編集長 不動産ブログ日記:Web2.0が導く知識産業社会/「Japan2.0」を目指して経由、
藤元健太郎の「ITビジネス原論」:Web2.0が導く知識産業社会
XMLはまさに知識がどこに存在していてもよい状況を作ったと言える。インターネット上のどこかに部品としての知識が存在していれば、それを探すこと、集めることも、選別することも、組み合わせることも、別の意味を付加することも、RSSのように更新情報を配信することも可能であり、まさにインターネットが本当の地球サイズの分散データベース網になりつつあると言えるだろう。この状況を筆者は「知識」を流通させるための技術が整いつつあると理解している。 Web2.0の本質のひとつは部品としての知識を自由に流通させる環境が整ったことだと言える。
そのためには図表2にあるような知識情報公共財を官や民間から開放し、プラットフォームを担う主体に利用させ、多くのベンチャーなどを生み出していくことが必要である。EPIC2014のようにGoogleとアマゾンに席捲されるシナリオにしないためにも、国家戦略と制度設計、多くの起業家のマインドが求められている。今こそ日本が知識産業立国としての「Japan2.0」に向けて一歩踏み出すために、Web2.0は大きなチャンスを与えてくれていると言える。今この瞬間もGoogleの次を生み出すチャンスをインターネットは全世界の人の前に平等に提供してくれているのである。
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