エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

札幌木鶏クラブ令和6年3月例会

2024-03-29 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜に含まれないテーマです。今回は、令和6年3月21日(木)に開かれた札幌木鶏クラブ例会での学びについて書きます。
 まず、増地克之先生と眞鍋政義先生の記事「勝利を掴む指導者の条件」に関連したA先生の言葉。A先生が顧問をしている中学校の野球部について、「ここぞと言う時に強いチームは、グラウンドレベルで選手が主体的に考えて行動するチーム。中学生でも選手は互いの事を見ており、時に相当厳しい判断もする。普段の様子から考えて、この場面で君は打てない…など。私が顧問のチームでは、練習方法からメンバー構成まで、何から何まで選手が考える。この様なチームは土壇場で強さを発揮する」と語りました。
 私も、担任している子供たちには、主体的に考えて行動する様になってほしい…と思って指導しています。そのためには、やはり、主体的に考えて行動する場面を意識的に作っていかなくてはダメだ…と、改めて強く感じさせられました。
 次に、福永道子先生の記事「森信三先生の教えを貫いて」に関連したK先生の言葉。割と長い語りでしたが、概略、「いつも担当している先生が休んだので、別な先生と私で保育園の英語教室の指導に行った。保育園なので子供の1人が『母さんがいなくて寂しい』って泣いたら、一緒に行った先生も『僕の母さんはイギリスにいる。だから、寂しい』と言って本当に泣いた。その先生がその後、『寂しい時はハグしてもらおう』と言うと、子供たちがハグし合って泣き止んだ。ここで思ったのが、泣いているという事実に、どう大人が対応するかで子供たちが変わると言う事。いじめも無くせるのは大人だけであり、私たち大人が、どう動いていくべきかを考えていきたい」と言う内容でした。
 確かに、どの様に大人が関わるかによって、子供たちの動きは変わっていきます。私も、子供たちの心に響く関わり方を心掛けたいと思いました…が、この先生の関わり方は凄い。こう言う、本音での行動は外国の方ならでは…だと思いました。
 そして、「致知随想」に載っていた大竹貴文先生の記事「国産畳を守ることで日本の文化と経済を守りたい」です。N先生が、「この畳と同じ状況になっているのが食品。また、漢方薬も同じ。どんどん生薬の農家が潰れてきて、漢方薬の未来が私は心配だ。安けりゃイイ…と言う考え方が問題だと思う。物として消費するのか、命としていただくのか、考えるべき時が来ていると思う」と語っていました。
 物価高で苦しい事もあってか、安けりゃイイ…は広がっている様に感じます。適正な価格で良い物を…せめて自分は意識しようと思いました。
 最後に、ここまでの意見と少し違う観点の意見を紹介します。桐村里紗先生の記事「意見判断 第141回 プラネタリーヘルスで健康な世界を実現する」に関連しM先生から。「今の日本にはカタカナ言葉が多すぎる。ベースボールを野球と言う言葉にしたから、野球と言う言葉が広がった。このプラネタリーヘルスという言葉も、漢字を使った日本語にしていくべき。そうしないと、せっかくの素晴らしい考え方が、世の中に広まっていかないと思う」と、熱く語られました。
 このM先生の考え方は大賛成。「ダイバーシティ」じゃなくて「多様性」でいいじゃん。「アクティブラーニング」だってパッと意味が分からないよ。あ、ついつい普通の話し言葉に…。そもそもカタカナ語だと文章が長くなりますし、漢字にしてくれれば意味が分かりやすくなります。我々が勝手に使っていけば、もしかするとカタカナ語をへらせるのですかねぇ。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。また来週の月曜(R6.4.1)に会いましょう。
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先の読めない『歴史に残る悪女になるぞ』

