TOUR OF JAPAN 第1ステージ(堺ステージ)
野中竜馬が15位に食い込む
出場選手:畑中勇介/吉田隼人/入部正太朗/野中竜馬/木村圭佑/横山航太
・5/18(日)
第1ステージ(堺ステージ)
個人タイムトライアル/2.65km/大仙公園周回コース
午前中の堺国際クリテリウムに続き、13時35分からいよいよ第17回ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)の幕開けとなる堺ステージ・個人タイムトライアルが始まった。出場93選手は仁徳陵古墳に隣接する大仙公園周回コース1周/2.65㎞のほぼ平坦なコースを、30秒おきにスタート。昨年は雨だった堺ステージだが、今年は快晴で風も穏やかな好コンディションの中、最初のリーダージャージ着用者を決める戦いの火蓋が切って落とされた。
3分20秒前後が優勝タイムの目安となる中、シマノレーシングは序盤に出走した新人2人、横山航太が3分36秒81、木村圭佑が3分34秒04をマーク。この直後、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)が、3分22秒70のタイムで暫定トップに浮上する。
沿道から大勢のファンが声援を送る中、シマノレーシング3人目の入部正太朗は3分28秒82、4人目の畑中勇介は3分27秒13、5人目の吉田隼人は3分26秒64とまずまずのタイムを記録。
昨年のこのステージで5位に入っているシマノレーシング期待の野中竜馬は、チームの中で最後の出走。懸命の走りでゴールラインに飛び込み、3分24秒53を叩き出した。
ステージを制したのは、最後から2番目にスタートしたウィリアム・クラーク(ドラパックプロフェッショナルサイクリング)で、タイムは3分14秒09。堺ステージでは2年ぶり2度目の優勝を飾り、リーダージャージも獲得した。2位はそのチームメイトのジョーダン・ケルビーで、ドラパック勢が1-2フィニッシュ。3位は今大会注目選手のフィリッポ・ポッツァート(ランプレ・メリダ)が続いた。
シマノレーシングは野中の15位が最上位だったが、各選手とも仕上がりには手ごたえを感じており、美濃ステージ以降の活躍が期待される。
▲健闘したが目標とする順位には届かなかった野中竜馬
≪コメント≫
野中竜馬
「自分としてはこれぐらいのタイムを予想していたけど、今回は全体的にタイムがよかった。去年は路面が濡れていたけど、今年はドライだった分、脚の勝負になったと思う。(今後のステージに向けては)去年よりも体重は絞れているので、上りでの感覚もいい。去年、遅れたステージでも勝負できると思う」
畑中勇介
「無難に問題ないタイムで走れた。平坦に強い選手が上位を占めているけど、総合やステージ争いの相手となる選手を見た場合、チーム全体として悪い位置にはいないと思う」
野寺秀徳監督
「海外招待チームの選手のタイムが飛び抜けていたけど、野中のタイムを見る限り、集中して走れているし、悪くないと思う。チーム全体の調子のよさが確認できたので、これから期待できる。まずは美濃で盛り上げたいし、細かいアップダウンがある修善寺も日本人に有利だと思う」
第17回ツアー・オブ・ジャパン 堺ステージ
1位 ウィリアム・クラーク(ドラパック)3分14秒09
2位 ジョーダン・ケルビー(ドラパック)+2秒92
3位 フィリッポ・ポッツァート(ランプレ)+5秒03
4位 ジャック・ベッキンセール(アヴァンティ)+5秒04
5位 ブレントン・ジョーンズ(アヴァンティ)+5秒29
6位 ヴァレリオ・コンティ(ランプレ)+7秒04
7位 西谷泰司(愛三工業レーシング)+7秒31
8位 アンドレア・パリーニ(ランプレ)+7秒54
9位 テイラー・ガンマン(アヴァンティ)+8秒09
10位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)+8秒61
15位 野中竜馬(シマノレーシング)+10秒44
28位 吉田隼人(シマノレーシング)+12秒55
30位 畑中勇介(シマノレーシング)+13秒04
35位 入部正太朗(シマノレーシング)+14秒73
61位 木村圭佑(シマノレーシング)+19秒95
73位 横山航太(シマノレーシング)+22秒72
グリーンジャージ(個人総合時間首位):ウィリアム・クラーク(ドラパック)
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