シア式ドロップス

方向性の無い超マイペースブログ。 缶ドロップみたいに色々なフレーバーをお楽しみくださいませ。

とってもしあわせモトちゃん

2009-01-11 11:12:10 | 漫画閲覧室
萩尾 望都・著/とってもしあわせモトちゃん (小学館文庫)

【あらすじ】
陽気なモトちゃんはオリーブ色の不思議な生き物。良き相棒のジョニーウォーカー君と、ハートの巻き毛が可愛らしいピンク色のレミちゃんとカナダの森の中で楽しく暮らしてる…。愉快であたたかい、コミカルなメルヘン。

ここで最初に紹介した、「空くんの手紙」を感じさせるような、メルヘンチックな漫画です

モトちゃんは、子どもみたいに好奇心旺盛。
ジョニーウォーカー君は、マイペースなモトちゃんに振り回されっぱなし。
(飼い犬のナポレオンの方が、振り回されてる??)
レミちゃんは、しっかり者のお姉さんっぽいけれど、ちょっと抜けていて…。
そんな3人(?)が楽しく暮らす様子は、とても微笑ましい。

モトちゃんもそうだけれど…、レミちゃんって、何?
小鳥のようで、小鳥じゃない。う~~ん

少女漫画界の大先生、萩尾先生の異色(?)作なのですが、
萩尾先生の作品って、読んだことなかったのですよ…。(スミマセン…)
萩尾作品を全く知らない私が、この作品を手にした理由は、
『初めて読んだ漫画』かもしれない…。

私が幼稚園に入園するかしないかの頃(4歳)、
近所に一回りぐらい年の離れたお姉さんがいたのですが、そのお姉さんの持っていた漫画雑誌を読んだ…。
朧気な記憶の中の漫画には、「人間じゃないもの」が出てたのですよ。

で、近年。芳崎せいむ・著「金魚屋古書店(小学館)」を読むと、
「モトちゃん」が出てくる話があって、もしかしたら…と思い購入。

しかし調べてみると、「モトちゃん」は1972~1976年までに、小学館の数誌に掲載されていた様子。
掲載年を考慮すると違うのかもしれない…。
こういったメルヘン漫画は、当時いろんな漫画雑誌に掲載されていたので、他の作品なのかもなぁ…。

でも、私好みの漫画なので、寝る前に読むと「とってもしあわせ」な気分で眠りにつけます

文庫版は絶版してはいないようですが、
増版もしていないようなので、新刊を探すのは至難かも…。
古本屋で探すのも困難。私はまんだらけで買った…