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エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

読書感想文と木鶏クラブ・後編

2025-06-20 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜のテーマに入らない内容です…が、今回は前回(R7.6.13)に続き、少々曖昧な内容でお送りします。
 教師になって、まだ数年くらいの頃、「読書感想文は、読んだ本について語るんじゃない。自分を語るんだ」と教わった私。その考え方が絶対に正しいかどうかは何とも言えませんが、「読書感想文とは、読んだ本を切っ掛けにして、自分語りをする作文である」と考える方は、一定数存在すると言って良さそうです。
 ここまでが前回でした。ここから木鶏クラブの話になります。
 札幌木鶏クラブに参加して話をしていた某日、読書感想文について話をしました。「読書感想文とは、読んだ本を切っ掛けにして、自分語りをする作文である」と言う考え方を、その日の参加者の前で披露したのです。
 これに反応したのが、司会をされていたM先生です。何と仰ったのか正確には覚えていませんが、「皆さんも、『致知』の中で良かった文を紹介するだけでなく、何故良かったかの理由や、そこから考える自分の意見を語りましょう」と言う内容の話を仰いました。いや、今も仰ってますから、「仰る様になりました」が正しいかもしれません。
 この頃を境目にして、札幌木鶏クラブでは「自分語り」をする方が増えてきました。
 それまでは、「今月号の『致知』では、この部分に書かれている、この文が良かった」で終わる方が少なくありませんでした。それが、自分が感銘を受けた文や言葉を紹介した後、感銘を受けた理由を語ったり、自分の体験と結び付けて語ったりする方が増えてきたのです。
 もちろん、司会のM先生が「自分語り」を引き出す事も多々あります。感銘を受けた文を紹介しただけの方には、「そこが心に響いたのは、何か似た経験があったからですか」などと声を掛け、「自分語り」へと誘導していきます。
 あくまでも私個人の気持ちですが、私は、この様なM先生の動きの御陰で、これまで以上に学びが深まる様になったと感じています。
 もちろん、『致知』に載っていた言葉や文を紹介してもらうだけでも、学ぶ事は必ずあります。自分が見落としていた言葉や文に、そこで気付かされる事もありますから。
 でも、感銘を受けた言葉や文に加えて、その方の「自分語り」が入ると、より一層学びが深まるのです。何故なら、自分とは違った切り口で言葉や文を受け止めていたり、自分が経験した事のない体験談を聞けたりするからです。
 今後もM先生には、「自分語り」を引き出す様な司会を続けていただけたら嬉しいなぁ…と考えています。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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