すもーる・すたっふ
”愚直に”Th!nk Different for Serendipity
 



論考 イノベーションを制約から解き放せ(アクセンチュア)
ハイパフォーマンス実現のために必要なイノベーションを、成功裏に進めていく過程には、多くの制約が立ちはだかっている。細かい点に至るまでそれらの問題を管理しようと試みることは最適な解決方法ではないが、企業のリーダーは、組織内の全ての人間が、成功のためにどのように障害を乗り越えれば良いのかを理解できるような「イノベーション・フィロソフィー」を、前向きに選択していく必要がある。


7つのイノベーション・フィロソフィーと関連書籍。単純に対応させていいのか疑問はあるが、有名な本が並んでいる。

組織ベースのフィロソフィー
1)トップマネジメント主導 →Blue Ocean Strategy, Kim and Mauborgne
2)内部ネットワークの構築 →Medici Effect, Johansson;How Breakthroughs Happen, Hargadon
3)ボトムアップ分散 →The Innovator’s Solution, Raynor and Christensen; Weird Ideas That Work, Sutton

バリュー・チェーンベースのフィロソフィー
4)サプライヤー主導 →“Innovation Sourcing Strategy Matters,”MIT Sloan Management Review, Linder,Jarvenpaa and Davenport
5)パートナー主導 →Open Innovation, Chesbrough
6)競合他社主導 →Fast Second, Markides and Geroski
7)顧客主導 →Democratizing Innovation, Von Hippel;The Future of Competition: Co-Creating Unique Value With Customers, Prahalad and Ramaswamy
パートナー重視のフィロソフィーは、同じく外部のケイパビリティや
資源に依存する。このフィロソフィーは、自社内にはない、もしくは自社組織においては実施不可能なアイデア、専門性、人材、またはリソースを活用したい場合に、非常に適している。多くのケースにおいてこのアプローチは、自社で全てのリスクを背負うことなく、イノベーション機会の恩恵を受けることを可能にしてきた。他社への依存という点においては、サプライヤー・ドリブンのアプローチと一緒だが、パートナー重視のフィロソフィーは、出来合いのソリューションを購入するのではなく、共同でイノベーションを起こすことに重点を置いている点が異なる。


イノベーションを実現しようとする際には、全ての組織が何らかの障害に直面する。下表は、イノベーション・プロセスの各ステージで直面する制約に対して、それぞれの打破に向けて、7つのイノベーション・フィロソフィーのどれが適用されるべきかを示したものである。



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