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定年後の人生に花咲かせよう!

明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

現場を知らない農業政策で起きた "コメの値上げ"

2025年04月28日 | 政治

 近頃のコメの値上りは、日本の農業を取り巻く環境(食生活の変化、輸出入、担い手の不足)が変化する中で、日本政府が行ってきた農業政策の失敗が目立つようになった、と考えるのが自然ではないでしょうか。

 戦後にアメリカ軍の指示で実施された、日本の民主化に向けた改革の1つに農地解放があります。目的は、大地主の耕作地を強制的に国が買い取り、小作人に安価で売り渡されることとなり、これによって膨大な小規模農家が誕生しました。

 地主に支配される小作人を解放することはできましたが、工業の進展に伴って人員が必要なことから兼業の小規模農家が増え、小さな土地へ大型の機械を導入する程でもなく、したがって農業の生産性は低く、耕作放棄地が増えました。その結果政府の財政で保護しなければ成り立たない産業となりました。

 産業構造の変化で、生活スタイルが変ってコメ余りの現象から、コメの作りすぎを防ぎ、コメの価格を維持するために減反政策を行いましたが、収益力の低い小規模農家の担い手は、兼業農家が定年退職後の仕事として行う高齢者が多く、生産者の減少や天候不順などが重なり、生産量は大きく減少することとなりました。

 減反政策の失敗で2018年に廃止となりました。減反政策によって意欲がある農家の若い担い手へは、規模拡大を妨げた可能性があります。その後の需給の不安定からコメ価格は値上りする原因となり、不安なことから、今では生産者や販売店の在庫が目立つようになり、全国の年間消費量約800万トンに対し、わずか数%の政府備蓄米では対応しかねることでしょう。

 近頃では「コメの高騰」という新たな課題に直面し、日本人の主食であるコメの安定供給は、食べ物による安全保障という国の根幹に関わる問題で、将来の日本の農業をどう支えていくのか。農地解放や減反政策の失敗から学んで、持続が可能なコメの生産を行い、食べ物の未来を考えていくことが急務ではないでしょうか。

                                     


大型連休が始まりました

2025年04月26日 | 日記

 5月6日までのゴールデン・ウイークが始まりました。ゴールデン・ウイークという言葉は、2004年に損害保険ジャパンが商標登録(第4824147号)しているそうで、NHKや新聞などは「春の大型連休」という言葉で表現しています。

 山道を歩けば木々の新芽が美しく、爽やかな風とともに鳥の声が聞こえ、山から流れる小川の水も温み始め、大型連休に気分転換で外へ出掛ける人も多いことでしょう。

 この期間中に「私はずっとゴールデン・ウイークだ」と言う仲間との「飲み会」を予定をしているだけで、特に定めた予定はなく、夏野菜の植え付けや畑の草取り、農具を納める小屋でもつくろうかと思っています。

 連休中にメーデーの日がありますが、労組の専従役員をしていた昔を思い出します。名古屋テレビ塔の前へ集まって、プラカードを持って仲間と一緒に市街を行進したものでした。

 メーデーの集会が日本で初めて東京で開かれたのは・上野公園で1920年5月といいますから105年も前のことでした。当時、長時間労働を強いられてきた日本の労働者が掲げた8時間労働制の主張は、後に労働基準法として定められました。

 記念日に、家の前へ国旗を出す家が少ないのは、戦後、占領軍(アメリカ軍)が戦前の軍国主義を悪として日本人を洗脳して、「国旗を出すと軍国主義者のように思われるから出さない」という時代があり、その名残でしょう。しかし、スポーツが盛んになった今は、数多く「日の丸」が登場し、その様なことを思う人は少ないでしょう。

 日の丸を出す日を「旗日」と言いますが、家の前へ旗を出さないことから、記念日を忘れてしまいそうになることもあります。

                                       


山が新芽によって明るく色づき「山が笑う」日々の暮らし

2025年04月24日 | 暮らし

 新緑がまばゆい季節、アゼ草刈には絶好の日和となり、数日前から軽トラックに刈り払い機2台を載せ、田畑に囲まれての作業はキツイのですが、野山は新緑とのコントラストもまぶしく、ツツジやシャクヤク、ヤマブキに彩られ、足元は道端の小さなタンポポやレンゲの花に目がいき、この土地で暮らすことの幸せをかみしめます。

