~ SERENE SKY ~

流風香(るうか)の日々の日記や好き勝手な自己主張、呟きを書いていくブログ♪

戦争体験者の番組を見て…

2012-03-04 | TV・ドラマ感想
今日、何となく、BSをつけてみたら、フィリピンでの戦争体験者の話をする番組をやっていました。
それを見ていて、何となく、母方の祖母の言ってたことを思い出しました。母方の祖母の家は貧乏だったので、
8歳で丁稚奉公に出されて、18歳で自由になったと思ったら戦争になり、従軍看護婦として働いていたらしい
んですよね。祖母は、その時のことを、あまり、語ろうとはしなかったけど、ただ、天皇崇拝だけはしない人
でした。天皇崇拝をしない人と言うより、天皇を批判する人でしたね。祖母は、いつも、こう言ってました。

天皇が始めた戦争なのに、戦争に負けて国民は食料がなくて困ってるのに天皇は国民の税金で何不自由ない
生活をしてるなんて許せない


と…。これは、戦争中から感じていたことみたいです。国のために戦争に出て怪我をしたり、病気になったり
した日本兵を看護してた祖母は、なぜ、天皇のために国民が、こんな目に遭わなければならなのか解らなかった
んだと思います。というのも、祖母は8歳までしか学校に行けなかったため、軍国主義の日本の教育を受けて
なかったので「お国のため」とか「天皇のため」というのが理解できなかったんだと思います。8歳で丁稚奉公
に出された祖母は、自分が生きるだけで精いっぱいだったわけですから、やっと自由になったと思ったら戦争で、
また、自由を奪われたという気持ちしかなかったのかもしれませんね。なので、天皇を崇拝する気持ちなんて、
さらさらなかったようです。恐らく、その時、祖母自身が感じてたことを口にしていたら「非国民」と言われて
しまうので言わなかったようですが、結局、一生懸命、戦時中も働いたのに日本は敗戦して、また、一人で苦労
する羽目になったわけですよ。でも、同じ世代の日の話をニュースなどで聞くと

天皇陛下が生きてくれていたから頑張れた

と言う人がほとんどでしたよね?でも、祖母は、天皇に対しては、全く逆の感情を持っていました。国民は、
敗戦後の日本を慰問するとありたがっていたけど、祖母曰く、

慰問に行く金があるなら、食糧難に苦しんでる国民のために使え!!

と、よく言ってました。祖母が、こんな風に考えたのは軍国主義の教育を受けてなかったことが幸いしたの
かもしれないと思います。私は、祖母の言うことの方が正しいと考えています。だって、いくら日本を守る
ためだという大義名分があったとしても、戦争に行くのはトップの政治家でも軍部のお偉いさんでもなく、
まだ、14,5歳以上の男性、つまり、国民なわけですよね?まだ、昔の日本の武将みたいに戦を起こした
大将、自ら戦地に赴くならまだしも、安全な日本にいて将棋の駒のように日本国民を戦地に送るだけで、実際、
戦ったのは国民であり、政治家でも軍部のお偉いさんでもなかったわけですから、そんなのずるいというのが
私の考えです。そして、いくら軍部に強く戦争をすることを詰め寄られたからと言っても天皇が戦争を起こす
命令を出したわけで、神と思われていた天皇の命令だったら戦地に行かざるを得ないじゃないですか!!まぁ、
そういう時代だったんだから仕方ないと言われれば、それまでですが、戦犯として処刑された政治家や軍部の
お偉いさんはいても天皇は、ただ、ラジオで

私は神ではなく、 ただの人間 です

と言って日本の象徴と言う地位に格下げされただけで、なんのお咎めも無しってことでしょ?それじゃ、戦争で
天皇を神だと思って亡くなった日本兵の死は、一体、何だったわけ!?って思ってしまうんですよね。なので、
私も、祖母と同じ考えですね。別に、祖母の影響と言うわけではありません。あくまでも、私なりに出した結論で
あり、私の考え方です。私は、天皇家は失くした方がいいと思う。税金の無駄遣いでしかない。ただ、天皇制と
言うのは、昔からあった存在だから、そう簡単に失くすわけにはいかないだろうけど、私は、税金の無駄遣いと
しか思えない。いくら公務をしてても国民の税金で育てられて、いい生活や洋服を国民の税金で買ってるんですよ!?
戦争を起こしておいて、何の責任も取らず、のうのうと国民の税金で生活してるのを、なぜ、国民が許してるのか?
そっちの方が、私としては疑問です。敗戦後、ラジオで昭和天皇が、自分は神ではなく、ただの人間だと宣言した
のであれば、国民の税金で生活することを、なぜ、許されるわけ?っていうのが本音ですね。

そして、今日のBSのフィリピンでの戦争体験者の話を聞いていて、やはり、政治家や軍部のお偉いさんからしたら、
使い捨ての将棋の駒みたいなものだったんだな… というのを確信しました。それに、戦時中、戦況が悪いのに、
それを隠して日本が有利だという情報を流していた。ウソの情報を流すのと言うは、昔だけでなく今でも同じだと
思う。政治家なんて、自分の地位や名誉、権力にしか興味がなく、国民のことなんて、たかが自分たちが自由に
できる駒でしかない。それは、昔も今も変わってないと思う。正直、私は、政治家を信じてません。というのは、
戦争をしないという法律があったとしても、自衛隊があるわけで、そこでは、しっかり、武器があるんですよね。
私は、自衛隊で使う武器を作る大手メーカーで仕事をしていたから、日本政府が、どの程度の武器を作ってたか
知ってるんですよ。戦争をしようと思えば、日本は、いつでも戦争ができるでしょう。でも、法律で戦争を放棄
するとあるから公にしてないだけのこと…。マスコミだって、政府が動けば事実を書けないのは、今も昔も変化
してないと思う。圧力かけられたら、新聞やTVだってうその情報を流すでしょう。だからこそ、私は、騙されたく
ないから、本当に信用できる情報なのかどうか調べるようにしてます。ネットの情報も嘘か本当か解らない。
それをどう判断するかは、国民一人一人が、よく調べて判断するしかないけどね。だって、今まで、ずっと、
日本の政治家に国民は騙され続けてたでしょう?今だって、満足のいく政治をしてるかと聞かれて

「満足です!!」

と言える人は、何割くらいいるのかな?って思います。こんな風に考えるのは私だけなのかな?BSの戦争体験者の
話を聞いて祖母のことを思い出して、こんなことを思った愛里でした。


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