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エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

脱水症状って怖い

2025-05-28 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は前回(R7.5.21)の続きです。
 夜中に倒れて、起き上がれなくなった父。翌日、4時間授業なので午後年休を取り、かかりつけの脳外科で診察してもらう事にしました。この脳外科、当日の予約は受け付けていないので、かなり時間がかかる覚悟です。
 色々と諸準備に時間がかかり、受付をしてもらったのが15時。そこから、そんなに待たずに診察室へ呼ばれました。かかりつけのお医者さんに、前夜の出来事を話しましたが、その際、気になった2つの事も伝えました。
 1つ目は、腕が小刻みに震えていた事です。2つ目は、やたらと父が水を飲んでいた事です。父は歩幅が小さいので、トイレに行くだけでも10分くらいかかってしまいます。その為、トイレに行く回数を減らす為に、普段は積極的に水を飲もうとしないのです(「もっと飲まなきゃ駄目だよ」とは言ってます)。その父が自分から「喉が渇いた」と言うのですから、とても気になりました。
 お医者さんは、「パーキンソンは急に進行する病気じゃないから…もしかすると脱水かな」と呟いています。そして、「確かめる為に、検査を受けてください」と言われました。
 さぁ、ここからが長い長い長い闘いの始まりです。検査を受け、再度の診察で「脱水症状です」と言われ、給水の点滴を受ける準備の間に薬局へ行き、2時間の点滴に付き合い…全部終わった時、時計の針は20時を過ぎていました。覚悟していましたが、実に5時間も病院で過ごした訳です。あ~、疲れた。
 それはさておき、父の症状は脱水によるものだと分かりました。普段から水分を取らないところへきて、暖かくなって寝汗をかいて水分が急激に足りなくなり、神経伝達がうまく出来なくなった事が、足に力の入らなくなった原因だろう…との事でした。腕の痙攣も、同じ理由です。
 脱水症状…怖~い!
 待ってる間に妻へ連絡し、スポドリなどを購入してもらいました。そして、病院からの帰路、父には、「トイレが面倒臭くても、頑張って水を飲む様にしよう。取り敢えず、ペットボトル飲料を購入したから、明日、明後日で、それを飲み切るのを目標にしてね」と伝えました。
 流石に父も懲りたらしく、頼んだ飲料飲み切りはやってくれました。また、その後も水分は意識して取っている様です。良かった、良かった。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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父が夜中に倒れた

2025-05-21 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は父が倒れて駆けつけた話です。
 令和7年4月末の23時過ぎ、実家から連絡がありました。父が倒れて大変だ…と、母からの連絡があったのです。
 直ぐ、実家に行きました。中に入ると、寝室の床に父が倒れています。意識はハッキリしている様ですが、自力では立ち上がれない様です。
 母はパニくっていて、父の周囲をうろちょろしています。気持ちは分かりますが、下手に手出しをされて二次被害が発生したら大変です。「母さん、悪いけど、父さんが倒れて、それに母さんが巻き込まれたら大怪我するから、ちょっと離れていて」と言って、母には離れてもらいました。
 その後、妻と2人で父を立たせようとしましたが、どうやら、父は足に力が入らない様子です。かなり抱きかかえる様な感じで、何とか立ち上がってもらう事が出来ました。この時、足に力が入らない事は気になりましたが、もっと気になったのが腕の震えです。痙攣しているかの様に細かく震えていて、腕にも力が入れにくい感じでした。
 その後、父が行おうと思っていた事を手助けし、一通り片付ける事が出来ました。そこで、ベッドに寝てもらってから事情確認をしました。もっとも、その前に父が、「喉が渇いたから水を飲みたい」と言うので、コップに水を入れて飲んでもらいました。
 確認した事情は以下の通りです。
 父は22時くらいに就寝したそうです。そして、23時頃にトイレへ行きたくなって立ち上がったところ、足に力が入らなくて倒れてしまった…との事でした。母が目を覚まし、立ち上がらせようとしたのですが、母の力では立ち上がらせる事が出来ず、我が家に連絡してきた様です。
 取り敢えず、足に力が入らない事と腕が痙攣している事以外は、意識もハッキリしているし緊急ではなさそうです。母や妻と相談し、翌日、かかりつけの脳外科に連れて行く事にしました。もちろん、私が午後からの年休を取って連れて行きます。もちろん、もちろん、朝の容態が悪そうなら、朝から年休を取って連れて行きます。
 家に戻って妻と話しました。父はパーキンソン病を抱えているので、もしかしたら悪化したのかも…と思いましたが、まぁ、悩んでも仕方ありません。寝付けないですが、頑張って寝ました。
 翌朝、実家へ行くと父は少し元気良さそうです。手は震えていましたが、足は何とか力が入るらしく、自分でソファまで歩けていました。もっとも、喉が渇くらしく、「水が欲しい」と言うので、コップに汲んで渡すと美味しそうに飲んでいました。…ん? 父は、こんなに水分を取る人だったかな?
 ともかく、午後から病院でも何とかなりそうです。そこで、予定通り午後年休で脳外科へ行く事としました。1年生は4時間授業なので、13時過ぎには帰宅できます。さて、どうなる事やら…。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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一度きちんと検査を

