学習塾 志気進研

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<君へのメッセージ>

2007年06月27日 | 言わせてちょ~だい!
日頃、塾生の子たちと接していると、

その子たちに言いたいことが山のように積もってくる。

勉強についてはもちろん、日ごろの態度のことも含めて。

テスト前後なんかは特にアドバイスや注意も増えてくる。

塾生もこの時期がこちらの話を一番吸収しやすいからね。


ただ、言葉というものはその時は伝わるが、

頭の中の記憶から抜けていくのが早いのだ。


アドバイスや注意をした時は、

「はい!分かりました!」と良い返事が帰ってくる。

しかし、2,3日経つと自然と消えていってしまう。

余程、心や頭に響かない限りね。


そこで登場するのが、「言葉」ではなく「文字」なのだ。


志気進研では、毎月塾生一人ひとりにコメントを書いている。

形は、保護者向けなのだが

塾生が見ても納得できるような内容となっている。

(当初は塾での様子をご家庭の方に伝えるという使命でのコメント

だったのだが、今はそれ以上の存在になりつつある)

内容は、塾での様子はもちろんのこと、

その子の長所。

その子の短所。

その子の誉められること。

その子の直さなければならない課題のこと。

講師陣が塾生一人ひとりの様子を書き、最終的にそれを僕がまとめる。

その子だけのオンリーワンのアドバイスとなっているのだ。

まあ、そんなたいそうな物ではなく、B5で4~5行くらいだが。


月に1回それを塾生に手渡すと一斉に中をゴソゴソと見始める。

そのコメントを読んで、

「そうなんだよなあ~。これが課題なんだよなあ~」

「先月の課題がクリアできたら、また新しい課題が~!」

「やったあ!誉められてる!」

「おっ!力がついてると書いてあるぞ!」

「げげっ!こんなの家で読まれたら怒られちゃうよ~」

なんて様々な反応を見せているのだ。


ご家庭の方に子どもの客観的評価を

参考までに知っていただくことも重要だ。

ただ、結局周りが分かっていてもそれだけではどうにもならない。

実際に勉強するのはその子自身。

テストを受けるのもその子自身。

その先の人生を生きていくのもその子自身なのだ。

人からの評価を素直に受け入れ、

その時点より未来の自分に生かしていけるかは

その子自身にかかっている。


いつも使う「言葉」もメッセージとしての「文章」も

実際に伝えていることはほとんど同じことなのだ。

日常では、面と向かって言う「言葉」の方が手っ取り早くて

何度も繰り返し使えるから多くをこれに依存してしまう。

けれど、月イチの「文字」の方がその子の心と頭に響くのなら

これは続けていくしかないだろう。

何度もかみ締めて読んでほしいと思う。

志気進研講師陣の言葉として。


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