 雨が降ったあとは、山の木々の間から吹き寄せる風が心地よく頬をなで、草刈りで一汗かいた後の爽快さは言葉にならないほど味わい深いものがあります。

 作業の中で、平たんな田畑の周辺の草刈りは回転刃を付けた刈払い機を用いて刈り、急な斜面の田んぼの土手はナイロンロープを付けた機種で約1時間刈り、休憩10分、その繰り返しで4回を4日間、計画した通りに刈ることができました。

 5月連休中には町内の小規模農家が総出で導水路の掃除を行い、中旬には田植えが始まります。しかし、私の田んぼは転作中で麦畑です。世間ではコメが不足しているとマスコミが伝え、急な値上りで驚いています。

 いろいろな花が咲く季節となり、生け花をする人にとっては展覧会など、最も盛んに行われています。たいていの花材の芯は、自分の持ち山へ入れば直ぐ手に入ります。生け花には季節感が欠かないことから、恵まれているといつも思っています。

 切り花は短命で、日々表情を変えていきます。その瞬間に出会うからこそ、生け花に魅せられます。人との出会いに似ていて、変化が巡ってきたことに喜びを感じるのです。

          


コメが不足? それでも今年は休耕田です

2025年04月22日 | 日記

 4月21日のニュースでは、日本でコメの価格の高騰が続く中、韓国からコメを輸入する動きも出ていて、韓国から日本へのコメの輸出は、1990年に統計を取り始めて以来、最大の量になる見通しだとか・・・。

 自家消費米を生産する小規模農業でもJAの指導で、今年も生産調整を行っています。休耕する年の場合は自家消費米でも不足することがあり、先日もコメ屋さんで買おうとしたところ「本日分は売り切れました」とのことでした。

 事情を聞けば「毎日、予定数量分を朝8時半からおコメ券をお渡しするので来てください」とのこと。コメの販売が不足していながら、今年は休耕田となる小規模農業の私は、スーパーなどで購入しなければならず、何だか矛盾してはいないかと思うこの頃です。

 さて4月21日、贈答用にとコメ5キロ4,298円で購入しましたが、全国のスーパー価格は15週の間、連続で値上がりし、2025年3月の平均価格は4,378円だったようです。過去に最も安かったのは2015年8月の1,799円で、昨年から今年のにかけて急な値上りで、当時の2.43倍の価格上昇となりました。

 コメが不足していると言いますが、昨年の国内産コメの収穫量は前年産より18万トン多く、コメの絶対量が不足しているのは考えにくいと先日のblogに書きました。新型コロナ禍でマスクの 不足と共通するものでしょう。

 せっかく増えてきたコメの需要が、この調子で報道されれば、再びパン食や麺類の食事に変わる心配をしなければなりません。

         

          写真:コメ収穫時の花(押し花作品)   作者 Y.S  提供

 


シェール層の開発で夢の実現へ 

2025年04月21日 | 日記

    アメリカでは、従来は経済的に掘削が困難と考えられていた地下2,000メートルより深くに位置するシェール層の開発が2006年以降進められ、2040年にはエネルギー源の35%を占めるようになると言われ、世界のエネルギー事情に変化をもたらすとしています。

    アメリカのシェールガスやシェールオイルの価格は、天然ガスや原油の市場価格より低い値段で開発できるようになったことから増産が進み、他のエネルギー価格よりも安く、アメリカの発電や重工業部門での消費が増え、LNGやコンデンセート油(地下で気体状の炭化水素を採取する際に凝縮する油)よりも優位になり輸出が拡大してきたといいます。

    エネルギー分野における21世紀最大の変革、いわゆる「シェール革命」で、シェールガス・オイルの生産が順調に行われていくことに伴い、アメリカの天然ガス輸入量は減少し、国内価格も低下してきたそうです。

    一方、日本でのシェール層の開発はと言うと、2012年10月3日、秋田県由利本荘市のガス田で、地下1800メートルの泥岩層から塩酸を用いて岩盤を刺激し原油を回収し、日本初のシェール採掘が成功しました。