2025-05-14 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は前回(R7.5.7)の続き…みたいな内容です。
 3月某日に予定していた母の内科を忘れていた私。4月に入って早い時期に、母と一緒に内科へ行きました。もちろん、詳しい検査結果を聞いて、今後の対応について考える為です。
 内科の先生にお詫びをして、さっそく検査結果を聞きました。結論から言うと、レントゲンで胸部にカゲがある…と言う話でした。可能性としては、①普通の肺炎(その内に自然治癒する)、②特殊な肺炎(様子を見るしかないが、劇症化するリスクが僅かにある)、③肺癌(年齢的に様子を見るしかない)の3種類だとの話です。
 ただし、同じ時に行った血液検査の結果から考えると、③の可能性はほぼ無いだろうとの事でした。また、同じ理由で②も無いと考えて良いだろうとの事です。だから、無理してCT検査をする必要はない…との事でした。
 ただ、母を担当する訪問看護師から、最近、母は転ぶ事が多いので、頭を打ってないか心配だ…と連絡があった様です。また、転ぶ事が多くなった理由が、脳に何か発生している可能性も否定できない様なのです。
 そこで、内科の先生からは、思い切って頭部、胸部、腹部まで一気にCT検査を受けてはどうか…と提案されました。検査受けに行く病院は専門病院で、CT検査の結果を詳細に分析できる専門医もいるそうです。「ここで、きっちり検査を行い、お母さんの体について確認しては如何でしょうか」と言われ、私は「はい。そうしてください」と秒で返事をしました。
 私も、全く同意見だったからです。
 仮に、先程の②や③だとしても、基本的には「様子を見る」以外の対応は出来ません。それでも、状態を知っていれば、色々と対応できる事があるはずです。また、転ぶ原因が脳にあるのなら、何らかの対応策を講じたいですし、転んだ結果として脳に障害が発生しているなら、それにも何か対応したいです。そして、太股や足の痺れの問題もありますから、どうせなら腹部も検査してもらった方がまちがいありません。
 かくて、4月中にCT検査を行い、再度、内科へ行って結果を聞く事となりました。幸い、私の都合のつく時期と時間帯があったので、意を決して行ってこようと思います。
 さて、どうなるかな…。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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また忘れてたぁ!

2025-05-07 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は私の失敗談です。
 令和7年3月◇日、実家に顔を出すと母が来ました。以下、母と私の会話です。
  母「4月◇日に、一緒に病院へいってほしいんだよね」
  私「どうしたの?」
  母「今日、病院へ行ったら、4月◇日に、また来てほしいって言うのさ」
  私「え? 何で今日、病院へ行ったの?」
  母「だって、今日は病院へ行く日だったんだよ」
 ここで、私は思い出しました。そう言えば、3月◇日は内科へ行くと決めていた事を。4月に入ってからだと新年度準備で忙しくなるだろうから、3月中に片付ける為に3月◇日に御願いしたのだった…と。
 がぁぁぁぁぁ~ん!
 すっかり忘れていました。
 これは言い訳になりますが、3月◇日の数日前にケアマネさんとの打合せが入っていました。その時、母の転倒騒ぎが発生したので、そっちの方に意識が向いてしまい、内科に行かなくてはならない事を、完全に忘れてしまっていたのです。
 もう大ショック! 何より重要な母の内科を忘れていて、診察結果が分からなかったからです。しかも、この日はレントゲン検査と血液検査もありました。もう、絶対に聞いておきたい日だったのに…。
 しかし、いつまでも挫けている訳にはいきません。母との会話を再開しました。
  私「今日の病院の事、すっかり忘れていたよ。
    御免なさい」
  母「それはいいんだけど、4月◇日に病院へ行かなくちゃならないのさ。
    都合は大丈夫かい?」
 おそらく、母だと会話にならず、内科のお医者さんは困ったのでしょう。それで、何日もおかずに診察する事にしたのだと思います。本当に申し訳ない事をしてしまいました。これは、都合を付けて行くしかないでしょう。
  母「それで、大きい病院でレントゲンを撮るんだけど、そっちの都合はどうだい?」
  私「え? 何で、またレントゲンを撮るの?」
  母「何だか分からないけど、レントゲンを撮るんだって。
    一緒に行ってもらえるかい」
 この段階で考えられる可能性は、大きく2つある…と、思いました。1つは、4月◇日に撮ったレントゲンで怪しい映像があったので、そこを詳しく再調査する為に。もう1つは、母は咳がひどいので、その理由を確かめる為に。どちらにしても、これはキッチリ確認した方が良い問題です。内科には、「行くしかない」ではなく、「行かなくてはならない」でしょう。
  私「分かったよ。
    4月◇日には年休取って、一緒に行く様にするね」
 その翌日には、年休を取って早退する段取りを整えました。母の話の通りだと、4月◇日だけでは終わりそうもない話の様に感じますが、今度は忘れずに行動できる様に気を付けます。
 それにしても、最も大事な母の内科…どうも忘れがちだなぁ。何か、対策を立てなくっちゃ。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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結局は新規購入

