつくる方法論。 cf.
ワークショップ初日”からだを意識したジャグリング”の項
#その場でみんなで出し合った技の列を題材に、実際に各自創作。
#流れ
※1ボール:入れたい技(ボディスロー)を選び、並べる。
※技ごとにからだの方向を変えてみる。
※からだを移動させる。ステップ、重心。
※さらに大きく動いてみる。はっきり動く。(足を伸ばしたり)
※緩急をつける。
※道具からエネルギーをもらう動きを入れてみる。
※ジャンプ/しゃがみなど、動きを増やしてみる。
※3個にして、以上のニュアンスを活かして、ジャグリングをする。
・ショーへのアドバイス
#各自のショーへのアドバイスをもらう。
#私は、デビルスティックルーティンの冒頭について相談。
---終わり---
二日目は
参加者が少なかったこともあり
かなり細かく見てもらえました。
これはうれしい。
二日間合計14時間の短いワークショップでしたが
成果をつよく感じました。
今日、驚いたのは
・はじめて投げてみた6ボールが3投目まではきれいに回収。4投目までも投げられたこと。
・いままで3ボールピルエットのときのボールの軌道が、ぐちゃぐちゃだったのが、投げてみたら、かなりまとまっていたこと。
・7ボールカスケードは、フラッシュまでの軌道がだいぶクリアになったこと。
練習方法も明確に示してくれたので
ボールを継続して行く道筋とモチベーションをしっかりといただいてきました。
参加してよかった。
また
ワークショップ受講を通して
柔軟性、筋力の不足を痛感したので
(否、前から知っていたから、参加して必要性を感じた、ということかな)
真剣に柔軟性と筋力を鍛えて行こう。
まろさんと休憩時間に話していて
「海外のトップジャグラーは、ワークショップに積極的に参加して、常に、新しいことを吸収し、向上することを忘れない。」
という言葉が印象的でした。
とてもよいワークショップだったので
日本のジャグリング事情を考えると
今回の参加人数(延べ6名)は残念なことでした。
日本でも
もっとワークショップが増えると良いし
そして
それに参加してジャグリングをきちんと学んで行こうというジャグラーがもっと増えると良い。
自分への課題として
このことも念頭に置いておきたい。
最後になりましたが
二日間に渡りすばらしい時間をくれたまろさん、ありがとうございました!
■
関連リンク
・
まろさん公式サイト
・
ワークショップ初日の記録
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