金曜は、月~木曜のテーマに入らない内容です。今回は、かなり昔に書いた記事の続きです。
令和5年9月3日に「アリの王国は出来るのか?」と言う記事を書きました。令和4年から挑戦している、クロヤマアリの女王アリを捕まえ、巣作りさせる活動の経過報告記事でした。
令和4年の夏に始めた挑戦は、見事に失敗。翌令和5年の夏の挑戦も、最終的には失敗で終わりました。
そして、3度目の挑戦となった令和6年の夏、巣立ったばかり(?)の女王アリを捕まえる事に成功しました。3度目の挑戦、開始です。
過去2度の失敗から、今回は以下の様な方針で挑戦する事にしていました。
①飼育ケースは箱などで覆わず、常に見える様にしておく。
②餌はカビにくい固形ドッグフードを使う。
③出来るだけ毎日、給水する。
④カビが見えたら、ストレスを与えない範囲で掃除する。
⑤冬前の挑戦で失敗しても、春までは飼育を続ける。
①は、前回の記事でも書きましたが、見えないと世話を忘れてしまうので必須です。常に明るいのでストレスを与えるでしょうが、それで死ぬ様な女王アリなら、自然界でも早々に死ぬだろう…と、割り切る事にしました。
②は、ハムやチーズなど生餌を使うと、カビが発生しやすくなり、ストレス要因となる掃除が必要となり事から考えました。最近のドッグフードはタンパク質だけでなく、ビタミンの補給も考えて作られています。だから、ドッグフードだけでも、かなりバランスの良い餌となります。因みに、これは以前、コオロギの飼育をした時に確認済みです。
③は、昆虫飼育では当然の事です…が、ストレスを与える事を心配して、頻度を下げていて失敗しました。だから、今回は、ストレスを気にせず給水です。
④は、アリの為…と言うよりは、観察しやすくする為の行為です。ある意味、①と通じる話です。
⑤は、仮説に基づいています。
冬前に卵を産んで、それを成虫にするのに失敗すると、しばらく女王アリは卵を産みません。2度目の挑戦の時は、それで諦めてしまい、世話が疎かになって女王アリを死なせていまいました。
しかし、生き物…特に北海道の生き物は、春になると活動が活発化します。冬の間、諦めずに世話を続けていれば、春になって卵を産む可能性があります。それを信じて、試練の冬を乗り切ろう…って訳です。
予想通り、3度目の挑戦でも、冬前の卵は成虫になりませんでした。何が気に入らなかったのか、女王アリは卵を食べてしまったのです。ストレス反応と考えられます。
それでも、諦めずに世話を続けていたら…令和7年の2月末、卵を産んでいる事に気付きました。そのまま観察と世話を続けていると、何と幼虫になり、少しずつ大きくなっているではありませんか。
この記事を書いている令和7年3月中旬、幼虫は蛹になってもおかしくない大きさまで成長しました。この調子で、アリの王国に向け、観察と世話を続けたいと思います。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
令和5年9月3日に「アリの王国は出来るのか?」と言う記事を書きました。令和4年から挑戦している、クロヤマアリの女王アリを捕まえ、巣作りさせる活動の経過報告記事でした。
令和4年の夏に始めた挑戦は、見事に失敗。翌令和5年の夏の挑戦も、最終的には失敗で終わりました。
そして、3度目の挑戦となった令和6年の夏、巣立ったばかり(?)の女王アリを捕まえる事に成功しました。3度目の挑戦、開始です。
過去2度の失敗から、今回は以下の様な方針で挑戦する事にしていました。
①飼育ケースは箱などで覆わず、常に見える様にしておく。
②餌はカビにくい固形ドッグフードを使う。
③出来るだけ毎日、給水する。
④カビが見えたら、ストレスを与えない範囲で掃除する。
⑤冬前の挑戦で失敗しても、春までは飼育を続ける。
①は、前回の記事でも書きましたが、見えないと世話を忘れてしまうので必須です。常に明るいのでストレスを与えるでしょうが、それで死ぬ様な女王アリなら、自然界でも早々に死ぬだろう…と、割り切る事にしました。
②は、ハムやチーズなど生餌を使うと、カビが発生しやすくなり、ストレス要因となる掃除が必要となり事から考えました。最近のドッグフードはタンパク質だけでなく、ビタミンの補給も考えて作られています。だから、ドッグフードだけでも、かなりバランスの良い餌となります。因みに、これは以前、コオロギの飼育をした時に確認済みです。
③は、昆虫飼育では当然の事です…が、ストレスを与える事を心配して、頻度を下げていて失敗しました。だから、今回は、ストレスを気にせず給水です。
④は、アリの為…と言うよりは、観察しやすくする為の行為です。ある意味、①と通じる話です。
⑤は、仮説に基づいています。
冬前に卵を産んで、それを成虫にするのに失敗すると、しばらく女王アリは卵を産みません。2度目の挑戦の時は、それで諦めてしまい、世話が疎かになって女王アリを死なせていまいました。
しかし、生き物…特に北海道の生き物は、春になると活動が活発化します。冬の間、諦めずに世話を続けていれば、春になって卵を産む可能性があります。それを信じて、試練の冬を乗り切ろう…って訳です。
予想通り、3度目の挑戦でも、冬前の卵は成虫になりませんでした。何が気に入らなかったのか、女王アリは卵を食べてしまったのです。ストレス反応と考えられます。
それでも、諦めずに世話を続けていたら…令和7年の2月末、卵を産んでいる事に気付きました。そのまま観察と世話を続けていると、何と幼虫になり、少しずつ大きくなっているではありませんか。
この記事を書いている令和7年3月中旬、幼虫は蛹になってもおかしくない大きさまで成長しました。この調子で、アリの王国に向け、観察と世話を続けたいと思います。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。