2024-03-28 04:30:00 | ライトノベル
 毎週木曜はライトノベル愛を語ってます。今回は、異世界転生物かつ悪役令嬢物である『歴史に残る悪女になるぞ』を紹介します。
 この作品、「良い子ちゃんヒロインより悪役令嬢の方が好き」という主人公が異世界に転生し、悪役令嬢として悪の王道をまっしぐらに突き進む…という話…でもないよなぁ。さて、何と説明すべきか…。
 主人公アリシアは自称「悪役令嬢」ですが、現実主義的な面を持ち合わせつつ、かなり正義感の強い子です。自分が助けたいと思ったら、平気で自分の片目をあげてしまう程です。悪役令嬢物では「悪役令嬢は美女」という設定が多い中、眼帯している片目の悪役令嬢というのは相当に異色な存在と言って良いでしょう。
 このまま、悪役令嬢としてヒロインと対立しながら活躍するのかな…と思っていたら、あらビックリの急展開。
 突然、国を追放されて外国へ送られる事になったり、その外国で暗躍(?)して王子たちに好かれたり…。3巻以降は、何だか先が全く読めない唐突な展開で、まるでアメコミを読んでいるかの様です(誤解の無いように書きますが、私はアメコミ大好きですよ。30冊くらいは持ってます)。
 個人的には、1~2巻までは非常に面白く読めていましたが、3~4巻は先が読めな過ぎて「?」です。もっとも、5巻以降で持ち直すかもしれないので、今後も読み続けようとは思ってますが…。
 何とも評価の難しい作品です。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
 
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春香山の山菜

2024-03-27 04:30:00 | 野外活動
 水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、前回(R6.3.20)の続きで春香山(ハルカヤマ)登山で採取する山菜について書きます。
 春香山に上る時期は、山菜が採れる時期です。主な山菜としては、エゾゴマナ、エンレイソウ、エゾエンゴサク、カタクリ、コゴミ、タランボ(タラノメ)、トリアシショウマ、ヨブスマソウ(ボウナ)、ヤマブドウの芽…などがありました。
 この中で、美味しいけど沢山採集すると批判を受けそうなのが、エゾエンゴサクとカタクリです。エゾエンゴサクは水色の小さな花が沢山ついた美しい草で、カタクリは紫色の小さな水仙の様な花がついた美しい草です。どちらも登山客に人気なので、採集していると冷たい目で見られる事がしばしば。実際に叱られた事もあります。そのため、あまり採集し過ぎない様に気を付けていました。因みに、どちらもサッと茹でて「おひたし」にします。
 エンレイソウは紫色の花がついた草で、葉っぱが3枚「三菱型」になっているのが特徴です。これはアクが強めなので、茹でただけだと少々食べにくいですが、天麩羅にするとアクが飛んで美味しいです。
 コゴミはシダ科の植物で、川縁にぐるぐるっと先が巻いた状態で生えている物を採集します。アクは強くないので、茹でて「おひたし」も良し、胡麻和えも良しでした。
 エゾゴマナは、伸び始めの葉っぱが、筆の穂先みたいな形になっている物を採集します。余りアクは無いので、茹でて「おひたし」か胡麻和えも良し、天麩羅も良しでした。
 トリアシショウマはゴボウみたいな色をし、先っぽから三つ叉状に芽が出ている物を採集します。これもアクは感じられないので「きんぴら」でも良いのですが、天麩羅にするとゴボウの天麩羅みたいで美味しいです。個人的には、新タマネギと混ぜて「かき揚げ」にするのが好きでした(太るけど…)。
 ヤマブドウは、枝から生えているピンク色の葉(芽)や蔓を採集します。これは断然、天麩羅がオススメです。ちょっと酸っぱくて、でも山菜っぽい味がして、やみつきになる味です。
 あ~、ヨブスマソウが書き切れない。ヨブスマソウについては次回(R6.4.3)のブログで書きます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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書かなきゃダメ

