セネガル日和2

アフリカ最西端の国、セネガル共和国での日々の出来事(2009.4~2010.3)

気になる① えこのくに

2010-04-03 | 日記
 セネガルからは離れてしまったが、海外で生活していたからこそ気になる日本のことを、これが日常になる前に書いておこう。
 1年前に日本にいたときにもひしひしと感じたエコブーム。それが今回、帰国してさらに過熱しているように感じた。エコカー、エコ家電・・エコポイントに至ってはなんのことかわからない。箸袋を見ても「我々は環境に配慮しています」。コンテナを見ても「地球にやさしい」。極め付けが夫の実家近くのスーパーでの出来事。かごいっぱいに買い物をして会計を済ませて、さぁ、袋に荷物を詰めましょという段階で袋がないことに気がついた。店員にそのことを告げると「1枚5円になります」とのこと!!なんでもそこの市の方針で市内のスーパーではレジ袋を無料で渡すのは廃止になったとか・・。ゴミを出すのにお金(税金)がかかり、ゴミ(レジ袋)を今度はお金で買う。ナイロン製の買い物袋はあちこちから無料で何かの折にもらってもう飽和状態。エコは企業や行政の手ごろなイメージアップのアイコンといったところか。もはやエコロジー(環境)ではなくてエコノミー(経済)のエコ違い。環境に気を配るのは当たり前のこと、行き過ぎたエコは「エコ教」となって「私達は地球にとーーってもいいことをしています」というエゴを他人にまでおしつけかねない。あぁ、おそろしや。