文吉のバイクってます。

文吉は「生涯旅人」をモットーにツーリングしまくっちゃいます。
愛車は【HONDA Revel500】です。

140705日本一周「四国・九州・山陰ツーリング編」第08日目

2014-08-01 | ツーリング
今日は本州を一時離れていよいよ九州にのりこみます。
それにしても雲行きがあやしくなってきました・・・


2014年07月05日(土)晴れのち曇り

06:20
起床。
健康ランドの良いところはおきてすぐに朝風呂に入れることです。
でも、いまは大浴場は清掃中で、家族風呂を開放しています。
文吉のほかには若者が一人しか入っていなかったので、湯船はせまいけど、それほど圧迫感はありません。
若者が体を洗っている間に文吉は湯船につかって、あがったら彼がはいってというぐあいです。

宿泊客の特典として、軽食が用意されています。
パンとコーヒーだけの単純な朝食ですが、タダなので文句はありません。




09:40(14654)
予定より30分ほどおそくなりましたが、健康ランド「カッタの湯」を出発します。



空はどんより曇っていて、午後からはふりそうな気配がします。
今のうちに、行けるところまで走りこんでいた方がよさそうです。

昨日のうちに無理して宇部市まで走りこんだ理由のひとつには、今日は「阿蘇山まで駒をすすめたい」と言うのがあります。
でも、松山城で会ったお姉ちゃん二人組とoz131さんからの共通の情報で「角島(ツノシマ)」にはぜひ行ってみたい。

地図を見るとわかりますが、角島は下関市の一番北側です。関門海峡は逆に一番南側です。
ここが思案のしどころです。
グダグダ考えるより、行動する男文吉ですから、ハンドルを思いっきり北に向けました。

国道316号を北上し、国行を左折して国道435号を西北へずんずん走ります。
途中は山深い中を通りますが、道はわりと広く、走りやすい。
交通量もそれほどないので、時速70Kmくらいのペースでどんどん走れます。

意外と地図で見るより早くつけそうです。

12:20(14773)
角島到着。
下関側から角島まで一本の長い橋でつながっています。
2000年に竣工した1780mの「角島大橋」は日本で二番目に長いそうで、この橋のおかげで山口県で一番の観光スポットになったそうです。
なるほど、これは絶景ですね。





文吉はまず、何も考えずに一気にむこうの角島まで往復してみました。
これで満足か。いや、もう一回。

今度はハンドルにデジカメを固定して動画を撮りながら往復しました。
途中でバイクの特権とばかり停車して周りの岩などを撮ることもできました。





さらに戻ってきて、またパチリです。





橋の手前の休憩所で休んでいると、ひっきりなしに観光客が車や観光バスで訪れます。
その観光バスのご一行の中に50代くらいの少しお酒が入って調子の上がったようなオジサンが文吉のそばへやって来ました。
自分もバイクに乗っていて、北朝鮮へもツーリングしたことがあるというこのオジサンは妙に人懐こく、同乗の両親にも紹介していました。

さて、ゆっくりしてもいられません。
Shadow750jrは海岸沿いに伸びる国道191号をまっすぐに「関門海峡」目指して走り続けます。

14:08(14832)
関門トンネルに入ります。100円。
3,461m(うち海底部分780m)のトンネルは1958年3月9日に竣工したそうです。
人間なら、1957年四月生まれの文吉とは同学年になりますね。

自分が海の底を走っているという感覚はまったくないのですが、イメージするだけでちょっと胸がワクワクしながら走り抜けました。

14:22(14835)
北九州市門司区に降り立ってすぐにスタンドに入りました。
12.22L @161 2175円
燃費 24.9Km/L 最近ずいぶん落ちてきましたね。

Shadow750jrだけにご飯を食べさせるわけにはいかず、文吉のお腹もさきほどからグーグーなっています。
九州にもちゃんとあるんですね。すき家。
納豆とん汁定食。486円



人馬ともに食を摂り元気になったところで、いざ行かん。
これからが大変なんです。九州のど真ん中阿蘇までの山登りですからね。
なにしろ熊本県です。どんな困難がまっているかはかりしれません。
クマがでるかもしれません、イノシシがでるかも・・・。
はっはっは、人間より怖いものはこの世にいないから大丈夫です。

国道3号→国道198号→国道1号→国道322号→県道52号
英彦山(ヒコサン)は羽黒山(山形県)・熊野大峰山(奈良県)とともに「日本三大修験山」のひとつです。
ここはまだ熊本県でなく、福岡県だからかもしれませんが、クマやイノシシではなく「天狗」がでました。

16:04(14888)
道の駅「歓遊舎ひこさん」到着。






少し休憩して、冷たい水で喉をうるおして出発します。

17:57(14985)
熊本県阿蘇郡小国町杖立温泉到着。
道路沿いにある小さな鄙びた温泉です。




人間だけでなく、ペットの犬用のお風呂もあります。(タヌキははいれません)



「入りたいーい。」という心の叫びをおさえて、スマホで電話を入れます。
文吉が今日の宿泊予定地としていた「ライダーズハウス」は門限が厳しく、18:00までにチェックインしないといけないのですが、どう頑張っても無理なので相談してみたのです。
でも、やっぱり答えはノーです。そのかわりに「南阿蘇」の方にあるライダーズハウスを紹介してくれました。
さっそく、電話したらあっけないくらいにオーケーがとれたので、ほっとしました。

