千盡仙人

◇ 佐藤千盡の油彩画

◇ photo <時の彼方に> senjinsennin

万葉集を手にしたが、翁草に気持ちが移った

2023-03-28 10:00:00 | 万葉集


#老いの記~3月~ 2023年3月28日 火曜日


斎藤茂吉 万葉秀歌(上)

折口信夫 口訳万葉集(上)


am 7:00

☆ なんとなく虚しく読みぬ 万葉集 旅人の歌と赤人の歌  ~千盡~


大伴 旅人(おおとも の たびと)

◇ 験なきものを思はずは一杯の濁れる酒を飲むべくあるらし 巻3-338

山部赤人 (やまべ の あかひと)

◇ 武庫の浦を漕ぎ回む小舟粟島を脊向に見つつともしき小舟 巻3-358


♬ 翁草の季節

☆ 翁草4月になれば花が咲く和石の丘のそよ風に咲く  ~千盡~

☆ 絶えず吹く そよ風の丘 翁草  ~千盡~


・宮崎市高岡町

和石(よれし)

・オキナグサは、キンポウゲ科オキナグサ属の多年草


▫️photo <時の彼方に> senjinsennin 千盡仙人

翁草の写真は2021年4月7日





・自問する ~千盡~ ☆ いまどき万葉集なの コロナとかウクライナとか どう向き合ふの

2023-03-15 09:59:00 | 万葉集

老いの記~3月~ 2023年3月13日 月曜日


・自問する ~千盡~

☆ いまどき万葉集なの コロナとかウクライナとか どう向き合ふの


万葉集第7巻1118番歌

柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集)

葉を詠む

◇ いにしへにありけむ人も吾が如か三輪の檜原に挿頭折りけむ

 ※「かざし」頭髪や冠に挿す花などの枝。


斎藤茂吉 万葉秀歌(上) p236

巻7-1118

◇ いにしへにありけむ人も吾が如か三輪の檜原に挿頭折りけむ


巻2-196 柿本人麻呂

◇ 春へは 花折りかざし 秋立てば 黄葉かざし


巻4-497 

古にありけむ人も我がごとか妹に恋ひつつ寝ねかてずけむ

・Google検索

※「寝ねかてずけむ」〈かて〉補助動詞未然形。できる。〈ず〉打消。〈けむ〉過去推量。


  むかし旅に出た人々も

  私のように妻のこと

  恋しく思って眠れぬ夜を

  過ごしていたのであろうかな


釈迢空 倭をぐな

◇ 絶え間なく 人に読み説き、忘れ居つ―。万葉集マンネフシフの清き しらべを

・硫気ふく島

たゝかひのたゞ中にして、

我がために書きし 消息

あはれ たゞ一ひらのふみ―

かずならぬ身と な思ほし―

 如何ならむ時をも堪へて

 生きつゝもいませ とぞ祈る―

◇ きさらぎのはつかの空の 月ふかし。まだ生きて 子はたゝかふらむか

◇ 戦ひにはてしわが子と 対ひ居し夢さめて後ノチ、身じろぎもせず


▫️photo <時の彼方に>

       senjinsennin  千盡仙人

祓川湧水園 2023年3月14日(火)

サツマイナモリ



万葉集 巻7-1102番 ◇ おおきみの三笠の山の帯にせる、細谷川の音のさやけさ

2023-03-06 05:10:00 | 万葉集

老いの記2月 2023年2月24日 金曜日




・折口信夫

口訳万葉集(上)を手にして、まず持田 叙子(もちだ のぶこ、1959年 - )の巻末の解説を読み、折口信夫が傑作と評した万葉集1102番歌を知った。何度も口にしてみたい。さらっとみて他にも1235番に傑作とあり、、


