平成25年度「加治木ゆずり葉学級」の開講式及び講話が5月23日、姶良市加治木総合支所(多目的ホール)で開催されました。
ゆずり葉学級は高齢者が、いろいろな学習や活動に積極的に参加し、お互いに交流を通して絆を深め、地域社会に寄与しながら、高齢期を人生の最も充実した時期として、明るく楽しく健やかに生きることを目指して、今年度は姶良市内の4箇所で開設されました。
開講式では社会教育課長あいさつの後に、高齢者学級について今年度計画の概要や、加治木ゆずり葉学級の進め方などの説明がありました。
講話は「美しく生きる」の表題で、講師の勝田 芳孝先生から約1時間15分間にわたり、楽しいく役に立つ話がありましたので、その概要を紹介します。
講師の勝田先生は保育園園長としての仕事を長く経験され、スポーツ少年団の指導者や消防団団長のほか社会教育関係の講師としての経験も豊富で、手品で笑いを誘いながらの講話は受講者を楽しい気持ちにさせて、高齢者が理解できるような内容でした。
○保育園の仕事は父母のサポートをする仕事であるが、子育ての方法は子供の数だけあるので、保護者に対応する時は視野を広げて行うようにしている。地域の高齢者も子供達との関わりをもって、広い視野で見守って欲しい。
○手品を20年以上続けているおかげで、相手を楽しませて笑顔にすることができるようになったが、手品をする時は、結果を言わず自然体で行い新鮮な気持ちで驚きと感動を与えるように心掛けている。
○「話を聞いてよお父さん、比べないでねお母さん」(主婦の友社平成13年発行、増田修治著)の詩集の紹介では、子ども達の率直な気持ちが表現された、多くの詩を朗読されました。その中の「お嫁さん」という詩では、「僕は優しいお嫁さんをもらいます」という書き出しで子供の素直な気持ちが表現された素晴らしい内容でした。
○東京デイズニーランドの話の中で、デイズニーランドに多くの人が訪れるのは、夢があって楽しいからで、それを支えているスタッフの教育は、例えば、お掃除のマニアルでは「ハイハイしている子供がいつも安全なようにお掃除する」とだけ書いてあり、後はスタッフがお客さまの気持ちを考えて行動することになっているとの話でした。
「気配り」「きずき」「思いついたら行動する」という東京デイズニーランドの教育方針は、私達が「美しく生きる」ための指針でもあるようです。
今回は、手品を講演の間に入れ、種明かしをして皆を驚かせながら楽しく話を聞くことができました。特に子ども達の率直な気持ちを表した詩には感動しましたので講演を聞いてよかったと思っています。
講演会が終わってから班単位に集まって班長を決め、今後の連絡方法を確認して終わりました。
来年2月18日までの間に8回の講座が計画されているので、できるだけ全ての講座に参加できるように努力したいと思っています。
開会あいさつ
ゆずり葉学級の概要説明
講師の自己紹介及び講演
手品
手品(クールビズになって)
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