2025-04-30 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は前々回(R7.4.16)、前回(R7.4.23)の続きです。
 椅子に座ろうとしては転ぶ母。仕方なく椅子を撤去し、ソファを使う事にしましたが、「生活の質」が大幅に低下してしまいました。仕方ありません。椅子を購入し直そう…と言うのが、前々回や前回の内容でした。
 これまでの母を見ていると、椅子に対して浅く座るので転んでしまっていました。だから、椅子に対して深く座る様にすれば転倒事故は防げます…が、それを母の注意力だけに頼るのは無理です。何か、母の注意力を高める工夫が必要です。
 そこで考えたのが、肘掛け椅子を使おう…と言う事です。肘掛け部分に手を添える様にすれば、少しは座面の位置を意識するだろうし、そうなれば転倒事故を防ぐ事に近づくと考えたからです。
 さっそく、ネットで肘掛け椅子を調べてみました。まぁ、需要があるらしく色々な種類が出てきます。値段もピンキリです。
 「これじゃ、選びようがないねぇ」と感じた妻と私。
 そこで、以前撤去した椅子の座面の高さを調べる事にしました。以前と同じ高さにした方が父や母は使いやすいでしょうし、その条件に合った椅子に絞れますから、選ぶ私たちも少しは楽になります。
 調べた結果、床から座面までの高さは約46cm。この条件に合う椅子を検索したので、先程よりは少し選択肢が狭まりました。更に、その中でも安めの椅子に絞っていったので、どんどん選択肢が狭まっていきます。
 最終的に、2脚で1万円を切る椅子を発見しました。父や母が気に入らなければ、また買い換える可能性がありますから、取り敢えずで考えるなら納得の商品です。直ぐ、ポチッとして注文しました。
 1週間後に届きました…が、この椅子、自分で組み立てなければなりません。妻と二人、30分程かけて椅子を組み立てたのでした。作業を見に来た父が、「いやぁ、済まないねぇ」と言っていましたが、「自分で組み立てるから安いんだから、気にしなくてイイよぉ」と答えておきました。…まぁ、そう言っても気にするでしょうが。
 完成して設置し直し数日が過ぎましたが、ソファで生活するよりは楽になった感じがします。母は、「前の椅子の方が良かった」と言ってますが、転倒事故を防ぐ為ですから、その言葉は聞き流しています。
 このまま、転倒事故が発生しないでいてくれると良いのですが…。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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ソファは使いにくい

