今日は11月23日の勤労感謝の日。
これは実は、神々に五穀の収穫を祝う風習、新嘗祭に由来する日です。ですので、五穀豊穣を祝い農業に従事する方の勤労に感謝するという意味で勤労感謝の日なのですね。
なかなか真意がつわたりづらいネーミングですね。
ところで、弘前への今年の初雪は猛吹雪となりました。
あまりに突然すぎて。。。
今日は11月23日の勤労感謝の日。
これは実は、神々に五穀の収穫を祝う風習、新嘗祭に由来する日です。ですので、五穀豊穣を祝い農業に従事する方の勤労に感謝するという意味で勤労感謝の日なのですね。
なかなか真意がつわたりづらいネーミングですね。
ところで、弘前への今年の初雪は猛吹雪となりました。
あまりに突然すぎて。。。
旧ドイツ帝国の首都として繁栄したベルリン。その暗い影は現在のベルリンという都市の1つの魅力のようなものになっています。人類史上最も暗い記憶の1つ。ナチスドイツ。その記憶を留めるという役割がこの都市にはあるのかもしれません。
今回、ミトコンドリア学会の会場になったのはBERLINにあるSTEINGENBERGER ホテルで、ヴィルヘルム皇帝記念教会のすぐ近くでした。お昼休み時間などに何度となくこの教会を訪れました。
古い教会と現在使われている教会が隣あって建っています。古い記念教会はもはや教会としては使われておりません。
天井画はモザイク技法で描かれているのですが、破損して修復している姿が痛々しい。
その隣には現在、教会として使われている教会があります。四方をステンドグラスで覆う、とても現代的な教会です。
二階に設置されているパイプオルガン。演奏会も定期的に行われていて、私も聴くことができました。
ここには、絶望と希望が存在していて、とても複雑な気持ちになります。
何故、ミトコンドリア学会が毎年このベルリンで開かれているのかを考えた時に、バクテリアが古細菌に侵入したという、生物史上最も過激な大事件とつい重ねて考えてしまいました。
ところで昨日偶然オデッサファイルを観ました。フレデリックフオーサイスの名作。父が好きだった作家です。傑作でした。
ミトコンドリア学会に出席のため、ベルリンへ行ってきました。
ベルリンは二度目です。
空いている時間に、ペルガモン博物館へ行きました。
その規模たるや、些細な弘前での生活など忘れてしまいます。
新バビロニア王国を建設したネブガドザル王が建築したイシュタール門。青の釉薬が美しい。
壁に描かれたイシュタール女神の象徴のライオン、市神のマルドウクが2千年以上も前の世界に連れて行ってくれるのです。
その他にもペルガモン神殿を館内に再現していたり。。。
第二次世界大戦で紆余曲折もあったペルガモン博物館ですが、とにかく凄かったです。
今年も暮れが迫ってきて、今年はどんな論文が面白かったのかな、などと思っております。
下記は私が面白いと思い、勉強会で紹介した論文です。(もちろん私どもの研究分野の興味ということで著しく偏っていることをご了承下さい)。
Cell Metab. 2018 S1550-4131(18)30390-5.
The Mitochondrial-Encoded Peptide MOTS-c Translocates to the Nucleus to Regulate Nuclear Gene Expression in Response to Metabolic Stress.
Kim KH et al.
Nature. 2018 Sep;561(7722):258-262.
Parkin and PINK1 mitigate STING-induced inflammation.
Sliter DAet al.
Nature. 2018 Apr;556(7701):332-338.
Innate immune memory in the brain shapes neurological disease hallmarks. Wendeln ACet al.
J Exp Med. 2018
N-glycanase NGLY1 regulates mitochondrial homeostasis and inflammation through NRF1.
Yang K et al.
Elife. 2016
The mitochondrial acyl carrier protein (ACP) coordinates mitochondrial fatty acid synthesis with iron sulfur cluster biogenesis.
Van Vranken JG et al.
Aging Cell. 2018
Nrf2 stabilization prevents critical oxidative damage in Down syndrome cells. Zamponi E et al.
ちょっと古いですが、2016年のNature digestの記事に「論文の追試結果を発表する学術誌が始動」という記事があり、興味深く読みました。
https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v13/n5/%E8%AB%96%E6%96%87%E3%81%AE%E8%BF%BD%E8%A9%A6%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%82%92%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AD%A6%E8%A1%93%E8%AA%8C%E3%81%8C%E5%A7%8B%E5%8B%95/74316
以前に文科省主催の研究不正防止の勉強会に出席した時に、目立たないけど一番重要なのは自然科学分野において研究の再現性がないことだ、と言っているのを拝聴し、その通りだと思ったのです。
この記事でアムジェン社の研究者らが追試を行なって「がんに関する重大な論文53本のうち47本の発見を再現することが出来なかったと発表した」とあります。
種々の原因があると思われますが、大変重大な知見かと思いました。
いよいよ秋も深まってまいりました。
この季節はノラ・ジョーンズを聴きながらピノ・ノワールでも飲んでポールオースターの小説に没頭したいものです。
後少しすると、雪かきの季節ですから。。。
このところ1ヶ月半ほど風邪が治ったと思うとぶり返す日々でしたが、これは丁度スポーツジムに行く道すがら。
弘前公園はスポットライトを初めてから、少し良くなりました。
今までに見せてくれなかった表情を見せてくれています。