台湾留学備忘録

ポスドク生活in台湾(2005~2008)。台湾在留の楽しみや苦労を書きためております。中国語が話せ無くったって大丈夫!

アムステルダムの事 その2

2007年06月10日 | 一人遊び
アムステルダムの二日目は、前日行かなかったアムステルダム国立博物館とゴッホ美術館に行く事にした。

前日の日記はこちらから

旅に出る前に、台北の友人のMさんから、博物館に行くなら朝一の開館時間に遅れたら、入るのに並ぶ事になるよ。といわれていたので、開館時間の9時に間に合うよう、早起き。朝食はホテルで、7時からということだったので、6時半には起き、朝食が開くまでの間に、ホテルのビジネスセンターにあるPC(部屋にPCの接続がなかったので、)を使って、メールチェックやmixiをチェックする。

そうそう、この日はちょうど誕生日だったので、このPCを借りるときにフロントに良いに行ったら「ハッピーバースデー」といわれた。チェックアウトの時も別のひとだったのでその人にも言われ、バゲッジルームでもいわれ、飛行機のチェックイン時も言われ、やたらと西洋人に誕生日を祝ってもらった日だったな(^^:
こういうときの返しの言葉ってなんだろうなぁ。"thank you"って答えてたけれど、よかったのかな・・・

ホテルの朝食は、なかなか満足のいく物だった。そんな豪華でもなかったけれど、デニッシュパンが一杯そろっていたし、チーズとハムも多種そろっていた。ここで、しっかり食べて、昼ご飯を安く押さえるように、結構たべた。デニッシュ6個ぐらい食べたかも。

用意して、8時半にはホテルを出る。博物館は前日の日記にしめしたように、ほんとに真横。時間が余ったので、博物館前の広場で写真を撮る。



9時前ぐらいには博物館の入り口につくと、すでに3組ぐらい待っていた。開館と同時に入館(10ユーロ)。日本語のオーディオツアー(4ユーロ)を借りる。ちなみに、現在この博物館は工事中で、南館のみが開いておりに代表的な作品だけをあつめた「マスターピース展」がおこなわれているだけである。

展示室に入ると同時に、一番初めに目に入ってくるファン・デル・ヘルストの「ミュンスター講話を祝うアムステルダム市警団の宴会」に圧倒される。リンク先にWikimedia Comonsの画像を示したが、実物はもっと大きい(あたりまえw)し、それに一人一人また、物一つ一つの質感が凄いリアルに描かれていた。

開館直後は、結構すいていて、けっこうゆっくり見られた。1階は主に「オランダの歴史」がメインテーマで、絵画以外にも銀細工や、ドールハウス、デルフト焼きが展示されている。銀細工の質感というか、オーディオツアーで説明があったが、「グロテスク様式」という、丸みを帯びた感じが、確かに美しかった。

そして、いよいよ、2階が絵画。主に17世紀のオランダ黄金時代の画家達(レンブランド、フェルメール等々・・・)が展示されている。正直、レンブラントって何が良いのかなと来る前は思っていたのだが、その考えは改める事となった。実物凄いっす。「夜警」はこのさくひんだけで一部屋だったんだけれど、それ以上にレンブラントだと「エルサレムの破壊を悲しむエレミア」が小さい絵だけどすごかった。フェルメールの「牛乳を注ぐ女」も見たし、他3作品かな。あと、フランス・ハルスのこの絵とか、テル・ボルクのちっちゃい女の子の絵とか、魅入られるように何度も何度も絵を往復した。

途中、中国人団体観光客がぞろぞろ騒がしく来たりもしたが、まぁそれはそれだ。珍しく、美術に感動したので、勢いでマスターピース展の解説書(日本語)と、博物館の所蔵編より(英語版)を買った。あわせて22.5ユーロ。出て行くのがとってもおしかったけれど、ゴッホもみようとおもってたので、昼過ぎには館を出て、近くのカフェでサンドイッチをたべて、一旦ホテルに戻る。

荷物をまとめて、14時頃にチェックアウト、そのあと大きい荷物はバッゲージルームにあずけて、ゴッホ美術館へ。これも国立美術館の裏手にあって、ホテルからは近い。国立美術館の「美術熱」さめやらぬ感じで、ここでもオーディオツアーを借りて、見て回る。ここは、ゴッホの作品を年代を追って展示している感じ。うーん、ちょっと私としては趣味に合わなかったかも。でも、オーディオツアーのガイドはとっても参考になった。一番気に入ったのは「ポテトイーター(ジャガイモを食べる人々)」かな。ここも2時間ぐらい回って、気づけばもう夕方の4時。

飛行機は7時45分だったので、まだまだよゆうだったけれど、とりあえずホテルに戻り、バッゲージを受け取り、トラムにのってアムステルダム中央駅へ。
しかし、よく考えると、スキポール空港への生き方がわからん。なんかここのホームの構成がわかりにくかった。これか、と思った電車にのってみたが、2,3駅先のはずのスキポール空港が4駅ぐらいたってもつかない・・・そのうち、ホームを見てたら「スキポール空港行きはこっち」みたいな矢印まででてたので、「しまった間違えた」と思い、その電車を降りる。どうも、アムステルダムから同じ方向に出る電車でも、地下を行くのと地上を行くのとが二つあって、空港行きは地下を行く奴にのらないとダメだったようだ。

引き返したのは、アムステルダムのアヤックスのスタジアムがあるところだったなぁ。そういえば、サッカーは見ていなかったな。でも、めっちゃごっついスタジアムでした。

引き返し、スキポール空港に無事到着。でも、よく考えたら、戻るときまた別の切符買わないと、これってキセル乗車?なんか、一度も検札がなかったから・・・よくわからない
トラブルがあったが、無事空港到着、まだ時間もあったので、最後の思い出に、一日目にいった空港のバーでアムステルを再び飲む。

そして、台北へ戻りました。帰りは飛行機のトラブルは特になかった。隣の乗客が、やたらと席を立つので、そのたびに通路にでて通さないといけなかったのがうっとうしかったけれど・・・

しかし、台北に戻ってきたときに、ほっとした自分がいたな。言葉は英語が通じる文、オランダの方が不自由しないはずなのに、やっぱり、今住んでいる台北の方が、言葉は全く通じないのにホッとする。なんか不思議な感覚だった。


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