阿蘇山を国道57号はぐるっと、反時計回りに回り込んで国道325号南阿蘇村まで行きます。県道39号を久木野温泉に向けて進みます。

19:17(15021)
ライダーズハウス「阿蘇ツーリングブリッジ」到着。



奥さんが迎えてくれました。
すぐ目の前に久木野温泉「木の香湯」があります。



今日は時間が遅いので、料理を用意してもらえず素泊まりになります。
部屋に案内してもらって荷物をおろすと、とりあえず買い出しに行こうと思います。



奥さんに聞いたらコンビニはファミリーマートが一軒しかなくて、距離もかなりあるとのこと。
じゃあ、ここに来る途中で見かけたあそこのことか。それなら、寄ってから来ればよかった。

しかたないので、約3kmくらい戻って、買い物をしてきました。
まだ、降るまではいってないけど、かなり雲が厚くなっており、明日はまちがいなく降るでしょう。

Shadow750jrを指定の屋根つきの駐輪場において、お風呂に行きます。



ここのお風呂は休憩室も畳敷きでリラックスできます。
無色、透明のいわゆるアルカリ泉でスベスベのお湯です。

地元のおじいさんたちにも愛されていて、みんなニコニコ顔なのが印象的です。
その中に、あごひげを黒々とはやして頭がツルッツルの赤ら顔の男がいました。
周りの人たちとはあきらかに異質で、その男の半径2mくらいのところには誰も立ち寄れない雰囲気があります。

文吉が英語で「どこの国からきたの?」と尋ねると、一瞬ぽかーんとしてから「I came from Italy.」と答えました。
イタリア人なんですね。
文吉の頭はフル回転して「I like to watch football. 」と言って、ボールを蹴る格好をしました。
そこからは彼も打ち解けて、彼もサッカーは大好きで、3年前までマイナーなチームでプレーしていたそうです。

周りのおじいさんたちが何か珍しいものでも見るように文吉を見るので、ちょっと恥ずかしくなりました。
文吉が話せるのは中学校1年生レベルの英語ですから。

彼はこの近くのゲストハウスに泊まっているそうです。

風呂から上がって、畳の部屋に行って座りこんだら、テレビのニュースでワールドカップのベスト4が決まったことを流していました。
これも何かの縁でしょうか。
イタリア人も言葉はわからないまでも、文吉がテレビの前にいるので、横にきました。

「イタリアは残念だったね」「とても悔しい」というような会話をしました。
実はイタリアは日本と同じで、予選リーグを抜け出すことができなかったのです。

風呂からでて、目の前のライダーズハウスに戻ってきました。
今日は文吉のほかに二人組の客が車できています。
部屋は別々になっているのですが、キッチンやトイレ等は共同です。
その二人組は車は庭に置いてあるのに、まだ部屋には来ていません。
文吉は勝手にお湯を沸かしてカップ麺と幕の内弁当で夕食を済ませました。

その後はPCで資料を作成したり、ブログの下書きなどをしながらすごしました。
でも、いつのまにか居眠りがはじまったので布団の中にはいっておやすみなさいです。

結局、お隣さんと会うこともなく次の日を迎えることになりました。






【本日の記録】

走行距離  375Km  通算 1,594Km
給油 12.22L  通算 59.51L






つづく・・・


******************************************************

【文吉からのお願い】
バイク好きの人たちのブログランキングです。決して怪しいところではありません。
ここをクリックしてランキングを上げればより多くの方に見ていただく機会が増えると思います。

人気blogランキングへ

*******************************************************






4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
行ってみたいです (りー)
2014-08-02 05:16:12
文吉さん
角島と言う地名を初めて知りましたけど、良いところですね。この橋は本当に素敵です。文吉さんが二往復するのもわかります。
それから、ペット用の温泉はユニークですね。家には犬はおりませんが、私は犬も猫も大好きです。気持ちよさそうにお温泉に入るワンちゃん達をみてみたいです。

時間があったら (文吉)
2014-08-02 08:20:05
りーさん
コメントありがとうございます。
もう少し時間があったら、向こうの島で遊んでみたかったんですけど。
ただの小さな島ですが、人家もあって小さな入り江には漁船も停まっていました。

この橋だけでも一日中行き来していたくなるような魅力がありました。

犬の温泉は素通りしただけなので、中がどういう風になっているのか見ていません。
文吉もワンちゃんたちお風呂でくつろぐ顔をみたかったです。
ちなみに長野県の地獄谷では猿がお風呂でくつろぐ顔を見たことありますけど。

”走って、出会って” (もっちゃん)
2014-08-05 00:21:34
ツーレポを読み終えて、やっぱりは旅は良いなあと痛感しました。
気持ちよく走って、気持ちよい人と出会って。
楽しく走って、楽しい人と出会えて。
最高だね。
まだまだ続きます。 (文吉)
2014-08-05 08:05:46
ポン吉
コメントありがとうございます。
文吉のたびはまだまだ続きます。
これからも目が離せません。

それにしても相変わらずの八方美人的なコメントだな。
↑のコメントは世界中のすべてのブログに同じ文章書いても通用するぞ。

コメントを投稿