おじゃったもんせ

コーヒーなど召し上がりながらごゆっくりどうぞ

報恩講(2021)・・・東本願寺鹿児島別院

2021-11-17 20:51:02 | 日記

宗祖親鸞聖人「報恩講」が11月17日~18日まで東本願寺鹿児島別院で開催されていますが、私は17日13時30分から出席しました。

式が始まる前に、担当から事前に配布された改悔文を担当の音頭で全員で朗読しました。

13時30分~僧侶が入場して読経が始まり参列者の焼香が済んで、読経が終わり休憩に入りました。

休憩後に輪番さんの挨拶と講師の紹介があり、講題「かくれ念仏に学ぶ」  講師「 唐仁原 祐幸」氏(九州教区 鹿児島組 光恭寺住職)により恩徳賛を全員で斉唱した後、法話が始まりましたので、その一部を紹介します。

【法話の概要】・・〇薩摩藩内は浄土真宗が禁止されている中で、南薩地方の信者も命をかけて、かくれて念仏を続けていた。

〇京都の東本願寺参りのため南薩から約60名が船で1月余りかけて海路を進行し淀川を上がり京都にたどり着き、東本本願寺にお参りした。

帰路も船で玄界灘を通り無事にたどりついたが、その間の苦労は大変であったと思うが信仰に生きる当時の人々の熱意が伝わってくる話であった。

〇信者のリーダーの一人が役人に捕縛され拷問を受けるが、どんなひどい拷問にも耐えて、自白しなかった。衰弱した状態で釈放されるが、自白しなかった理由は、もし自白してしまえば、念仏の教えが自分の代で途絶えてしまうので、自分は犠牲になっても念仏の教えを後世に伝えたいとの一心からであった。

〇明治維新になり、念仏禁止が廃止され、自由に信仰できるようになるが、かくれ念仏の時代に比べて、信仰への熱心さが薄れてきて、葬式仏教になっており、今一度、かくれ念仏の時代の真摯な取り組みに学ぶ必要があると考えている。

講話が終わってから恩徳賛を全員で斉唱して終了しました。

報恩講関係の資料などをスキャンして添付します。

※写真をクリックすると拡大し2回クリックすると更に拡大します。左上の←をクリックすると戻ります。

    

   

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 所蔵作品による小企画展「比... | トップ | 小烏吹矢同好会416回目の練習... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事