
#57 相生月子・卑弥呼抄〔幻〕
◇ 人生にも終わりを告げる時ですね
180816 木曜日
*捨てられて野の片隅に朽ち果てる救いも何もありませんねえ
180817 金曜日
*人でなし悪魔の所業残忍な心を秘めて育てもするよ
*美と醜とあわせ持つ身の悲しさよ人は心に何を育む
*冷ややかな風が吹いてる。月子は どこかに 行ってしまったようだ

◇自戒!
*兆しても心に鬼が育つのを許すべからず鬼は外です
180818 土曜日
◇ (かみつゆみはり)
*生きてあるこの寂しさよ 初秋の 上つ弓張 仰ぎ見るかも

*19時の中空の月初秋の上つ弓張あなたに贈る
180819 日曜日
*初秋の生目古墳の夕月夜月子卑弥呼にラインを飛ばす
*あがいてもなるようにしかなりません苦しむだけ苦しめばいい
180821 火曜日
◇私に救いはあるのでしょうか
*どうしたらいいのでしょうね顔を覆ふ(おふ)生きる意欲を失ってます
*生きる 意欲もなしに物を食う なんと惨めなありさまでしょう
*捨てられて2足歩行を確かめる 歩く気力が残ってますか
◇暗がりに金盥を投げ捨てたらとんでもなく響いた
*春の夜や捨てた盥の響く音 千盡
◇春の夜や盥を捨る町はづれ 蕪村・朔太郎
◇春の夜や盥をこぼす町外れ 蕪村句集・角川ソフィア
180823 木曜日
*残された私の力そのすべて使い果たして恋は終わった
*人生にも終わりを告げる時ですね満八十歳に後二十日です
*つまらない人間のまま人生を生きぬきました ありがとう!ありがとう!