2024-03-26 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話です。今回は、鬼の様な指導について書きます。
 令和5年度まで、光村図書の2年生の教科書には「すてきなところをつたえよう」という教材がありました。学級の仲間の「すてきな点」などを見つけ、手紙にして渡そう…と言う内容です。
 これ、子供たちに任せると大変な事になると予想されます。まず間違いなく友達の多い子に手紙が集中し、友達の少ない子は1通の手紙ももらえない可能性が高い…と言う予想です。
 その様な悲劇を避けるため、この時の実践では、1人3通の手紙を書く事にしました。自分の書きたい相手に1通、くじ引きで決まった相手2人に1通ずつ…の合計3通です。
 書く時間は3コマ取りました。取材と下書きに1コマ、実際に書く時間を2コマです。この時間設定で、大半の子は3通書き終える事ができました。
 しかし、それでも書き終わらない子が何名かいたのです。授業中にちょろちょろしている子だったり、場面緘黙気味の子だったりする子です。
 もちろん、放っておいたら書き終わらないと予想していたので、予め教卓に呼んで直接指導しました…2、3名は。その様な指導中に「大丈夫」と言っていた子や、手伝ってほしい事を言いに来られない子が、最終的に残ってしまった訳です。
 ちょうど体育館が割り当てられている昼休み、書き終わってない子たちを教卓に呼びつけました。書き終わるまで遊びには行けないという、鬼指導の開始です。
 ちょろちょろの子が、「何を書いたらイイか分からない」と言いました。「1年間も一緒にいたんだから、何か思い出せよ~!」と心の中で思いましたが、叱らずに指導記録用ノートを確認です。担当している子について記録してある事を伝えました…が、まだ手を動かそうとしません。その内、涙ぐみながら「どう書いたらイイか分からない」と言いました。「書く内容は列挙されているんだから、それをまとめて文にしろよ~!」と心の中で思いましたが、叱らずに私の方で文にまとめてあげました。それを書き写す様に言うと、ぐすぐすと半べそをかきながら書いていきます。
 場面緘黙の子も手が止まっているので、その子が書いた下書きメモを見ながら、私の方で文にまとめてあげました。この子も、泣きながら書き写していきます。
 教卓の前で泣きながら手紙を書く子が2人…担任の私は時々指導しますが、基本的に黙って見ているだけです。ホント、鬼の指導です。
 でも、何とか書き終えた子供たち。もちろん、「よく頑張ったね」とか「偉かったよ」と褒めましたが、無情にも昼休み終了のチャイムが…。
 でも、この指導は後悔していません。手紙をもらえなかった子を出したくなかったですし、時には、こう言う厳しい指導も必要と思うからです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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会社活動での成長

2024-03-25 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、以前(R5.6.28~R5.7.1)のブログで紹介した会社活動の後日談的な内容です。
 2年生の担任の時の話です。3月に入ってから、「一年間がんばったねしゅう会会社」という会社が出来ました。学級内の男女11人が立ち上げた会社で、1年間の思い出作りとして様々なイベントを行います。その最後の活動が、授業時間に体育館でドッジボールをすると言う内容でした。
 学年で相談し、各学級に1コマずつ体育館の割当をしてもらいました。だから、私の学級だけでドッジボールを行う事ができます。それにも関わらず、コートを作る時、体育館の端っこに作ろうとしていたので、真ん中に作る様に言いました。その前、移動のために廊下に整列する前、「ウチの学級だけで体育館を使える、とっても貴重な時間だよ。どう使うかは、君たちが決めるんだからね」と話をしました。
 子供たちに私が何かしたのは以上2点のみ。後は、安全確保のために黙って見守っていました。
 2年生の子供たちなので、進め方に詰めの甘い部分なども見られましたが、取り敢えず大きなトラブルにはなりません。会社のメンバーで協力し合い、審判をしたり、準備や後片付けをしたり、司会進行をしたりして、時間内に終わる様に進めていました。
 正直、安心して見ていられたので、とっても暇でした。 (^o^)
 活動も後片付けも終えた後、司会のSさんが「これで終わります」と言いました。すると続けて、もう1人の司会のOさんが、「楽しかったですか」と子供たちに問いかけたのです。その時の学年は、学年合同体育の授業の最後に子供たちへ質問する事が多かったので、「あ~、それを真似たんだな」と私は思いました。教師の真似をする…よくある話です。
 ところが、その後に意外な展開があったのです。参加した子供たちから「楽しかった」とか「面白かった」などの声が聞こえた後、Oさんが語り始めたのです。「みんなの協力で楽しい集会になりました。みんな、どうもありがとう」…と言った内容を。
 活動を終え、まずは満足感があったと思います。更に、そこに留まらず周囲への感謝にまで及んでいる…いや~、会社活動を続けてきて良かったです。こう言う子供たちの成長が見られるのが、会社活動を行う醍醐味なんですよねぇ。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

 おまけです。「介護狂詩曲④」に「いいね」などを沢山いただきました。とても嬉しいですし、ブログも介護もヤル気が出ました。どうも、ありがとうございました。
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介護狂詩曲4~情報共有は大切

