先日、ダニエル・ピンク 氏 による「モチベーション3.0 持続する「やる気！」をいかに引き出すか」を読み終えました。
ちょっと前に話題になった本です。
人の原始的な動機因は、飢餓や渇きといった「生物学的な要素」ですが、次に登場するのが、報酬や罰といった「外的な要素」です。そして、これらに続いて、行動科学の分野では「内発的動機づけ」の存在が指摘されていました。実際、この類の論は、ドラッカーの「知識労働者」というコンセプトにおいても語られ、最近の行動経済学の著作にも頻出しています。
ただ、著者の問題意識は、この内発的動機づけの効能が「ビジネスの世界では生かされていない」という点にありました。
さて、本書で示されている著者の処方箋ですが、そのまま旧態の日本企業に適用するにはかなりの調整・工夫が必要だと感じますね。すぐに処方できるような状況の企業は、すでに、モチベーション2.5ぐらいにOSはバージョンアップしているはずです。多くの企業は、バージョンアップしようにも、CPUやメモリのパワー不足の状態なのです。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
具体的な感想のURLは、以下のとおりです。
http://ns-blog.blogzine.jp/omoikomi/2011/06/20_30_fecc.html
http://ns-blog.blogzine.jp/omoikomi/2011/06/i_30_3d0b.html
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