2025-04-23 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は前回(R7.4.16)の続きで、母の転倒防止について。
 椅子に座ろうとしては転ぶので、とうとう椅子を撤去する事にした…と言うのが、前回の話でした。ソファもあるから、何とかなるだろう…と考えた訳です。
 ただ、ソファに座るとなると困った事が1つ。それは、テレビが見にくくなる事です。
 お年寄りの多くがそうである様に、私の父や母もテレビを視聴するのが大好き…と言うか、どっぷりテレビに依存した生活を送っています。そのため、テレビが見にくくなると「生活の質」が下がってしまう事になります。
 そこで、まずはソファの向きを変えてみました。テレビと正面で向き合える様、ソファを居間の角向き…つまり斜め向きにしてみます。「これならテレビが見やすい」と言うので、取り敢えず様子を見てもらう事にしました。
 しかし、何日かして実家に行くと、ソファが居間の窓側向き…つまり真っ直ぐな向きになっていました。どうやら、私の兄弟が訪問した時に修正してもらった様です。理由は、「部屋が勿体ないから」でした。斜めにソファを置くと、どうしてもデッドスペースが出来ます。父は、それが我慢できなかったらしいのです。
 まぁ、それならそれで構いません。そのまま、使い心地を見てもらう事にしました。
 数日使ってもらいましたが、父や母の評価は低いです。理由は、「使いにくい」から。
 これまでは、キッチンにくっついているカウンターを椅子に座って利用していたので、食事の準備などが手早く出来ていました。それが、ソファの場所まで運ばなくてはならないので、かなり手間がかかる様になったのです。
 また、これまで使っていた椅子に比べ、ソファの座面は10cmくらい低くなります。そのため、立ち上がるのに苦労する様になりました。補助の手すりを用意しましたが、それでもかなり大変そうです。
 実際に、立ち上がる様子や食事を運んでる様子を見ると、父や母は大変そうです。「これじゃ、ソファは駄目だな」と感じました。
 そこで妻と相談し、椅子を用意する事にしました。もちろん、これまで使っていた椅子を戻すのではありません。新しく、肘掛けのある椅子を購入しよう…と言う事です。
 続きを書くには、少々長くなりました。この続きは、また次回とさせていただきます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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椅子撤去

2025-04-16 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は、母の転倒事件の話です。
 令和7年3月某日。この日は実家のケアマネさんの訪問日です。私も立ち会わないと、色々と不都合が発生する…ケアマネさんと母の意思疎通が出来ないなど…ので、年休を取って早帰りし、実家へ行きました。
 実家に行くと直ぐ、「ドスーン」と大きな音。
 「あ、こりゃ、母が転んだな」と思って居間へ向かうと、案の定、母が転んでいます。予想通り、椅子に座ろうとして浅く座りすぎ、座面からお尻が滑り落ちて転んでしまった様です。
 頭を打ってないか確認すると、それは大丈夫との事でしたが、顔に傷があります。どうやら、転んだ時に座面に引っかけてしまい、頬の上の方が裂傷になった様です。大きな傷ではなく、出欠も少しなので絆創膏で何とかなりそうです。
 他に痛む部分がないか確かめましたが、前回骨折した部分も含め、他に痛い部分はなさそうです。そこで、取り敢えず母をベッドに寝かせ、絆創膏と蓄冷剤を持ってきました。傷に絆創膏を貼り、蓄冷剤を布で包んで傷口に当てさせました。これは、打撲になっている場合を考えての対応です。
 その後、直ぐに父と話し合いました。
 この椅子に座ろうとして母が転んだのは、もう数え切れないくらいの回数です。私の体感的には、月に1度くらいのペースで発生している感じです。これは放置しておけません。幸い、父も同意してくれたので、居間の椅子を撤去する方向で考える事にしました。ちょうどケアマネさんも来ますから、意見をもらおう…と言う事になりました。
 数分後、ケアマネさんが来ました。直ぐ、事情を説明します。ケアマネさんも過去の記録を見て、「居間の、この椅子に座る時に転ぶみたいですね」と言いました。やはり、事故は、この椅子で発生しています。
 これまでも、色々と対応を考えてきました。
 椅子が滑らなくなれば事故が減るかと思い、椅子の脚に滑り止めキャップを付けましたが、椅子が滑って転ぶ訳ではありません。母が浅く座ってしまう事が原因ですから、滑り止めキャップは意味がないと分かりました。
 浅く座らない様に、座る前に背もたれを手で触ったり、座面の位置を確認したりする様に、母へ話をした事も多々あります。母も、言われた頃は気を付けてくれるのですが、段々気が緩んできて、油断した時に転んでしまいます。月に1度くらいのペースで発生しているのが、その事を裏付けています。
 母の努力が期待できない以上、危険な状態を改善するには、椅子を撤去するしかないだろう…ケアマネさんと私は、同じ結論になりました。居間には、母が使っている椅子の他にソファもあります。椅子を撤去しても、座る場所が全く無くなる訳ではありません。
 そんな訳で、ケアマネさんが帰った後、さっそく椅子を撤去しました。
 ところが、その後、ちょっと困った事が発生しました…が、それを書くと長くなります。それは次回とさせていただきます。
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母を見て考えた