2024-03-22 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜のテーマ以外の内容です。今回も、ここしばらく続けている介護の話です。
 今回は関係者間での情報共有の話です。
 ここまで、母の病院について書いてきました。結局、母が通わなくてはならない病院は、外科、脳神経外科、内科、泌尿器科、耳鼻科の5つです。これら全てを私が担当するのは難しいので、兄弟と父で分担して付き添う事にしました。
 前々回に書いた通り、病院に行く日時が分からなかったり、診察の結果が分からなかったりすると、後で確認や調整が大変です。そこで、母の病院に付き添った後は、必ず情報共有を行う事にしました。
 具体的には、私たち兄弟は主にLINEを使って情報共有しています。
 病院に付き添った後、空き時間で診察の結果や次回の日時などを打ち込み、LINEの私たち兄弟で作ったグループに送ります。診察結果が分かる資料や、薬の説明書などが出た場合は、それを写真に撮ってLINEに送ります。こうする事で、できるだけ細かく情報が共有される様にしています。
 多少の手間はかかりますが、この情報共有によって大幅に不安やミスが低下しました。分からない事があれば、LINEの過去発言などを調べれば良いからです。
 ここまでシステム化した事で、ようやく介護も軌道に乗ってきました。次回(R6.3.29)は母の通院に関わる話を…と思いましたが、札幌木鶏クラブ令和6年3月例会の記事をアップします。母の通院に関わる記事は、次々回(R6.4.5)に書きます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。また来週の月曜(R6.3.25)に会いましょう。



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戦友『くまクマ熊ベアー』⑤~冒険は続く

2024-03-21 04:30:00 | ライトノベル
 木曜は、ラノベ愛を語ります。今回も、ここしばらく続けている、私と『くまクマ熊ベアー』との出逢い話の最終回です。
 『くまクマ熊ベアー』を大人買いする少し前、転勤する事となりました。どぶドロ下衆校長の下では、もう1分だって一緒に仕事したくなかったですし、もう6年目なので転勤希望を出したのです。
 さすが(…って褒めてないよ。嫌みだよ)どぶドロ下衆校長、最後までやらかしてくれます。自家用車の使えない私に、公共交通機関がほとんど使えず、徒歩45~50分かけないと通勤できない、かなり条件の悪い転勤先を伝えてきました。…で、勝ち誇った表情で(って、これは私の受けた印象であって、事実ではないかもしれません)言ったのです…「何か不満はありますか?」
 もちろん、「ありません」と即答しました。コイツの下で働かなくてすむなら、45分でも50分でも歩いてやろうじゃん! …って気持ちでした。
 転勤先も色々とあるのですが、それを書くと長くなるので省略します。重要な事は、転勤した最初の頃も色々と大変だった…と言う事です。
 その結果、自宅に居る時間は完全に「気の抜けたビール」状態になってしまいました。これはきっと、どぶドロ下衆校長から離れられて安心した事もあったでしょう。
 そんな訳で『くまクマ熊ベアー』です。大人買いしたので、既刊分は好きな巻を好きなだけ繰り返し読めます。何も考えず、楽しんで読めるって本当に素晴らしい事でした。
 こうして『くまクマ熊ベアー』により、職場では大変で、自宅では気の抜けてる私は、1年間ほどかけて自然治癒へと導かれたのでした。
 『くまクマ熊ベアー』が私にとって別格であり「戦友」なのは、こんな訳があるからなのです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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未紹介だった春香山登山

2024-03-20 04:30:00 | 野外活動
 水曜は、八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、まだ紹介してなかったと思われる活動を紹介します。
 何を書くか検討するため、過去のブログを確認していて気付きました。まだ、春香山(ハルカヤマ)登山について書いていなかった…と言う事にです。こんな重要な活動を紹介していなかったとは…うっかりし過ぎです、私。
 八軒自然科学クラブは4月に入会受付をし、5月の大型連休明けに春香山へ行っていました。つまり春香山登山は、実質的な最初の活動となる訳です。この活動を通して子供たちは、「八軒自然科学クラブって、こんな自由な(不思議な・怪しい・変な・面白い…)活動をする団体なんだ」と感じる事になります。
 春香山へはJRで行きます。銭函駅で降り、銭函浄水場を目指して歩いて行くと、やがて登山口に到着します。そこからは頂上目指して歩くのですが、ほとんどの場合、頂上どころか八合目に到達する事もありませんでした。何故かと言うと、春香山登山の最大の魅力は「登山途中の寄り道」にあるからです。
 先程書いた通り、春香山登山は5月の大型連休明けに行きます。この時期は、春の山菜が出てくる時期でもありますし、様々な生き物が活動し始める時期でもあります。つまり、山菜採りをしたり、生き物を捕まえたりする事が出来る訳です。
 主な山菜としては、エゾゴマナ、エンレイソウ、エゾエンゴサク、カタクリ、コゴミ、タランボ(タラノメ)、トリアシショウマ、ヨブスマソウ(ボウナ)、ヤマブドウの芽…などがあります。もっともタランボは、ねらってる人が沢山いるので、先を越されている事が多かったです。また、ごくたまにギョウジャニンニクを見つける事もありました。
 生き物としては、エゾカジカガエルの卵やオタマジャクシ、エゾサンショウウオの卵やオタマジャクシ、マツモムシ、マメゲンゴロウ…辺りが多かったです。もっともマツモムシやマメゲンゴロウは、あまり子供たちに人気がありませんでしたが。
 書き始めたら長くなってしまいました。続きは、また次回(R6.3.27)と言う事で。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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それは貴方の理想でしょ

