ヘリコプターの原理を考え出したのはレオナルド・ダ・ビンチだといわれ、羽を回転させることで揚力を得で、翼に常時空気が当たっている状態を作り出し、その場で飛び上がり、また留(とど)まることができます。
ドローンもオスプレイも同様の原理で、その制御を簡単にするために複数のロータを搭載し、モータを電子的に制御することで操作しやすくしています。
目で見た違いは、ヘリコプターの上についているのはプロペラではなく回転翼で、ねじれのない回る翼で、ドローンやオスプレイは普通の飛行機と同様、ねじれた回転翼です。
また、普通の飛行機は長い滑走路が必要ですが、垂直離着陸が出来ることから、バッテリーの開発と制御技術の進歩で自動運転の無人航空機ができれば、経済効果は路上運行より空の方がはるかに高くなることでしょう。
ただし、回転翼の数が増えることで故障もその数だけ増えることになり、複数のロータを搭載した場合、一つが故障すれば墜落すると言います。
その点では、ヘリコプターは翼であって、安全性は高いと言われますが、今月6日には、6人を乗せて福岡和白病院に向かっていたヘリコプターが、長崎県壱岐沖で転覆した状態で見つかり3人が死亡しています。
垂直に飛び上がるオスプレイは価格も1機あたり171億円程度で(一般のヘリは約2~4億円、乗用車だと約5,700車分の値段)、17機をアメリカから購入しています。
きょう4月15日は、1986年に全日本航空事業連合会が制定した「ヘリコプターの日」です。