    深海鉱物資源の発見は三河湾沖でもあるものの、現段階では採算が取れないとの報告書があるのみです。そうは言っても最近では、静岡ガスが北アメリカでシェール層の採掘契約を結んだようで、やがて、その経験が日本へももたらされると思います。

 エネルギー源を輸入に頼る日本でも、三河湾沖での「シェール革命」が起きないか、そして自給自足することで、再び経済成長の「夢の実現」ができないかと思います。

       


日本の人口が減少すれば

2025年04月19日 | 政治

 日本の総人口は、2025年(令和7年)3月1日現在、1億2344万人で、前年同月に比べ56万人減少し、2010年をピークに毎年減少しつつあり、やがて1億人を切ると予想されています。

                     

 そうは言っても、1721年(享保6年)の江戸時代は約2600万人だったようで(江戸時代の人口は諸説がある)、明治維新の年1868年(明治元年)は約3400万人で、鉱工業の発展で15の間に1億人が増えました。

 太平洋戦争が終結した後、日本は高度成長時代を迎えて、設備投資が増大し、核家族が増え、やがて若者の未婚率が高まり、少子高齢の人口構成となりました。65歳以上の人口が30%をこえようとしていて、人口減少によって経済成長に大きく影響するだろうと言われています。

 あらゆる設備が1億人用に作られたままで、50年も経過すれば下水道が陥没する事故など、当然かもしれません。国債に頼る借金も税収が減るでしょうから、見直さないと大変なことになりそうです。
 
 アメリカの「トランプ関税?」で諸外国も含めて、振り回されている昨今、人口減少にもっと目を向けるべきでは・・・。

 例えが悪いかもしれませんが、人口減少というダイエットした日本人は、ブカブカのシャツやパンツを身に着けて、やがて人通りの少ない昔の繁華街を、さ迷い歩く様なものではないでしょうか。


ついにこのgoo blogも「引っ越し」をしなければなりません

2025年04月17日 | 日記

 新年度で転勤や就職などから引っ越しをした人もいたと思います。住居は変わらなくとも勤務内容の変更などで、新たな環境になった人もいたでしょう。

 必然的な理由による引っ越しなどは、本人の気持とは全く関係ないところで決定されることが多く、ある意味では強制的な面を持っています。

 その他の引っ越しなどは、「気分転換ができる」という共通点を持っているように思います。飽きっぽい人や、生活環境が悪くて、より良い環境の所を求めて自分の意思で移る人もいるでしょう。

 引っ越しと言えば、2005年12月5日にblog(tea cup blog)を始めましたが、2022年7月で終了したので、同年8月から有料でgoo blogへ移って始めました。ところが、このblogも、2025年11月18日をもってサービスが終了するとのこと、4月14日付けで発表されました。

 約3年間、お世話になりましたが残念でなりません。また、Windows10についても2025年10月14日に終了とのこと、私のノートパソコンやこのblogも、私の気持とは全く関係ないところで決まってしまい、「お引っ越し」をしなくてはなりません。

 遠い過去のblogを印刷・製本など全く考えてなく、読み返すことの少ない私は、唯々毎日を大切に生きて、書き続けたいと思っているだけです。何かの病気なのでは?と思う人もいますが、病気というよりも、より良い1日を求めて常にアンテナを張り巡らして向上したいと思っているだけなのです。

           


垂直に飛び上がるオスプレイ、そしてヘリコプター

2025年04月15日 | 日記

    ヘリコプターの原理を考え出したのはレオナルド・ダ・ビンチだといわれ、羽を回転させることで揚力を得で、翼に常時空気が当たっている状態を作り出し、その場で飛び上がり、また留(とど)まることができます。

    ドローンもオスプレイも同様の原理で、その制御を簡単にするために複数のロータを搭載し、モータを電子的に制御することで操作しやすくしています。

    目で見た違いは、ヘリコプターの上についているのはプロペラではなく回転翼で、ねじれのない回る翼で、ドローンやオスプレイは普通の飛行機と同様、ねじれた回転翼です。

    また、普通の飛行機は長い滑走路が必要ですが、垂直離着陸が出来ることから、バッテリーの開発と制御技術の進歩で自動運転の無人航空機ができれば、経済効果は路上運行より空の方がはるかに高くなることでしょう。

