セネガル日和2

アフリカ最西端の国、セネガル共和国での日々の出来事(2009.4~2010.3)

健診

2009-12-29 | 日記
 月に一度、夫のダカール出張に合わせて妊婦健診に行っている。担当のロカヤ先生は親切丁寧かつ知的なセネガル女性だ。なんでも、フランスで研修の経験を積んできてセネガルで開業したらしい。血液検査等は専門の機関に行かなければならないし、母親学級なんてものもないが、超音波検査もあれば、こちらの疑問にもきちんと答えてくれるので不満はない。母体と子どもが健康で順調ならば言うことなしだ。
 そんなわけで無事、5ヶ月目に入りました。

[写真:通っている産婦人科の外観]

タマハリ(大晦日の行事)

2009-12-26 | 日記
 セネガルはイスラム教社会ゆえ、ヒジュラ暦である。そのため一年は354日となり、一年が365日のグレゴリオ暦に比べて11日ずれていくようになる。そんなイスラムの2010年の元旦は12月27日になっている。
 セネガルでは元旦は普段どおりに過ごすが、大晦日には「タマハリ」という行事がある。夕食は家族でクスクスを食べ、その後、子どもたちは仮装して(女の子は男装、男の子は女装)お年玉をもらいに家々を回るというものだ。タバスキやコリテのようにご近所、親戚などと双方に行き来するようなことはなく、家族で過ごすおとなしい雰囲気の行事だ。
 いつものように運転手のローさん宅に招待を受けたが夜のため遠慮した。すると、18時ぐらいにわざわざ家まで料理のおすそ分けに来てくれた。その後、お向かいのニングさんからも、さらに、仏語の先生アミナタさんからも料理のおすそ分けがあった。3軒それぞれの家庭の味を心ゆくまで堪能したが、いかんせん我々は二人暮らしかつ、胃は有限。大量に余ってしまった。明日からまたダカールにいかねばならぬのに、はてどうしよう・・・。

[写真:大鍋でどかんとやってきたアミナタさんからの差し入れ。クスクスの上には鶏肉がのっていた]

久しぶり、コロ

2009-12-22 | 子犬
 夫がリンゲールに仕事で行くというので、チャンスがあればコロの写真を撮ってきてもらうようにお願いした。
 今では「チェブ・ジェン・ブラン(セネガル料理名)」という立派な長い名前になって隊員宅でみんなから可愛がられているそうな。狂犬病の注射もばっちり打ってもらったというし、もう安心。幸せにね~。

バナバナ

2009-12-17 | 日記
 先週から立て続けにダカールを行ったり来たりということを繰り返した。移動時間も長く、行き交う人々の運転が荒いために妙な緊張感が続き疲れてしまった。スムーズに行くと片道3時間、ダカール近郊の渋滞に巻き込まれると4時間のドライブになる。
 この渋滞を利用した商売に「バナバナ」というのがある。手に単一の商品、例えばみかん、ビスケット、サングラス、携帯カバー、車の芳香剤、子供服などをそれぞれ抱えて一台ずつにそれらの商品を見せながらひたすら歩いて販売するのである。さぁ、売れたぞ、商品とお金の交換だ!というときになって渋滞が動き出すと、彼らは重い荷物を持ったままその車を追いかけひた走る。なかなか大変な商売だ。クリスマス前ともなるとツリーを売るバナバナなんかもいた。


[写真:観光地のバナバナはレストランにまでやってくる]

忘年会

2009-12-12 | 日記
 セネガルの日本人会には大使館、JICAセネガル事務所、一般企業に勤める方、またその家族を含めて約100名の会員がいる。さらに隊員を加えると160名弱の日本人がセネガル国内で生活していることになる。
 その日本人会の行事の一つに忘年会がある。ダカールのホテルのパーティー会場に約90名もの日本人が集まると、もうここがどこだかわからなくなる。ビュッフェ形式の料理をいただきながら、テーブル対抗○×クイズにビンゴゲーム、参加者による日舞やタップダンス、ベリーダンスなどの余興に盛り上がる。18歳以下の子どもにはサンタからのプレゼント贈呈もあった。しかし、このサンタ、細身だからなのか、飾り気がないからか、小さい子どもたちはぎゃんぎゃん泣いていた・・・。
 サンタと言えば、セネガルはイスラム教徒が95%も占める国のため、クリスマス前だからといって街の様相にこれといった変化はないが、12月25日は祝日になっている。さすがノッポル(お休み)好きのセネガル人、そういうところはちゃっかりしているのである。

[写真:忘年会場に突如、現れたサンタ。(プロレスラーではない)]