25日、大相撲5月場所の千秋楽を終えて、大関・大の里が14勝1敗で優勝、どうやら横綱への昇進が決まりそうです。出身地は石川県だそうで、地元の人が喜んだ様子をテレビで報じていました。
今から10年前の5月場所は、横綱白鵬の攻めの速さ、鋭さ、柔軟に相手を受ける相撲は、大相撲を語る時、モンゴルの出身地を意識していたでしょうか、強さと美しさは日本が誇る「大相撲の大横綱」でした。日本の大相撲が盛り返した大恩人ともいうべきでしょう。
当時も今も、外国出身(モンゴル・ロシア・ウクライナ)の関取がいて、活躍が目覚ましく、必ずしも出身地が人気上昇の絶対的な条件ではないと思います。
外国出身のアスリートとは逆に、アメリカなど諸外国へ行って活躍する野球やサッカー、バスケットボール、バレーボールなどがあり、ファンにとって人気の本質は競技者の活躍する姿や結果でしょう。
日本で言う「出身地」とは、法的根拠はないそうですが、15歳まで育った中で、最も長く住んだ場所(幼少期から中学卒業までの人格形成に強い影響を与える時期に、最も長く住んでいた場所)を言うらしいのです。
私の場合は豊橋市の生れで、人に聞かれるとその様に答えてきましたが、今後、聞かれた場合は「岡崎市出身です」と・・・。
一般的に、生まれ育った場所に愛着を感じるものですが、移り住んだ土地に強い愛着を持つ人が「第二の故郷(ふるさと)」と呼ぶ場合があります。