唐突ながら、新聞やテレビ、ネットを見ていてアタマに浮かぶフレーズに、「正しすぎる」というのがあります。書かれていること、言われていること自体には反論しようとは思わないんだけど、何というか、そこから感じられる全体の雰囲気として納得できない、というか。
傍目から見て反論の余地があまりなさそうなことって、そうであるが故に言ったり書いたりする時に気をつけた方がいいのかなとか思う。「言うこと自体が持つ反論の余地の少なさ」に、話し手・書き手の”ワタシ、正しいですよね、ね!ね!!”という「声高さ」が加わって、却って説得力が失われてしまうというか。実は声高に言うことがホントの目的なんじゃないの?と勘ぐってみたくなったりもして。
ま、こちらがヒネているだけなのかもしれないし、何よりもこういうふうに言っていること自体が「声高さ」を多分に含んでいる可能性だってあるわけだし...。
と、これ以上続けるとぐるぐるループにハマりそうなのでこの話はこの辺で。
ところで今、大島保克の「島時間」を聴いとります。この人、石垣島の出身で、島唄の歌い手で代々有名な家に育ったんだそうです。いい声です、ホント。
特にオススメなのは3曲目の「流星」。全曲ここから試聴できるのでよかったらどーぞ。