2024-03-19 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、妻から聞いた授業の話をします。
 妻は2年生の担任です。札幌では、国語の授業で光村図書の教科書を使っており、2年生の最後の方の単元に「スーホの白い馬」という作品があります。
 作中、主人公スーホの居住地域を治める殿様が競馬大会を開く場面があります。優勝したスーホを殿様は呼びつけますが、彼が貧しい羊飼いと分かってガッカリしてしまいます。
 この場面で妻は、「殿様は、どんな人が優勝すると考えていたと思う?」と問い、ノートに書かせてから発表させました。基本的に否定的な事は言わず、次々と発表させたそうです。
   ※ 以下、カギカッコは子供の発表、カッコは妻の心の声です。
 「強い人だと思う」 (うん、そう言う考えは出てくるよね)
 「格好いい人です」 (まぁ、広く考えれば、そう言う考えもあるかな)
 「優しい人」    (う~ん、かなり現代っぽいなぁ)
 「料理の上手な人」 (…それ、完全に貴方の理想でしょ!)
 因みに物語の中では、競馬に優勝した人は殿様の娘と結婚できる…と告知されていました。だから妻は、「料理の上手な人」が出た時、「現代ならポイントの高い条件だけどねぇ」とも思ったそうです。
 この後、「色々出てきたけど、絶対に外せない条件は何かな?」と問い直しました。そして、何とか軌道修正して授業を終えたそうです。
 さすが2年生。物語の登場人物と自分が、渾然一体となってしまうのですね。 (^_^)
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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平和だなぁ

2024-03-18 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、ちょうど今の時期の話をします。
 令和5年度に勤務している学校は、令和5年度から全学年で学級解体・学級編成をする事になりました。その事は、3学期に入って直ぐ、学校から配られたプリントで保護者に伝えられています。
 もちろん、担任している子供たちにも伝えました。だから子供たちは、現在の学級で一緒に生活できるのは、もう残り僅かな時間しかないと知っています。
 そのせいでしょうか…3月に入ってから、朝、登校してきた子供たちが、妙に近くへ寄ってきます。気が付くと、7~8人に囲まれている事もあります。
 それらの子供たちが何をするかと言えば、別に何もしません。1人か2人はくっついてくる子もいますが、ほとんどは近くにいて、とりとめない感じで他愛もない話をしています。何とも言えない、まったりした時間が流れている感じです。
 こう言う時、私は「平和だなぁ」と感じます。
 でも、この平和はタダで手に入れた訳ではありません。大した力量のではないB級教師として、精一杯の努力を1年近く続けた結果、ようやく3月に入って手に入れた平和です。「アリとキリギリス」で言えば、夏の暑い時期に汗水垂らして働いたアリが、冬に手に入れた穏やかで平和な時間…な訳です。
 しかも、この段階になっても、完全には気を抜く事は出来ません。春休みが近い事もあり、子供たちの気持ちが緩みがちだからです。ここで油断して指導の手を抜くと、土壇場で足下をすくわれる事だってあり得ます。
 だから今は、穏やかで平和な時間を手に入れられた喜びを感じつつ、改めて気持ちを引き締めているところです。B級教師は「油断大敵」なのです。 (^o^)
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

 そうそう、「穴滝」周辺の山菜について書いたブログに「いいね」などを沢山いただきました。本当に嬉しいです。
 また、母のケガについて書いたブログには「応援」をいただきました。お気遣いいただき、ありがとうございます。おかげさまで、母は順調に回復しています。

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