    ただし、回転翼の数が増えることで故障もその数だけ増えることになり、複数のロータを搭載した場合、一つが故障すれば墜落すると言います。

    その点では、ヘリコプターは翼であって、安全性は高いと言われますが、今月6日には、6人を乗せて福岡和白病院に向かっていたヘリコプターが、長崎県壱岐沖で転覆した状態で見つかり3人が死亡しています。

    垂直に飛び上がるオスプレイは価格も1機あたり171億円程度で(一般のヘリは約2~4億円、乗用車だと約5,700車分の値段)、17機をアメリカから購入しています。

 きょう4月15日は、1986年に全日本航空事業連合会が制定した「ヘリコプターの日」です。

                                                             


スマートフォンが体の一部になったみたいで・・・

2025年04月13日 | 日記

 朝夕はまだまだ冷えて、昼中は20度をこえる気候になりました。町内の公園で約25名がグラウンドゴルフの練習に余念のない毎日です。雨降りと翌日は水たまりで天候が気になり、春から夏に向けて練習ができない日など、グランドの状態を共有するため、グループで「ライン友達」になりました。

 グラウンドゴルフの「ライン友達」も70歳~85歳となって、仲間がスマートフォンを使いこなす時代となりました。かつて、テレビが出始めた頃に「依存症」という言葉が流行しました。スマートフォンも便利で依存性が高く、覚醒剤のように「止められない」など問題なのですが、しばらくの間は仕方のないことかも・・・。

 便利であるがゆえに、連絡の都度「返事やコメントを書かなくては・・・」とか、「仲間はずれ・・・」など、意識を持ち過ぎないようにしていまが、天候が怪しいとなればスマートフォンへ気が回るのです。

 スマートフォンの画面を常に確認する、あるいは操作していないと不安で仕方ないなど、日常生活に問題が生じても使用を止められない状態になれば、依存症と言うようです。

 具体的には、睡眠の質が低下して、仕事や日常生活に悪影響を及ぼすことがあると、現代では重要な問題となって、使い方を見直すため、必要に応じて適切な指導、助言、治療など対策が求められます。

 歩きながら、ひどいときは自転車に乗りながら使っている人を見かけますが、確かに体の一部のような感じがして手放せなくなることも理解できますが、使い方を間違えると本当に日常生活を狂わせることになりかねません。

        


正確な情報が不明のまま「トランプ旋風」で右往左往が・・・

2025年04月11日 | 日記

 2010年頃から普及し始めたスマートフォンは、電話のみならずメールやインターネットの検索ができ、カメラも内蔵、音声や文字を変換する、あるいは金融取引、道案内にも利用できるという時代が到来し、求める「答え」を即座に知ることができるのですが、反面、あふれる情報が正確かどうか保証はありません。何が正しいのか何が間違っているのか不安にもなるのです。

 そう言うこのblogも、どの様に読まれて判断されているのか不安でなりません。スマートフォンを始終 手放せない人にとって、「ない生活はあり得ない」と、まるで麻薬のように夢中になってしまい、依存症の様になると聞きます。知ることはできても「個性や独創性」に欠け、自らの考えでなく、他人の情報でかき回されて行動することがあると言います。

 アメリカのトランプ大統領が、関税を発表した直後、世界経済の先行きに対する不安から株価が大幅に下落するなど、情報のスピードが速く、報道している関税率が正確かどうかも不明のまま株価は大幅に乱れ、「トランプ旋風」となって世の中に報じられ、右往左往する始末です。

                                                                       

 一昔前なら、翌日の新聞株価欄を読んでから反応したものでした。世界同時に株安など考えられなかったと思うのです。つまり、人々は携帯するスマートフォンから同じ情報を一斉に得て、同じように反応するため、ある意味で恐ろしい結果が出るのではないでしょうか。

 少し前なら、自らの頭で考え、現実を見つめ、何が必要で、どの様に行動すべきかを考えたと思うのです。考える暇もないスピード時代がやって来て、個性のない個性の人が増えたということでは・・・。


