shiba's scope

めざせ、ロジカルなロマンティスト。 

「正しすぎ」と島唄。(67.4)

2006-08-30 00:25:27 | 日々のあれこれ

 唐突ながら、新聞やテレビ、ネットを見ていてアタマに浮かぶフレーズに、「正しすぎる」というのがあります。書かれていること、言われていること自体には反論しようとは思わないんだけど、何というか、そこから感じられる全体の雰囲気として納得できない、というか。

 傍目から見て反論の余地があまりなさそうなことって、そうであるが故に言ったり書いたりする時に気をつけた方がいいのかなとか思う。
「言うこと自体が持つ反論の余地の少なさ」に、話し手・書き手の”ワタシ、正しいですよね、ね!ね!!”という「声高さ」が加わって、却って説得力が失われてしまうというか。実は声高に言うことがホントの目的なんじゃないの?と勘ぐってみたくなったりもして。

 ま、こちらがヒネているだけなのかもしれないし、何よりもこういうふうに言っていること自体が「声高さ」を多分に含んでいる可能性だってあるわけだし...。

 と、これ以上続けるとぐるぐるループにハマりそうなのでこの話はこの辺で。

 ところで今、大島保克の「島時間を聴いとります。この人、石垣島の出身で、島唄の歌い手で代々有名な家に育ったんだそうです。いい声です、ホント。

特にオススメなのは3曲目の「流星」。全曲ここから試聴できるのでよかったらどーぞ。


茹だってヘコんで、ユルむ。(68.4)

2006-08-28 23:52:01 | 日々のあれこれ

 先週末は3連休。うち2日は湯屋で茹だっておりました。8月から料金が30円上がっていて、430円。サウナがついて、530円。当然とはいえ、原油高の影響がこんなところにも出てます。

 週末といえばこんなハナシが。金曜の夜に不動産屋さんからFAXが来て、久々に「おお、これは」というような物件だったので、土曜の朝イチで担当のYさんにデンワしてその日の午後見せてもらうことに。ところがちょうどお昼頃にYさんからまた電話が。「実は午前中にご覧になられた別のお客様が即決されまして、水曜に正式ご契約とになったそうです。」え、ええぇ... 久々に鳶に油揚げさらわれた気分を味わう。そこまで即決させるくらいにいい物件だったのかなー。とは言っても、こればっかりは仕方ないわね。

 で、若干ヘコみながらもその夜は阿佐ヶ谷へ。20年近く前、東京で初めてバイトした塾の飲み会。 5年ぶりに会う塾長Nさんはあんまり変わっていなくてちょっと嬉しかった。「この人はウチの塾設立当時の講師第一期生で...」とか紹介されて、何だか照れくさいような、年齢を痛感させられたような、びみょーな感じ。ま、その表現に間違いはないんだけど。他の講師OBの人たちともお話できて、楽しかった。Nさんからはまあ、数え上げられないくらい本当にたくさんのことを教わったです。実際に働いたのは1年ちょっとだったけど、その間に、ぅわぁーーっと世界が広がったような、都会のダークサイドにズブズブと足を踏み入れてしまったような...(笑)

 そんなふうに生活がユルみっぱなしだったもので、その影響が今日の数字にちゃーんと出ている。身体は正直である、と言ったのは内田樹先生だったが、こんなクダらない場合でもその命題は真である、ような気がする。本日、今月3度めの小ブタ注意報発令! 食欲の秋も近いし、気を引き締めないとマズい。

 ううむ...。


やっぱりテレビ好き。(67.4)

2006-08-23 00:26:10 | 日々のあれこれ

 数字の方は一応警戒レベルを下回って一安心。エアコンが効いたところにいる時間が多いから、代謝が落ちてるのかもしれない。ちょっと気をつけなくては。

 近ごろのテレビで気になるネタ。

 金剛地武志。ずっと前にMXテレビで偶然見て、あまりに強烈なキャラだったので気になってたら、最近かなりメジャーになってきて、よく見かけるようになった。バラエティーで得意のエアギターを披露してますね。ウィキペディアの記述もかなり詳しい。好き嫌いは分かれるが、妙に気になるヒトだ。

