死んでも、愛し続ける。
婀娜(あだ)な姿と芸が評判の富本の女師匠、豊志賀は、ある日、街筋で煙草売りの新吉とすれ違う。「またにしとくよ」と軽くいなす豊志賀だったが「やっぱりもらっておこうか」と新吉を呼び止める。煙草売りを口実に新吉は、豊志賀の稽古場に足繁く通うようになり、雪の降る夜、二人はついに男女の一線を越える。しかし、その後、二人に不幸が重なる。実はこの二人、親を殺された娘と、殺した男の息子という因縁の関係だった。
映像で脅かすシーンは少ないけど、人間の思いというか女の人の情がここまでとは、でもそれは殺された父親の怨念!?それとも自分の愛した男が他の女に取られたくない強い思いのあらわれか。
豊志賀が最後に新吉の首をもってくちづけするけど怖いのとかわいそうな感じがした。
ローソクの明かりのシーンがきれい。
オススメ度・・・★★★★(映像でビックリするのは少ないけど、怖くてそして寂しさが・・・)