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シェル風日記

何気ない日々、風のたよりのメモ的日記

つるべ落とし

2007-10-03 | 日常・etc

この時期は夕飯を作り始める時間がつい早くなってしまう。

時計を見ると、まだ5時
皆遅いので、のんびり支度して構わないのだけど
随分、日が短くなったので、気持ちが急いでしまう。

子供が小さい時は、夜8時頃までに寝かせるのを目標にしてたから、
その時間から逆算して、ご飯の支度は一年中5時頃から始めていたが
今は夏などはついつい遅めになってた。
早く出来ると早く食べたくなるので、一人だけ先に食べ終わると
あとがゆっくり出来て、これが秋の夜長かな?と思ったりする。

夕方、お豆腐屋さんの呼び声・・・ラッパ?笛?正式には何という名称なのだろう?
その音が聞こえた・・・売れるのだろうか?気のせいかしみじみと物悲しく聞こえる。
前々から売りに来てるらしいことは知ってたが、すでに買い置きがあったりして、
未だにタイミング的に一度も買う機会がない。
もう少し寒くなると、焼き芋屋さんも来るし
夜にはたまに、ラーメン屋さんのチャルメラの音も聞こえる。
需要があるから来るのだろうが、なぜか一抹の寂しさをさそう音色。

子供が小さい頃、近所にとても心優しい、誰にでも親切な友人がいた。
その友人が焼き芋屋さんがいつも来るから、たまには買ってあげようと買ったら、
いくらだったか忘れたが、とにかく「エッ!ウソ!」というくらい
値段のわりに少ない量で、ショックを受けてた。
その友人がまた次に、「傘を修理します」というおじいさんが、いつも坂道を
大変そうに自転車をひいてくるので、同情して頼んであげたら、
「次から自分で直せる」という道具を買わされたとかで、
お腹を抱えて大笑いしたことがあった。
どこから来てたのか不思議だが、そのおじいさんもいつの間にか来なくなって久しい。

秋の夕暮れ時、物売りの音を聞くと遠くに引っ越してしまった、その優しい友人を思い出す。

コメント (8)
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