 エステー化学の消臭力。このCM、基本的にはいつも同じパターンなのだが、今流れている「マーメイド・イン・ラブ篇」はツボだ。いいねぇ、こういうバカバカしさ。(CM紹介のトップページがココにあります。)

 エアボ。TBSの「学校へ行こう」でやってる。さっきのエアギターから派生してきたのか、エアボーカルの略。高校生とかが洋楽に合わせて、いかにもPVっぽく口パクで熱唱し、それをビデオに撮って投稿したものを番組で紹介してる。わたしが見たときはBackstreet Boysとか、Queenとかやってた。多分上の年代にも広がっていくと思う、これ。ひょっとすると「エア~」って、他にも形を変えて出てくるかも。でも、こういうのが上手いということって、よくよく突き詰めていくと、意外と深いハナシになったりして...。でもないか、ハハ。

 まだまだ蒸し暑さはつづき、週末は遠い。ま、メリハリを付けて、気分だけはさらりとした感じで過ごしたいものです。


野球な1日。(68.0: 小ブタ注意報発令)

2006-08-22 00:15:59 | 日々のあれこれ

 うーん...。最近のこの数字の動きは、いかがなものか(などという物言いも、いかがなものかと思うが)。ちょっと要注意だ。

 今日はそれどころではない。

 甲子園。早実、駒大苫小牧とも、本当にいいチームだった。圧巻は何と言っても、
斎藤、斎藤、また斎藤。いや、大変なピッチャーです。ある一定以上の年齢の女性の中には、彼に「早実の大ちゃん」をダブらせて見ていた方々も多かったのではないでしょーか。同じチームだし、イカツさというか、ふてぶてしさとは無縁のスッとした感じは、確かに荒木大輔をホーフツとさせますね。高校野球関連の雑誌、今年は売れるぞ、多分。でも、どの世界でもやっぱり見た目はいいに越したことないですね。他のチームのエースがフェイスタオルを三つ折にしてても、あんまり絵にならないんだろうなー、きっと。

 ま、そんなことはともかく、本当に素晴らしい決勝戦でした。

 ところで、プロ野球って今、やってるんでしたっけ...?(笑)


ブキミとアタマ直し。(67.6)

2006-08-18 02:45:55 | 日々のあれこれ

 雨もようの空、もぁあっとした湿気と暑さ。今日の東京は、タチの悪い嫌がらせのような、ヒトを傷ませる天気でした。ホント、ぐったりです。

 シゴトで、理解困難な言動を連発する人に出くわす。あそこまで話が噛み合わないというか、接点が見出せない人も珍しい。どこに投げても、ど真ん中に投げても「ボール!」って言われて、「外れてるのは高さか、コースか?」って訊いても「ボールはボールなんです」って返されてるような。話してるのは間違いなく日本語なんだけど、多分かなりの部分通じてない。同じルールでゲームをやっていることすらアヤしくなってくるような、ブキミささえ感じてしまった。ホント、ちょっとした怪談なんかよりずっと怖かった。と同時に、大した時間話したわけじゃないのに、かなり消耗させられた気分。

 気分直し、あるいはアタマ直しに帰りに本屋さんへ。養老先生の「脳の見方」を買う。冒頭から心身並行論に対する小林秀雄の主張の話(この辺は茂木先生の「脳と仮想」に詳しく書かれてますね)が出てきたりして、これから先が楽しみ。今日みたいな天気・気分のときは、こういうふうにスパッとした感じの、クールな文章がいいですね。短めのエッセイがたくさん収められた形になっているようなところも気に入った。読了後、また少し書いてみたいと思います。

脳の見方 養老 孟司

 と、明日は、というか今日はお休みで、3連休です。ちょっと近場をウロウロしてみようかなと思ってます。