情報社会の発展で、TVやSNS(X、Instagram、Facebook、Blog、LINE、YouTube、TikTokなど)を通じて、健康に関する情報が簡単に手に入る現代は、健康に対する意識が高まり、過剰な健康志向が健康に悪影響を及ぼさないよう、バランスを取る必要さえ感じるこの頃です。
また、医療技術の進歩により、病気の予防や早期発見が重要視されるようになり、病気を未然に防ぐために日々の生活習慣を見直す人々が増えてきました。
高血圧症や糖尿病などの生活習慣病と診断されている人や、健康でも肥満の人を含めて、日本人は約2割いるそうですから、健康に気を使わざるを得ないのでしょう。
また、このような背景から、極端に健康にこだわる人々が現れるのは自然な流れとも言えるでしょう。「脂肪の吸収を抑える」「糖類ゼロ」「カロリーオフ」など、体にやさしいことを宣伝する飲料が、やたらと増えたように思います。
歩くことが健康に良いといって、足の疲労骨折、呼吸器疾患、循環器系の疾患を悪化させる事例は後を絶たないと言われます。日中は暑く熱中症になったとか、また暑いからと、夕方から深夜に歩く人も増えたようですが、犯罪や交通の安全で問題が生じることもあり、注意して行動したいものです。
健康的な生活をすることは素晴らしいことですが、過度に追求することではなく、自分自身の心と体を大切に行動することが肝要です。