改めて2014年版シマノ総合カタログを読んでみた。
ブログでは何度も書いてきたが、僕は依頼の来たリールを直すのが仕事なので釣り関連の本など殆ど読まないし、最新情報を追っかける訳でも無い。
供給メーカーが最新の技術として導入した物の確認程度に見る位です。
そしてその確認でたまに悲しくなる事もあります。
’14モデルから採用された、クラッチ周りの撥水性を高めた加工もその1つ。
過去のブログ記事を読み返してもらうと分かるが、リアカバー裏やリアカバー部本体側、ローター裏やクラッチ部表面に安いシリコンスプレーで良いからコーティングすれば水洗い後の水切れも良くなる事はとっくに書いてあるし、僕が組み直すリールは数年前からこんな事は当たり前にやっていた。
こんな事は初歩的な考えで、開発者の中に、休日には釣りばかりしている「釣りバカ」がいて釣り現場でのノウハウがあればとっくに導入されている事だと思う。
シマノの撥水技術と僕のシリコンスプレーでは勿論、耐久性は違うが目的は同じ。
こんなのを読んでいたら、
「就職の為のシマノで、釣り好きだからシマノに入った開発者はいないんだろうなぁ~」
と悲しくなったりします。
現在、新卒者の就職難だとか言われているが、ある意味共通する所があると思う。
社会人になった時の目標も無く学歴だけ付け給料や福利厚生で企業を選び共通性の無い職種に面接シートを100社に出したが決まらない。
そりゃ当たり前だよ。
逆に言うと、子供の頃から釣りが、シマノが大好きで将来は絶対にシマノに入社し世界一のリールを作る為だけにスキルを身に付けて来た。
そんな人がいれば その場で採用決定される人もいるかも知れない。
その様に考えると この撥水加工1つ取っても、
「今頃かよ!!」
と悲しくなりますね。
お題に関して観点が少しズレたかもしれませんが、僕みたいにリールばかりいじくってる人間がリールカタログを見ると一般の方とは違う目線で見てしまうんでしょうね?
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