強くなった女性と暴力が話題に

2025年04月09日 | 日記

 かつて暴力をふるうのは「男性に限る」と思っていましたが、俳優・広末涼子容疑者が交通事故を起こし、病院で看護師を蹴ったり腕をひっかいたりするなど暴行し、傷害の疑いで現行犯逮捕されたというニュースが流れ、「エッ!」と驚いたのです。

 明日10日は、「女性の日」で、1週間を「女性週間」と呼ばれ、戦後、女性が国や地方の政治に参加するためのさまざまな権利を得るために、記念すべき日と定められました。

 私が生まれた頃、母(明治生れ)には選挙権や政治活動が禁止されていたと言います。現在の状況から思えば「エッ!」と驚くようなことだったのです。

 1993年頃から、「婦人 (ふじん)」という用語は、既婚の成人女性のイメージが強く、女性問題解決の視点から法令用語を除き、地方公共団体では担当組織などの名称を「婦人」から「女性」という用語を使用するようになったと言います。(看護婦、婦人警官、保健婦などが改称)

 女性問題と言えば、元タレント中居正広さんと元フジテレビ女性社員との間に「性暴力があった」と、第三者委員会が公表しました。性暴力とは、言葉や行動で性的な嫌がらせや、強制 わいせつ、強姦(性的暴行、女性暴行、乱暴)などを言い、性暴力にはさまざまな種類と、領域が広く具体的な報告はありませんでした。たとえ夫婦間でも「性暴力」にならないよう、注意しなければなりません。

 昨日は、町内のウオーキングクラブでご婦人たち、イヤ 女性の皆さんと同行し「桜見物」をしてきました。

  写真:岡崎市小美町(乙川右岸美保橋付近)「満開の桜」2025年4月8日10時10分 撮影


コメの高騰など波乱 多き4月スタート

2025年04月07日 | 日記

 きょうから令和7年「春の交通 安全 市民運動の実施」で、早朝より岡崎市内一斉に各種団体、各学校の関係者が街角に立って、「交通 安全」を呼びかけます。

 新学期が始まる中学や高校が多く、入学したばかりの生徒を持つ親は、安全に通学できるか心配でしょうし、これから弁当を作るにコメやその他の食品が値上りして 親は毎日 悩まされることでしょう。

 コメの値上りに関しては生活必需品ですが、飲食店にとってもコメが仕入れられなければ事業継続に関わる死活問題です。しかし、コメの価格高騰によるコスト高は報じられていますが、コメを調達できずに営業停止に追い込まれたという話は聞きません。

                                                                                 

 コメは「農家保護の品目」に該当し、日本へ輸入するときに関税率と調整金を課せられ、コメの関税および調整金の額が 「1キロあたり49円(関税)+292円(調整金)=341円」で、外国産のコメを5キロ購入する場合1,705円が税金です。

 昨年8月から始まった「令和の米騒動」を受けて、小売りや外食業界はコメ輸入のニーズを高め、トランプ政権も日本の高関税の象徴としてやり玉に挙げ、やがてコメの需要が外国産のコメに奪われるという結末になることでしょう。

 昨年の国内産コメの収穫量は前年産より18万トン多く、コメの絶対量が不足しているのは考えにくく、買い占めや売り惜しみによる品不足は、新型コロナ禍でのマスク 不足と共通するものがあり、店頭に十分な量のコメが並ぶようになれば、消費者へ安心感が広がるとともに、コメ 不足に関する報道も少なくなると思います。

 一方、コメ農家としてはこの際、一気に値上りをしておこうと、今後も生産調整を続けるでしょうし、販売業者は売り惜しみも続けるでしょうから、消費者はしばらくの間、高いコメを食べることになるでしょう。


100歳まで健康に生きるには・・・

2025年04月05日 | 日記

 昨年(2024年)時点で100歳以上の高齢者は全国で9万5,119人いるとのことで、「老人福祉法」が制定され、国が調査を始めた昭和38年(1963年)時点で、100歳以上の人は全国でわずか153人だったといい、何と60年で約622倍に増えたことです。

 昨年の愛知県では、100歳以上が3,649人(女3,201人、男448人)で、県別の人口10万人当たりに占める100歳以上の人数では、1位島根県が159人、2位高知県が154人、3位鹿児島県130人で、愛知県は48人で46位、埼玉県が45人で47位でした。

