セネガル日和2

アフリカ最西端の国、セネガル共和国での日々の出来事(2009.4~2010.3)

来客の多い日

2009-04-30 | 日記
 明日はメーデーで祝日になってしまう。連休前になるべく快適に住めるようにするために、夫が各方面の業者とコンタクトを取り、一日中来客の多い日だった。
 我が家に訪れた客は以下、
  ・鉄工職人;ゴミ焼却用ドラム缶の作製と運搬、雨戸留めの作製
  ・左官;雨戸留めを壁に取り付ける
  ・電気屋;間違いだらけの家の電気の配線を正しく直す
  ・エアコン屋;エアコンを取り付ける
  ・網戸屋;取り付け忘れている網戸を再度確認し、新たに付ける
 これらの職人が入れ替わり立ち代り出入りする上、それぞれの親方が4、5人弟子を引き連れてやって来るわ、「友達も連れてきた。へへっ」というわけのわからん職人もいたりして落ち着かない。ドサクサに紛れて、手の空いている力のありそうな若手に依頼して家具を運んでもらうなどし、今日一日でずいぶんと人の住んでいる家らしくなった。

携帯購入

2009-04-29 | 日記
 自宅のネット回線がつながらないのでsonatel(NTTみたいなもので親会社はフランス)に寄るという夫に付いて携帯を買いに出かける。私にとってここでの携帯は何かあったときのための大事な連絡手段、命綱だ。そのため、きちんとしたものを購入したい。マルシェ(市場)にも探しに行ったが中古品しか取り扱っていないために、sonatelに期待を寄せた。ところがどうだろう、天下のsonatelといえども新品携帯をたった3種類しか取り扱っていない。1つの種類につき色違いもあるはずなのに、それも無いと言う。選択肢が狭い。狭すぎる。
 一つはかなり値段が高く、残る二つはお手ごろ価格だがおもちゃみたいで心もとない。結局、夫の勧めもあっていいものを購入した。なぜか特大Tシャツ(胸元に「I (Sony Ericssonのロゴ) music」付)をおまけにくれた。

[写真:購入した携帯]

電気が来た

2009-04-28 | 日記
 夫は仕事のため、家のことは私がしなければならない。まずは大量の砂を新居からかき出す。デッキブラシを使うのだが、掃くたびに細かい砂が空中に舞い上がり、一部屋はき終える頃には、またうっすらと砂が積もっている状態になってしまう。長い廊下を掃いている途中、溜まった砂の重みと、ブラシを持つ私の力とでボッキリとブラシの柄が折れてしまった。・・・哀しい。短い柄を持ち、中腰のまま作業を続ける。
 夫の交渉のかいあって、午後には電気がつく。なんでも「電気が来ないと、せっかく結婚したのに奥さんが日本に帰っちゃうよぅ」と言ったのだとか。ここではそんなノリが必要だ。
 部屋は依然として片付いていないが、電気と水さえあれば問題なし。今日から新居での生活がスタートした。

[写真:新居外観]

新居に移動

2009-04-27 | 日記
 日曜日はプール付のホテルでのんびり過ごし、時差ボケの調整。月曜日、スーツを着用し、JICAセネガル事務所にあいさつ回りとセネガルで生活するために必要な書類の作成で半日がつぶれる。久しぶりのセネ食で腹ごしらえをした後、いざ、出発。
 車を走らせること3時間半。ようやく白いお家と対面した。外見はともかく、室内は予想通り一面の砂。そして、山のように押し込まれている荷物の数々(夫が一時帰国前に以前の事務所兼自宅で使用していた荷物を運んでいた)、鉄錆び(もしくは砂)交じりの水が出る水道、極めつけは電気が来ていない!
 結局、今晩は自宅で寝るのを断念し、ホテルに泊まることにした。ホテルに移動する前に夫が「しばらく車(業務車輌)を使ってなかったら、エンジンだけかけさせて」と言うので、車庫はどこかと一緒に見に行くと、なんとタイヤのパンクを発見・・・。「いつ隊員の緊急輸送があるかわからないから」と真面目な夫は汗だくになってそれを修理し、薄暗くなりかけてやっとホテルにチェックインした。

[写真:タイヤ交換中]

セネガル到着

2009-04-25 | 日記
 日本を出発する直前は、結婚パーティーやそれぞれの親族挨拶等で日本国内を移動しまくり、疲労こんぱいしていた。そして、とどめの20時間フライト。何とか予定通り首都ダカールに着いたものの、疲労と暑さと時差ボケでぼんやりしていた。
 しかし、それもつかの間、空港からホテルに向うタクシーを捕まえようと移動したとたんに群がってくるセネ人たち。いきなり荷物を運ぼうとする者、耳元で「オレの車に乗れ!」とアピールする者・・・忘れていた現地語(ウォルフ語)が口からほとばしり値段交渉。ほどなくホテルに出発することができた。

[写真:首都ダカールの駅周辺]