shiba's scope

めざせ、ロジカルなロマンティスト。 

涼しさあれこれ。(67.6)

2006-09-27 00:07:21 | 日々のあれこれ

 9月も今週で終わり。雨もずい分冷たくなりました。来週からはまた suit & tieだし。

 ということで今日はすき焼きでありました。shiba家の鍋では、白菜ではなくキャベツがデフォルトです。甘みが出るし、栄養価も高いので、気に入っております。飲み物は赤を合わせてみました。ヴァン・ド・ペイ(テーブルワインよりちょっといいワインって程度)の「Domaine de la Noble」のメルローで、価格は900円前後。しょうゆ味の和食によく合います。酒屋さんのご主人はこれとサンマの塩焼きを合わせるそうです。「はらわたの苦味とメルローが合うんだよ!」意外な感じがありますが、ご主人が言われるのなら、トライする価値はありそうかと。

 さて。

 涼しくなったとはいえ、オフィスの中というのはPCやらコピーやら熱を発するモノであふれていて、温度が上がりやすい。それでエアコンを28℃に設定すると、体感温度としてはまだちょっと暑いかな、という感じ。自分がけっこうな暑がりだってのもありますが。

 でも、人がたくさんいれば暑い・寒いの基準もそれぞれだし、座ってる場所によって実際の温度もちがいます。ちょうど真夏の頃からわたしの座席はエアコンのコントロールパネルの近くに移動したのだが、暑ちいじゃねえか!ってお兄ちゃんがカチカチと温度を下げたかと思うと、カーディガンを羽織った女性が「ナニこれ、寒いじゃん、もうっ」とばかりにカチカチと温度を上げ、今度はおじさんがカチカチ、さらに別の女の人が...という、室温ヘゲモニーをめぐる静かなる闘いを目の当たりにしておりました。

 ま、それもさすがにこの時期になると参戦者も徐々に絞られてきて、先週辺りからはお兄ちゃんvsカーディガンの女性の一騎打ちという構図になっているようです。でも、たまたま今日目撃してしまったのですが、カーディガンの女性がスイッチをカチカチやるときに、数十メートル先のお兄ちゃんを「ったく、ナンなのよ~アイツ、キッ!!」という目でニラみつけて(というか、思いっきりメンチを切って)おはしました。

 平和(事なかれ)主義のわたしとしては、何だか見てはいけないものを見たような気がして、いまだに胸元がザワついて、別の意味での涼しさも味わっております。(っと、これは大げさでしたね)


思い出す。(67.4)

2006-09-21 00:52:59 | 日々のあれこれ

 ふと、「あれって何だったっけ?」となって、思い出そうとするんだけど、なかなか出てこない感覚、ありますね。あそこを当たれば確実に答えがあるのは分かってるんだけど、何とか自分で思い出したい。でも自分の中からは出てこなくて、しばらくして結局外部のソースを当たって、「あー、これだよ!」。でも、そういうふうに敢えて負荷をかけてるような、ゆーっくり腕立てをしてるような感覚は、わりと好きな方だ。最近こういう思いをしたのは、酒器の「片口」が思い出せなかったとき。

 で、「思い出す」ですが。

 中国の世界遺産「兵馬俑坑」に、ドイツ人美術学生が兵馬俑と同じ格好をして侵入して捕まった、というニュースがあった。これだけだとよく分かんないので、詳しくはここの記事を。映像的には、こういうことだったそうだ。笑える。さすがこういうネタには食いつきのいいBBC、記事のタイトルがいい。「New recruit joins Terracotta Army」、兵馬俑に新兵入隊、って感じでしょうか。やってくれるよなー。しかしこの衣装、かなり本格的だ。警察官のこの表情も「おいおい...」って感じで、面白い。

 これを見て、「ドイツ人が大マジメにおバカなことをやってニュースになった」つながりで、まだソ連があった頃、ドイツ人青年がモスクワの赤の広場にセスナで着陸した青年を思い出したのです。ちょうど東京に出てきたばかりの頃だったから覚えてたんだろうか。でも、同い年だったんだ、彼。

 で、引用のオンパレードついでに、これで茂木先生の「クオリア日記」のかなり前の記事を思い出した。とても印象に残っていて、たまに読み返している。

 (引用)しかし、分別がついたやつが、それにとらわれずに
バカをやるというのは、
 つまりは「若気の至り」、ならぬ
「分別の至り」、のようなものじゃないか。
 
 エネルギーが充満した分別は、必ず
バカに至る。
 これは一般原則、世の習いではないのか

 みなさん、賢いバカになりましょう。
 バカへのエネルギーが充満した分別をこそ
身につけようではないですか
(引用ここまで)

 「バカへのエネルギーが充満した分別」。自分の場合。分別臭いリクツは並べがちだけど、バカへのエネルギーに欠けてるような気が...。でもまあ、せめて目指す方向は「賢いバカ」ってことで。 


海上戦・総裁選。(67.4)

