ここの所、'98ステラや'01ステラの整備がたて続きます。
整備と言うかレストアと言うか。
話しは少しそれますが色々なリールを整備しているとメーカーでの組み立て方でも気が付く事が色々あります。
その1つとして、
「クリアランス調整方法。」
です。
多くの人はクリアランスの調整と言えば銅やステンレスのワッシャを足したり引いたりを想像するでしょう。
凄く一般的です。
でも、リール全メーカー、日本国内外生産品にメーカー流クリアランス調整方法が別なやり方で有ります。
それはネジロックでの締め付けでの調整方法です。
確かにウチみたいな月に100台前後の作業量だと
ワッシャ調整→対象箇所締め付け→再度分解→再調整
でもこなせなくは無いですが、たて続くとやはりかなりの時間をロスします。
メーカーでは1日にどの位を生産するのかは分かりませんが、大量生産には効率的で利にかなった調整方法だと思います。
勿論、マスターギア部だけでは無く、クロスギア固定部や様々な場所があるのでかなりの時間短縮になると思います。
完全に締まっていない事が新品、中古でも多々あり、分解時に締まっていると思っていても実はネジロックで固定されているから締まっている様に思うだけで、
緩める前に絞めてみると良く分かると思います。
正確さで言えばワッシャ調整、生産性だとネジの締め付け調整。
問題が出なければ、どちらのやり方も間違いでは無いです。
こんなやり方もあるよ~と言う話。
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