松浦亜弥ディスコグラフィー 58 「涙のわけ」

3rdアルバム「×３ 」収録の曲。

アルバムの発売日は2004年1月1日。

作詞・作曲はつんく♂、編曲はAKIRA。

 

編曲のAKIRAは

「ドッキドキ!LOVEメール」のカップリング曲「待ち合わせ」の

アレンジャーでもある。

他にも、ごまっとう「SHALL WE LOVE?」や

後藤真希の2ndシングル「溢れちゃう...BE IN LOVE」など

ハロプロ関係の楽曲の編曲を多く担当。

さらに、KAT-TUNの２ndシングルの編曲、あるいは

最近ではJUJU「PLAYBACK」の作詞（JUJU、為岡そのみと共同）など

多彩な仕事ぶりを見せている。

基本的には、有名アーティストのアルバム制作の際に

R&Bテイストの曲に仕上げたいときに呼ばれて

注文通りのアレンジを行う職人タイプの人のようである。

 

亜弥さんの3rdアルバム制作のときも

プロデューサーつんく♂としては

松浦にR&Bを歌わせたいという意図があったに違いない。

そして、アイドル風メロディにR&B風アレンジを足したような

この曲が出来上がった、というところだろう。

その意味合いにおいて

「×３」というアルバムのなかでは

重要な位置を占める曲になっている。

 

その後の亜弥さんは

つんくが提供するR＆B風な楽曲から離れていくことになる。

今この曲を聴くと

この曲を歌いこなすために

あえてクセのある歌い方にしていることが

痛々しく感じられてくる。

そういう方向に進むべきではなかったし

実際、別の方向に変更して正解だったのだが

この時点では、まだそれが分かっていない。

 

涙のわけ