2006-09-20 00:04:32 | 日々のあれこれ

 日曜日は姪たちのご指名により、またまた舞浜大遠征に参戦。今回は話題の「タワー・オブ・テラー」に狙いを定めた海上戦。フリーフォール系の乗り物は初めてでしたが、かなり怖かった。開門30分前(7:30)に現地集合して、途中の雨もものとせずに花火まで見て帰る(20:30)という、文字通りの激戦、終盤はさすがに子供たちはぐったりしてました。もちろん、大人たちも。昨日は弛緩しきってました。しかし、一体、1日でいくらくらいの現金が舞浜エリアで飛び交っているんだろうねえ。

 ところで。

 内田樹先生の「子どもは判ってくれない」を読んでいる。この前すこし書いた「正しすぎること」に対する違和感について、クリアな説明を与えられたような気がした。というか、この本は先生のブログから抜粋されたものが大半だから、実はそれを読んだのが先で、その後で自分で思いついたような顔をして書きなぐっただけかもしれないけど、その辺は判んない。

 時節がら特に肯きながら読んだのは「ネオコンと愛国心」の項。(ほぼ同じ内容をここ(5月3日付け記事)で読むことができます。)時節がら、と書いたのは、新しい自民党の総裁になるであろうアベさんの主張って、ここで言うネオコンにかなり近いんじゃないかな、と思ったからで、あんなふうにみんなが彼を担いでいる状況って、何だかちょっとヘンな感じがする。「主張する外交」とか言ってるけど、それって、ノリとしては昔の缶コーヒーのCM(「一遍ガツンと言ってやんなきゃダメよ、アイツらには」っていうやつ)からそんなに遠くないんじゃない?とも思ったり。オチもCMと同じにならなきゃいいんだけど。

 で、そのCM(サントリーのBOSSでしたね)ですが、YouTubeにありました。もう、7年くらい前じゃないのかな。飲み会でよくネタにしてましたっけ。今見ても可笑しいです。リンク張っておきますが、移動すると同時に始まりますのでご留意を。(ここです。)


ロイヤル系。(67.6)

2006-09-12 23:43:26 | 日々のあれこれ

 今週の東京は早くも「秋の長雨」だそうです。確かに今日は涼しかった。ノータイでいられるのも、もうあと数週間、早いものです。

 さて。

 BBCのサイトを覗いてみると、日本の皇室に関することがかなり細かく書かれている(ここ)。悠仁親王の名前の意味を、漢字を使って説明したり、お世継ぎの問題がどうなるとか、皇統図まで出てます。さすが王室ネタ大好きな国だけあって、こういうことにはチカラが入ってる感じがする。そういや、先週のご誕生の日、会社のスコットランド人もなんの前フリもなく「Congratulations!」とか言ってきてたな。

 ロイヤル・インペリアル系ネタに対するBBCのアンテナは、そういう「真っ当な」もの以外にも敏感に反応するらしい。昨日ちょっとニュースになってた、あの「ニセ有栖川宮事件」の判決も、しっかりカバーしてる。タイミングもあったんだろうけど、ここまでチェックするって、ちょっと面白い。

 でもこの事件の犯人、自分がダマした羽柴秀吉サンに「保釈金貸して」って手紙出してた(ここ)そうで。羽柴サンも「出所したら応援してあげたい」とか言ってるらしいけど、懐が深いんだか何なんだか、訳が分からない。

 しかしこのBBCの記事、披露宴での被告が十二単を着てたとか、集めたご祝儀がいくらだったとか、かなり瑣末なところを突いてる。shiba's scopeとしては、これをまとめた人にちょっと(というか、かなり)親近感が...(苦笑)


ご近所のお店へ。(67.8)

2006-09-10 23:32:14 | 日々のあれこれ

 暑い週末だった。

 特に大忙しと言うわけじゃないけど、何となく気疲れすることが多かったせいか、土曜日はダラダラと眠りこけているうちに夕方に。「晩ごはん、どっかその辺でも行こうか」ということになる。こういう時の候補は2、3軒あるんだけど、ちょっと選択肢を広げたいねと、よく話してた。で、駅の反対側まで足を延ばして、比較的最近代替わりした、小さな居酒屋へ。と、これがなかなかのヒット。おでんと焼き鳥がメインで、おつまみも定番モノが多かった。ちょっと面白かったのは「揚げタコ焼き」。
雰囲気もよく、なかなか満足度の高いお店でありました。

 フッと思い立った時にすぐに行けて、そんなにゴーセイじゃないけどそこそこ幸せな気分になれるような店って、意外にありそうでないような。ヘンにオリジナルなんちゃら、とか、こだわりのどーだらとか、ま、どのお店も「差別化しないと!」ってことなんだろうけど。でも、そのうちみんなが「差別化レース」の馬群にズブズブと埋もれてるうちに「いや、ウチはフツーですから」なんてやってるところが今度は「おぉ、ユニークだ!」みたいなことになったり...って、元々ちがおうと思ってやってないのにね、フフン。個人のレベルでも、まあ話は似たようなもんなのかもしれない。ナニゲにね。

 で、日曜は湯屋へ。いつもどおりにボンヤリと2時間くらい茹だって、週末が終わろうとしております。 

 と、そのお店ですが、shiba家お気に入りリストに載ったので、これからも通わせていただくことになるでしょう。でも待て、足繁く通うってことは、それだけ家が決まらないってことで、そりゃまたそれでモンダイなわけで...。ハハハ。