8月下旬の北海道弾丸ツーリングのレポート以来、ブログが更新できないままになっています。
9月からの後期の講義が始まる直前に、ソロで越前海岸方面にツーリングに行ってきました。そのレポートを執筆中なのですが、後期の僕の科目が諸事情で6コマから8コマに増え、その関係で自分自身の研究の時間も前期以上に時間をかけなければならなくなってしまっ たのです。そのため、ツーリングレポートの執筆はおろか、ブログの更新も進んでいません。
小学校教員時代は、長年の経験もあり、資料として教科書があったので、それなりに毎時間納得できる授業ができていました。ところが、大学の講義は、新任教師の僕には経験もなく、もちろん文科省指定の教科書もないので毎時間の資料も自分で作っています。
新たに研究を始めたのが、小学校就学前の子どもの言語発達の研究です。専門とする国語科教育は小学校入学後の児童が研究対象で、それ以前の乳幼児期の年代については大学院での講義で学んだだけで、その後はほとんど自分の研究の範疇から外してきました。小学校に勤務していたため必要を感じなかったからです。ところが、僕が所属する「子ども発達学科」は初等教育だけでなく、幼児教育、保育と、幅が広く、僕自身も勉強しなければならないのです。大学院で学んだことだけでも、大学2年生、3年生向けにアレンジして資料を作り、講義に臨むだけの引き出しはあるのですが、それでは僕が習ったことを伝えるだけの授業になってしまいます。受け売りの講義内容では、本気で学ぼうとする学生たちに失礼ではないかと思えてきたのです。大学ですから、専門的な学問の研究がなされなければなりません。そのためにも先生である僕が数多くの先行研究の文献にあたり、僕なりのしっかりした論をもって講義に臨もうと考えました。
乳幼児の言葉の発達の研究にはいろいろ論が発表されています。僕は今、それらの論を分析し、自分自身がこれまでに研究してきた児童期における言語発達につながる論に結びつく考え方を導き出しているのですが、これが結構おもしろいのです。さらに、それを学生たちにどう伝えようかを考えるのもおもしろいし、そのためにはどんな資料を用意しようかと考えるのもおもしろいのです。趣味のクルマやバイクで遊ぶのと同じくらいおもしろいと思えるのです。根っから、国語科教育が好きなのかもしれません。教員・保育士養成の学科ですから、それらの研究を教育、保育の場で生かすことができるような講義にしていきたいと考え、絵本の研究や、読み聞かせの研究、さらにそのバリエーションとして紙芝居やリズム遊び、パネルシアターや手遊びなど、理論と実践が同時に学べるような授業の展開も考えて講義に臨んでいます。もちろん、本業の小学校国語科の授業の研究や、生徒指導や特別活動など教科・領域の枠を超えた初等教育の在り方などの講義ももっているので、それらの研究も並 行して行っています。
こうした研究のすべてが僕にとって興味深い勉強ばかりなので、ついつい時間がかかり過ぎてしまいます。一応、毎日7時半を目途に研究室を出るようにはしていますが、それでも高速道路を使った100㎞近い長距離通勤のため家に着くのは9時頃になってしまいます。
休日は、趣味の時間にしています。9月以降、越前海岸ソロツーリングの他、スーパーカブで100㎞ツーリングをしたり、ZRX1200ダエグ(僕のバイク)のタイヤをこだわりのミシュラン・パイロットスポーツに履き替えたり、妻と2人でツーリングに出かけることが多いのでヘルメットにBコム(無線機)を取り付けたり、サッカーJ1の名古屋グランパスの試合を観に行ったり、クラシック・ミニを走らせたり、先週はF1日本GPの観戦に出かけたり、時間がいくら あっても足りないくらいの毎日を過ごしています。
こうして、ブログが更新できない言い訳の日記を書いていたのですが、仕事に勉強に趣味に大忙しの中にも、とても充実した日々を過ごしているのだなあと実感する時間になりました。
今週末は大学祭です。来月は、土曜日に3年生のゼミで実際に幼児とふれあう生きた学習や、4年生のゼミで小学校の研究発表会参加を計画しています。
とりあえず、ブログの更新もがんばらなくちゃ・・・。