2025-04-09 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は、リハビリ待ち中の母を見て考えた事を。
 令和7年3月某日、いつもの病院でリハビリを受ける為に待合室で待っていました。母は椅子に座っていますが、私は立って待っていました。何故かと言うと、私はリハビリを受ける訳ではないですし、母以外にも何人かリハビリを待っている方々がいたからです。私が座ってしまったら、その方々が座れなくて困ります。
 椅子に座った母は、下を向き手をさすっていました。少し前に骨折した指の辺りが気になるのか、その辺りを重点的にさすっている感じです。立っている私からは母の表情は見えません。すっかり白くなった母の頭だけが見えます。
 その頭を見ながら、ぼんやりと私は考えていました。
 これまでも何回か書いてきましたが、子供時代の私は最悪のロクデナシでした。もちろん、教師になって色々と勉強した今なら、それは発達障害が大きな原因だったと分かります…が、だからと言って過去が変わる訳ではありません。母には、本当に迷惑をかけたなぁ…と思うばかりです。
 それで、この時も、そんな事をぼんやりと考えていました。
 その内に、「そう遠くない時期に母は彼岸に旅立つだろうが、その時に、『あ~、幸せな人生だった』と思って旅立ってくれるだろうか…」と考え始めたのです。そして、考えている内容が、「『あ~、幸せな人生だった』と思える時って、どんな時だろう」と変わっていったのです。
 その時、ふっと思いました。「もしかしたら、学級の子供たちと変わらないのかも…」と。
 最近の母は、担任している1年生みたいな考え方や行動をしている事がある…と、これまで何回か記事に書きました。そうであるなら、1年生の子供が喜ぶ様な事をしたら、幸福感を感じてくれるかも…そう考えた訳です。
 そこで思ったのが、これも以前に記事に書いた「ぎゅーしてください」です。1年生の子供たちを担任していると、「ぎゅーしてください」と言ってくる事が頻繁にあります。そして、「ぎゅー」してあげると、本当に安心した様な、満足した様な表情になって去っていきます。愛情を感じて、心が満たされるからじゃないか…と、私は考えています。
 もしかしたら、母も同じかもしれません。「お母さん、ありがとう」と言って「ぎゅー」したら、少しは幸福を感じてくれるかも…。
 そんな事を考えている内に、名前を呼ばれたのでリハビリが始まりました。
 うん、どうするかは…もうちょっと考えてからにしようっと。

 ところで、令和7年4月8日の記事に「いいね」などをいただきました。いつも、本当にありがとうございます。続きは来週になりますので、少しお待ちください。
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北海道の冬は大敵

2025-04-02 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は、リハビリの行き帰りで考えた事を。
 令和7年3月某日、母と一緒にリハビリへ行きました。これまでは、路面に雪が残っていたので自動車で往復しましたが、この日は路面の雪がほぼ消えていました。それで、久しぶりに歩いてリハビリへ行きます。
 杖で行くのかと思っていたら、母は歩行器を引っ張り出してきました。歩行器を使って行く気、満々です。「ヤル気があるなら、それで行ってもらおうかな」と考えて、そのまま歩行器で出発です。
 久しぶりの歩行器ですが、母は力強く押して歩きます。「おお~、イイ感じじゃん!」と感じました。結局、元気よく押して歩いて、リハビリする病院まで到着!
 帰りは、どんな感じかな…と思って見ていましたが、帰りも結構元気よく押して歩いています。「頑張るじゃん」と思っていたのですが、その内に変化が…。
 病院を出て100mくらい進んだ辺りから、息が荒くなってきたのです。丁度、信号が赤になったので止まったのですが、青になって歩き出すと、また息が荒くなっています。かなり疲れている感じなので、少しペースを落としました。
 実家まで100mくらいまで近づいた辺りで、母は「痛~い」と言い出しました。「どうしたの?」と尋ねると、「足が痛い」と言います。「少し休むかい?」と言いましたが、「歩く」と言うので、そのまま歩き続けました。
 しかし、かなり息が荒いですし、時々「痛い」と言ってます。
 「こりゃ、何か気を紛らわせた方がイイかな」と思い、「冬の間、全然歩かなかったのが、今日は突然いっぱい歩いたから、足が痛くなったんじゃないかな」と言ってみました。母は「そうかも…」と言いましたが、歩いている様子を見る限り、あんまり気持ちの余裕はなさそうです。
 「歩行器なんだから、座って休んでもイイんだよ」と言いましたが、母は前を見た後、「いや、いい。歩く」と言いました。たぶん、実家まで60~70mまで近づいていたからではないか…と思います。
 でも、この手の歩行器って休む為のイス部分があります。折角だから、使って休んだらいいのに…。ここで無理しちゃうのが、第二次世界大戦前に生まれた人…なのかもしれません。
 やっとの事で実家に到着。ぜいぜい言いながら、母はドアを開けて家の中に入りました。ふぅ~、転んでケガしなくて良かったぁ~。
 それにしても、冬の間に歩かなかった事が原因だとしたら、北海道の冬は老人に取っては大敵です。一冬で、こんなにも体力が落ちてしまうのですから。
 だからと言って、無理に外を歩かせるのも心配です。実際、令和6年12月から令和7年3月までの間に、凍った路面で転んでケガをした私の知人が多数いました。
 こうなると、室内用のトレーニングマシンと言うのも検討材料です。

