月は東に日は西に

わかつき　めぐみ・著／月は東に日は西に　（白泉社文庫　全１巻　画像は愛蔵版）

【あらすじ】
かつて美術部のはみだし者が創りあげた“楽描倶楽部（らくがきくらぶ）”。部費をもらわないことを条件に創られたゆえ、倶楽部の活動は主に他部でバイトをして部費を稼ぐこと。倶楽部は本当の活動内容を発表する唯一の機会の文化祭を目前にし、まだ何をするか決まってはいなかった…。

今年最初の漫画閲覧室なんですが、“今年初”にふさわしい作品を選んでみました。
多分ここ数年、私がダントツに読んでいる漫画だと思います。
やる気が無くなってきてる時に、なぜだか読んでしまう漫画。
そして読んだらちょっと元気になる漫画
正月休みでぐだぐだしてる今、自分に相応しいかな？

学園モノの定番、部活モノの話なのですが、
それだけに留まらず、ホームドラマな部分もあるので、
全体的にほんわかムードな内容です

これを読むと、
勉強のために学校には行ってなかったなー。
部活するために学校行ってたなー。ってことを思い出します。
その時のことを今思うと、がむしゃらに走っていた感はあるのだけど、
少し躓いても、やる気を失せることはあんまり無かった。
そういったところがこの漫画の登場人物もあるのですよ。
ナイーブに思われがちな世代ではあるけれど、実は単純で強い部分もあったりで…

学生時代って短いけれども、その間に得るものは多いな。
人との繋がりや、責任感…。“今”を生きていくための最低限のツール。
世知辛い今の世、それを忘れがちになりやすいので、
それを思い出すために、読んでしまうのかなー？って思います。ふむ