♬ 私はをとどし、さきをとどしと児湯郡都農町の矢研の滝になん度も足を運んだが、そのときの歌に 

☆ 虹かかる矢研の滝に神代の色なき風ぞ吹き渡りける ~千盡~ 

とゆうのがある。

〜身に沁みる名貫川の音のさやけさ〜


◇ おおきみの三笠の山の帯にせる、細谷川の音のさやけさ


万葉集 巻7-1102番

・詠河

・大王之 御笠山之 帶尓為流 細谷川之 音乃清也

・おおきみの三笠の山の帯にせる、細谷川の音のさやけさ


矢研の滝 児湯郡都農町



万葉集全4516首 ☆ 口訳万葉集が届いた折口信夫平易に口述す   ~千盡~

2023-02-23 22:23:00 | 万葉集

老いの記2月 2023年2月23日 木曜日


▫️photo <時の彼方に> senjinsennin 千盡仙人

椿山森林公園

2021年2月10日のphpto




椿山森林公園 

2023年2月14日のphpto

同じ木だけど、崑崙黒から

ジョイフル・ベルズに名前が変わった




20230223 木曜日 12:50

Amazonに注文していた上・中・下巻、折口信夫・口訳万葉集~岩波現代文庫~が届いた 


万葉集全4516首

☆ 口訳万葉集が届いた折口信夫平易に口述す

  ~千盡~


斎藤茂吉著 万葉秀歌(上) 岩波新書

p170が開いた  

・出雲娘子(いずものおとめ)が吉野川で溺死した

柿本人麿 ~巻三・四三〇~

◇ 八雲さす出雲の子等が黒髪は吉野の川の奥(おき)になづさふ


・斎藤茂吉 

生前美しかった娘子の黒髪が吉野川の深い水に漬かってただよう


・折口信夫

口訳万葉集(上) p164

出雲の処女の黒々とした髪は、吉野川の川の真中につかって、藻のように靡いている


~巻三・四二九~

山の際ゆ出雲の児等は霧なれや吉野の山の嶺に棚引く

・折口信夫

口訳万葉集(上) p164

出雲の処女は、霧になってしもうたのかして、吉野山の峰に、長く懸っている (火葬の煙をいうのだ)


今上天皇 徳仁 

徳仁(なるひと)称号は浩宮(ひろのみや)

徳仁。敬称は陛下。勲等は大勲位。 明仁(第125代天皇・上皇)と美智子(上皇后)の第1皇男子。皇后は、雅子(旧姓名:小和田雅子)。皇女子に愛子内親王(第1子・第1皇女子)、皇弟に秋篠宮文仁親王(皇嗣)、皇妹に黒田清子(清子内親王)がいる。小室眞子、佳子内親王は姪、悠仁親王は甥にあたる。 ウィキペディア

生年月日: 1960年2月23日 (年齢 63歳)


天皇誕生日

てんのうたんじょうび

祝日

天皇誕生日は、日本の国民の祝日の一つである。旧称は、天長節。法律上の定めはないが、外交上では国家の日として扱われている。 日付は、第126代天皇徳仁の誕生日である2月23日。 ウィキペディア

日付: 2023年2月23日木曜日

別名: 天皇誕生日

祝われる国、地域、民族: 日本


☆ 今生天皇誕生日曇り空

☆ 今日は雨令和天皇誕生日 

~千盡~


千盡万葉集を読む

2023-02-13 23:11:00 | 万葉集

老いの記2月  2023年2月13日 月曜日


1年前の今日

宮崎県立阿波岐原森林公園

市民の森 梅林の木碑 20220213

シロハラ



茂吉 万葉秀歌(上)  p172   大伴旅人(家持の父)

◇ 我妹子が見し鞆の浦の室の木は常世にあれど見し人ぞ亡き

♬ なんかすら~っと読めず引っかかる


万葉集ナビ-google- から

万葉集 3・446  大伴旅人

・吾妹子之 見師鞆浦之 天木香樹者 常世有跡 見之人曽奈吉

・我妹子が見し鞆の浦のむろの木は常世にあれど見し人ぞなき

・わぎもこが みしとものうらの むろのきは とこよにあれど みしひとぞなき

・太宰府に赴任してくるとき妻と共に見た鞆(とも)の浦のネズの木は今も立っている。その妻は今は亡き人となっている。


私は今は1人で

宮崎の町を

プリウスで走り回っている

かっては幸子(ゆきこ)が

助手席にいて

どこに行くにも一緒だった

今は幸子は老人ホームにいて

コロナで会うことすらもままならない