 ところで、令和7年4月1日の記事に「いいね」などをいただきました。嬉しいです。これを励みに、木曜と金曜の記事も頑張ります!
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関係者が増えて複雑化

2025-03-26 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は、関係者が増えると手続きが複雑化する…と言う話です。
 以前の記事にも書きましたが、令和7年2月某日、母は指を骨折してしまいました。首から下の骨折なので、いつも通っている整形外科で診察してもらっています。
 この整形外科、様々な体の機能回復の為のリハビリも行っており、母も週に2回リハビリをしています。その内の1回は平日の日中になるので、有料の介護補助事業会社の方に付き添ってもらっています。
 困るのが、時々、リハビリの時に診察が入ってくる事です。介護補助事業会社の方は報告書を書いてくださるので、どんな診察が行われたのかの概略は分かります…が、詳細は分かりませんし、こちらから伝えたい事があっても、介護補助事業会社の方では十分に伝えられない事もあります。
 また、ケチ臭い話ですが、診察によっては時間のかかる事もあります。介護補助事業会社との契約は時間単位なので、決まった時間を過ぎると延長料金がかかります。もちろん、必要なお金をケチるつもりはありませんが、1時間分の延長料金で職場の宴会1.5回分くらいの金額となります。出来れば節約したいと思うのは、まぁ、人情でしょう。
 そんな訳で、事前に診察が入りそうだと分かっている時には、私が担当しているリハビリの時に、その診察を済ませる様にしています。
 令和7年3月のある日、介護補助事業会社の方からの報告書に、次回のリハビリの際に診察と治療が予定されていると書かれていました。骨折に伴う薬を出すための診察と、毎月行っている骨密度を高める治療です。2つ行うとなると時間がかかりますし、報告書に記録を書くのも大変です。そこで、私が担当している土曜のリハビリの際、診察と治療をしてもらう事にしました。
 ただ、この時の土曜、実は「リハビリ無し」の予定だったのです。母のリハビリ担当者が休みだった為、本来は整形外科に行く必要のない日でした…が、そんな事は言ってられません。頑張って行って、診察と治療をしてもらいました。これで、介護補助事業会社の方にはリハビリだけしてもらえば良い事になります。
 そのリハビリ当日、診察と治療は終わっているから、リハビリだけしてください…と言う内容のメモを書きました。これを介護補助事業会社の方に読んでいただければ、この件は終了です。
 ところが、夕方、実家に行って報告書を見ると…何と、診察したと書いてあるではありませんか! 何でやねん!!!!!
 じっくり報告書を読み、母にも話を聞いて分かりました。母は、骨折した箇所に装着されていた補助具を外したくて仕方なかった様で、それを外すために診察してほしいと窓口で言った様なのです。
 私と一緒に行った土曜の診察で、外科医の先生からは、「まだ完全に骨がついていないから、もうしばらく補助具はつけておきましょう」と話があったのに…。年寄りだから、我慢する事が出来なかったのでしょう。土曜の担当医と、この日の担当医が違っていた事も、補助具への対応に影響した様です。
 まぁ、外科医が2人、介護補助事業会社の方、私、母…と、5人も関わっています。関わる人が多くなれば、色々と行き違いなどが発生するのは仕方ないでしょう…が、わざわざ土曜に整形外科へ行った私は、ちょっぴり塩っぱい気分です。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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