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REPORT

SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

Report:TOUR OF JAPAN 第5ステージ(伊豆ステージ)

2014年05月24日 | チーム活動

TOUR OF JAPAN 第5ステージ(伊豆ステージ)
激しい展開のレースで、吉田が13位

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・5/24(土)
第5ステージ(伊豆ステージ)
146.4km/日本サイクルスポーツセンター周回コース
9:30 START
(12.2kmx12laps)

 第5ステージの舞台は、自転車のテーマパークとして知られる静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンター。12.2kmの周回コースはアップダウンとコーナーを繰り返し、パワーとテクニックが要求される。さらに総合争いが僅差なため、激しいレース展開が予想された。その中でシマノレーシングは、野寺秀徳監督の地元でもある伊豆でステージ優勝を最大のターゲットとして臨んだ。

 強い日差しと初夏の陽気が戻ったレース日和の中、この日は85選手が9時30分にスタート。直後からハイペースでアタック合戦が始まり、1周目に10人ほどが抜けだす一方、メイン集団では早くも分断が始まる。

 2周目には、逃げ集団がジャイ・クロフォード(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)、ヒュー・カーシー(ラファコンドールJLT)、ガーデル・ミズバニ・イラナグ、ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(ともにタブリーズペトロケミカル)、清水都貴(ブリヂストンアンカー)の5人に絞られる。ポルセイェディゴラコールは総合2位、清水は総合9位につけるため、総合首位のグレガ・ボーレを抱えるヴィーニファンティーニ・NIPPOが3分差前後でメイン集団をコントロールする。

 レース中盤の6周目、先頭集団からは清水、クロフォードの2人が脱落し、ミズバニ、ポルセイェディゴラコール、クロフォードの3人となるが、ペースは一向に緩まない。逆にメイン集団ではヴィーニファンティーニ・NIPPOのコントロールが崩壊し、総合3位のトマ・ルバを擁するブリヂストンアンカーが牽引を始めるが、ますます差が広がっていく。

 シマノレーシングは木村圭佑、横山航太、野中竜馬らが遅れるが、畑中勇介、吉田隼人、入部正太朗がメイン集団に残り、チャンスを伺う。しかし、先頭3人は残り2周で最大5分までリードを開き、逃げ切りを決定的に。最後はミズバニがステージ優勝を飾り、2位はカーシー。3位に入ったポルセイェディゴラコールが逆転でグリーンジャージを奪い、明日の東京ステージを残して個人総合優勝を確実にした。

 後方のメイン集団では終盤にアタック合戦が起こり、人数が絞られていく。シマノレーシングでは吉田が粘りを見せて、日本勢で2番目となる4分40秒差の13位でゴールした。

 TOJも、残すは明日25日の東京ステージのみ。昨年は吉田がゴールスプリントで3位に食い込んでいるだけに、チーム一丸となって必勝態勢を目指していく。

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≪コメント≫
吉田隼人
「狙っていたステージだったけど、結果が出なかったので全然ダメ。調子は悪くないし、余裕もあったけど、展開が速すぎた。最後は集団で2、3回アタック合戦があったけど、ついていけた。でも、今日は終わったし、まだチームとしていいところがない。TOJは狙っているレースなのに、ここまでの結果は0点に近いんで、最後もう1回まとまって、みんなで同じ結果を狙って切り替えていくしかない。みんなで前へ前へ展開できれば、去年(ステージ3位)以上の成績を狙えると思う」

畑中勇介
「NIPPOやアンカーら総合狙いのチームの強い選手たちが全力を尽くしていたので、こういうコースではダメージをくらうチームが多かった。昨日までの総合タイム差を考えると、こういうレースになるのは想定できたし、このコースではありうること。後ろで休める展開にならなかった。チームとして、明日に繋げていくしかない」

野寺秀徳監督
「リーダーチームのNIPPOが崩壊してしまうほど、イランのタブリーズの力がすごかった。最後までペースを落とさず、全体的に速い展開になった。シマノレーシングとしてはどこまで我慢できるかというレースで、いいところまで選手を残せたが、最終的にトップ10には日本人1人とこのツアーのレベルが高いことが証明された。あれだけよそのチームが仕事をすれば、仕事する必要のないチームにチャンスが出てくるものだし、選手はよくやっていたけど、もっと力をつける以外にない。日々のレースでチャレンジして、繋げていくしかない。明日はもう一発なんとかしたいし、スプリントで勝負したい。去年、吉田が3位になっているんで、可能性を信じてやるしかない」

第17回ツアー・オブ・ジャパン
伊豆ステージ リザルト
1位 ガーデル・ミズバニ・イラナグ(タブリーズペトロケミカル)4時間14分13秒
2位 ヒュー・カーシー(ラファコンドールJLT)+03秒
3位 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズペトロケミカル)+03秒
4位 グレガ・ボーレ(ヴィーニファンティーニ・NIPPO)+2分04秒
5位 キャメロン・ベイリー(OCBCシンガポールコンチネンタル)+2分08秒
6位 アミール・コラドゥーズハグ(タブリーズペトロケミカル)+2分11秒
7位 ベンジャミン・プラド(マトリックスパワータグ)+2分13秒
8位 ホセヴィセンテ・トリビオ(チーム右京)+2分46秒
9位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+2分46秒
10位 ジャイ・クロフォード(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)+2分56秒

13位 吉田隼人(シマノレーシング)+4分40秒
25位 入部正太朗(シマノレーシング)+8分31秒
29位 畑中勇介(シマノレーシング)+11分50秒
   横山航太(シマノレーシング)
   野中竜馬(シマノレーシング)
   木村圭佑(シマノレーシング)

個人総合順位 ※第5ステージ終了時
1位 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズペトロケミカル)12時間42分47秒
2位 グレガ・ボーレ(ヴィーニファンティーニ・NIPPO)+1分57秒
3位 ガーデル・ミズバニ・イラナグ(タブリーズペトロケミカル)+3分48秒
4位 ホセヴィセンテ・トリビオ(チーム右京)+4分19秒
5位 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカー)+5分13秒
6位 ヒュー・カーシー(ラファコンドールJLT)+5分48秒
7位 アミール・コラドゥーズハグ(タブリーズペトロケミカル)+5分54秒
8位 キャメロン・ベイリー(OCBCシンガポールコンチネンタル)+6分59秒
9位 ベンジャミン・プラド(マトリックスパワータグ)+7分28秒
10位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+8分32秒

21位 吉田隼人(シマノレーシング)+20分28秒
36位 畑中勇介(シマノレーシング)+38分03秒
37位 入部正太朗(シマノレーシング)+40分43秒
   横山航太(シマノレーシング)
   野中竜馬(シマノレーシング)
   木村圭佑(シマノレーシング)

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