 東京、大阪、愛知、福岡といった大都市を中心に、その周辺も100歳以上の人口は多いのですが、人口10万人あたりの人数は少ないのです。

 50歳代~70歳代にかけて、男女の死亡率は開いていて、がん、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病が上位を占め、特に男性は対策が必要で、若いころから禁煙・肥満対策、適切な医療など行い、壮年期死亡を減らすことが可能だといいます。

 80歳代になると肺炎、心疾患、老衰などが原因で、死亡率が急速に高まっているようです。 長生きのコツは、バランスの良い食事、適切な体調管理など日々の生活に張りを持つことと、社会とのつながりを保つことも大切で、心の健康だともいわれています。

 老いを上手に受け入れ、幸福感を得ることだとか。100歳をこえるためには、「おいしい物をおいしく食べること」だと言います。

         

             安城・デンパークにて・・・2025年3月31日撮影


水を制することが命を守ります

2025年04月03日 | 暮らし

 田んぼで良いコメを作る決め手は、澄んだおいしい水が必要で、矢作川水系は上流の山から流れ出る澄んだ水を使っていますので、炊き立てのつやつやした我が家のご飯を見ると、思わず顔がほころびます。

 人の体は約2/3が水分で、この水分は飲料水で1.2リットル、食物で1リットル、食物代謝で0.3リットル、あわせて1日に平均2.5リットル程度も飲んだり食べたりして補給し、尿や便などのほか、汗や呼吸などから体外へ出しています。

 水は体の中へ吸収されやすく、体の中を浄化するといわれています。体の中でいらなくなった物(脂肪も)を外へ運び出してくれるので、ダイエット効果があるともいわれています。

 水の力といえば、かつて「水理工学」という科目を学んだことがありますが、この水が伊勢湾台風や東北地方太平洋沖地震で大量に暴れ出し、想定をはるかに超過した洪水や津波となって大きな被害を出していました。

 駿河湾から九州沖まで延びる海溝「南海トラフ」でM9クラスの巨大地震が発生した場合、内閣府の有識者は3月末に、最悪29万8千人の死者が出ると想定しました。

 当然のことながら、建物の崩壊や崖崩れなどの他に、津波の被害が多くの人の命を失うことが考えられ、国や行政の対策はもちろんですが、過酷な被害想定から目を背けることがなく、命を守るために各々自ら防災を考え、行動することです。

                                   

 

 


高齢者は「親孝行を期待」してはなりません

2025年04月01日 | 暮らし

    親が子どもを必死で守ろうとするのは生物の本能からくる行為で、野生動物をみても、すべての動物に当てはまるわけではないですが、親は必死で天敵から子どもを守っています。

    子が親を守るのは、愛情や感謝、喜び、哀れみ、ひいては義務という感情や考えが元になっており、本能ではないからです。 本能でなければ、親を守るように指導しなければならず、 それが「親孝行という教育」でした。

 戦前の教育勅語にも、「・・・は、父母に孝行をつくし、兄弟 姉妹 仲よくし、夫婦互に睦び合い、友とは互に信義をもって交わり、・・・」という下りがありますが、現実には「親孝行しない子ども」が多かったのでは・・・。

 “まあ、そのうちに親孝行をするよ”と、言っている間に親は死んでしまい、「いつまでもあると思うな 親とカネ」また、「孝行を したいときには親はなし」ではなかったかと・・・。

 私が受けた戦後の教育には「道 徳」という授業はありませんでした。なぜなら、あまりにも「親孝行などを押しつけてきたため、戦争を導いた戦前教育だ」と言って、抵抗する人が多かったように思うのです。

    時代劇に出てくる“大岡裁き”とは、大岡越前が行ったとされる裁判の総称で、親孝行を称賛し、奨励したストーリーが時々出てきました。儒教の流れか、長い歴史の中で親孝行は、人の規範として「親孝行すべし」として扱われてきたことに違いなさそうです。

 したがって、今では「知識のあるデジタル動物集団」ができあがりました。高齢者は直接子どもに老後の世話はさせなく、親孝行は社会保障を充実させて、親はそれに期待するしかない世の中になったのです。