千盡仙人

◇ 佐藤千盡の油彩画

◇ photo <時の彼方に> senjinsennin

◇千盡仙人本を読む スタインベック短編集

2019-05-18 03:39:00 | 千盡仙人本を読む
スタインベック短編集を読む。56十年も前の記憶を頼りに初めの菊(The Chrysanthemums )を3行読んで、8番目の自警団員(The Vigilante )に跳んだ。やはり最後のところ10数行に行き着いた。強烈、映画のシーンで見てみたい。
菊(The Chrysanthemums)
最初の菊に戻って読んだが非常にに繊細で私は理解できないかも?イライザ・アレンの心理。読んでてはらはらしたり、最後の涙は?うーん🙄心理描写が?
2番目の短編
白いウズラ(The White Quail)
自分の世界(生活空間)を思い描き現実化していくという素晴らしい出だしだ。読み進めているが不思議な女の心理構成。白いウズラ 読んだ。最後、私(千盡)は涙ながらに微笑んだ。
逃走( Flight)
息もつかずに読む。辛い物語だ。映画を見たような記憶がある。息子を送り出した母親を思ふ。
4番目の物語
蛇(The Snake)
ふ〜ん! これはノーコメント。
5番目
朝めし(Breakfast )
Amazing ! 珠玉の名片!

◇ 読み終わって、一陣の風のような本。

2019-04-17 00:28:00 | 千盡仙人本を読む
読み終わって、一陣の風のような本。
《息の限りに遠吠えを》萩耿介
Hatena Blog 千盡仙人本を読む #3 《息の限りに遠吠えを》萩耿介 中公文庫
2019-02-18のことだった。
今日は4月の16日だから2ヶ月が経っている。
p124第二章が終る。《息の限りに遠吠えを》悲しくも美しい🦗🍂  私には牙がない🤣
とここまでで、このあとはもう全部読み終わっていたのだが、締めくくりもないままいま改めて、最後の18ページの第五章を読んでみた。
風の一とそよぎの詩片が朝日にキラキラ照っているようだ。
終わり千盡仙人

◇ 千盡仙人本を読む #2《息の限りに遠吠えを》萩耿介 中公文庫

2019-02-15 10:06:00 | 千盡仙人本を読む

千盡仙人本を読む #2《息の限りに遠吠えを》萩耿介 中公文庫

#2

第一章を読んだ。犬🐕が喋る犬の家族と犬さらいの話、序章には凄みがあったが、ここは人による犬の悲惨な場面もあるけど、主人公と思われるブチの子犬の登場。2/132/14 に第一章 第二章p66と読んでる。性急かな?期待が膨らむのを待ってる。第二章の二が終わり書かれたきた場面がはっきりと映像として見える。思考まで映像化されている。これから第二章の五に差し掛かる、若い日に読んだスタインベックを思い出してる。《ジョン・アーンスト・スタインベック》

*池に遊ぶ鴨を見ながら朝の白湯 手に文庫本 とても幸せ


◇ 千盡仙人本を読む #1 《息の限りに遠吠えを》萩耿介 中公文庫 遠吠えを 萩耿介 Kosuke Hagi 中公文庫

2019-02-07 11:33:41 | 千盡仙人本を読む

「雨の日も風の日も郵便馬車はやって来る」子供の頃からずっと頭に浮かんでくる詩片だが、出典がまるでわからない。ホメーロス あたりかなと勝手に思ってる。

ところで amazon から郵便物が届いたようだ

息の限りに

遠吠えを

萩耿介

Kosuke Hagi

中公文庫

#1

p26が開き、平易な文章が目に映る。「まだ痛むよ」

この本は正月に友達から来た手紙で知った。

で、本のタイトルから 海に向かって

「息の限りに遠吠えを」なんちゃって🤣🤣🤣

息の限りにと言っても、80歳の年寄りでもそうそうにはぶっ倒れないから困ったもんだ。

序章、見事な書き出しだ。なんの関係もないと思うが国木田独歩の武蔵野を思い浮かべる。長いこと文章なるものを読んでなかつたが、序章10ページを一気に🤣読んだ。薄暗い湿った野っ原に佇んでいるようなそんな気がする。端唄小唄に都都逸か、犬の鳴き声? 知らないけど冥府の声が風に流されて幽かに聞こえる。