セネガル日和2

アフリカ最西端の国、セネガル共和国での日々の出来事(2009.4~2010.3)

次なる国は・・・

2011-02-13 | 日記
 お久しぶりです。ブログ休止から約1年。その後無事に女児を出産し、のんびりと実家で子育てをしています。夫は相変わらず西アフリカ近辺をうろうろ・・・。
 娘の基本的な予防接種が終わったのを機会に、次の出張には私と娘も同行しようかと話しています。
 我々の次の渡航先はこちら→http://blog.goo.ne.jp/malibiyori

これにて

2010-04-18 | 日記
 この4月から夫はフリーの立場をやめて、ある会社に所属しそこから海外に出張して仕事をするようになる。アットホームな会社なので帰国直後の2週間は各種手続きのために休暇をくれ、夫の次の海外出張も子どもの出産後に調整してくれた。
 夫婦で過ごせるのも後わずかとあって、日本での健診も良好だったことから臨月まで東京で過ごすことにした。ところが会社近くのマンスリーが改修中だったために、系列のところを紹介され1週間だけ横浜で過ごし、ようやく今日東京の某マンスリーに引っ越した。帰国してから毎週のようにあちこち移動し、ようよう腰を落ち着けた移動妊婦。気付けばもう9ヶ月。お腹もぐんと大きくなって、ぱぁんと裂けそうだ。
 長らくお付合いいただいたこのブログもそろそろ潮時。帰国してからセネガルの情報は特にお伝えはできなかったが、おいしいものを食べては「これはセネガルの人はどんな反応をするやろ?」ハイテクな水洗トイレを使っては「こりゃセネガルの人は驚くわ!」と何かの折には話題に出て、我々の中でセネガル、アフリカとは相変わらずつながっている。今後も夫のフィールドは西アフリカ圏になりそうだ。長期の出張となれば子どももつれて家族でその地に生活する可能性も高い。マリ?ブルキナファソ?ニジェール?やっぱりセネガル?お次は何日和になるか、そもそもご報告ができるのかどうかそれはイッシャーラー(神のご意思による)でございます。
 それでは、ごきげんよう。

竹の子掘り

2010-04-09 | 日記
 夫の実家から西へ下って、今度は私の実家へ。電車で数時間の旅だが、駅を降りたとたん春めいた空気に胸がわくわくする。健診を受けたり、歯医者に行ったり、お世話になった方に挨拶に行ったり、やるべきことを済ませてようやくひと段落。夫のリクエストで竹の子掘りにでかけた。場所は我が家の山(と言っても一部)、講師はおばあちゃん。
 夫はちょっとばかりの「竹の子掘り体験」のつもりが、祖母はどんどん藪の中にまで突き進み、結局2時間半もの本気印の竹の子掘りとなった。私も2、3個掘ってみたが、トンガが重くて上手く力が入らずにせっかくの竹の子が途中でボキリと折れてしまって挫折。土から顔を出す赤ちゃん竹の子の発掘と運搬係を務めた。夫も途中であきたと見えて、藪の掃除までしてくれた。感激した祖母から夜は竹の子のてんぷらをご馳走になった。旬のものを口にできる幸せ。なんというぜいたく。

〔写真:森の小人(我が家の祖母です)〕

気になる② 情報の渦

2010-04-04 | 日記
 帰国してすぐのブログにも書いたが、日本でいると受け取る情報が多くて疲れてしまう。むろんそれは私が日本人であり、日本語が理解できるから仕方のないことではあるが、何日間か過ごした後で、それは別に都会に限ったことではないということがわかった。
 家族がTVをつけているのをなんとはなしに目を向けると、アナウンサーがニュースを伝えている横で天気予報の画面が出て、下方には帯状に最新のニュースらしきものが流れていた。つまり、TVが3分割され3つの情報が同時に流されているのだ。なんだかもう、何を見て、何を得るのかわからない。
 また、新たに携帯電話を契約するためにお店を数軒回ったが、会社によってプランや機種、細かいオプションが異なっており、店員は客が理解した云々よりも、「もちうる情報を全て提供する」というスタンスで説明するためもうアップアップ。どの携帯でどのプランが自分に合っているのか比較検討するための情報が整理される前にうわーっと矢継ぎ早に説明されて、頭はもうろうとしてきて「もぅ堪忍してください」と言いたくなる。口頭での説明でもお腹いっぱいなのに、さらにはパンフレットもどっさりくれて混乱は増すばかり。久しぶりの日本で新規の契約や手続きが続くがどこも似たりよったり。夫と「歳をとったら、ますますこんな説明は理解できなくて生活できんな~」と笑いあったが、現実にそうなりそうでちょっと怖い。

気になる① えこのくに

2010-04-03 | 日記
 セネガルからは離れてしまったが、海外で生活していたからこそ気になる日本のことを、これが日常になる前に書いておこう。
 1年前に日本にいたときにもひしひしと感じたエコブーム。それが今回、帰国してさらに過熱しているように感じた。エコカー、エコ家電・・エコポイントに至ってはなんのことかわからない。箸袋を見ても「我々は環境に配慮しています」。コンテナを見ても「地球にやさしい」。極め付けが夫の実家近くのスーパーでの出来事。かごいっぱいに買い物をして会計を済ませて、さぁ、袋に荷物を詰めましょという段階で袋がないことに気がついた。店員にそのことを告げると「1枚5円になります」とのこと!!なんでもそこの市の方針で市内のスーパーではレジ袋を無料で渡すのは廃止になったとか・・。ゴミを出すのにお金(税金)がかかり、ゴミ(レジ袋)を今度はお金で買う。ナイロン製の買い物袋はあちこちから無料で何かの折にもらってもう飽和状態。エコは企業や行政の手ごろなイメージアップのアイコンといったところか。もはやエコロジー(環境)ではなくてエコノミー(経済)のエコ違い。環境に気を配るのは当たり前のこと、行き過ぎたエコは「エコ教」となって「私達は地球にとーーってもいいことをしています」というエゴを他人にまでおしつけかねない。あぁ、おそろしや。