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追憶の箱 ボックスアートの世界

2018年12月01日 | スタッフ独り言

12月15日にある美術部の参考作品、作りました。

 

 

12月の美術部活動内容は、以下の通りです。

 

12/15(土)「追憶の箱!!コラージュとボックスアートの世界」 

   紙や素材を貼ることを「コラージュ」といいます。

   木箱を使って、「追憶の箱」をテーマに、ボックスアート作品を作ります。 

   ◎持ち物:コラージュに使えそうな紙・素材(新聞紙や雑誌、段ボールなどもOK!

   使えそうなものは何でも。枯れ葉や枯れ木も使うとおもしろいですよ‼おススメです)

   のり(あれば、木工用ボンドや瞬間接着剤なども。素材によってのりを使いわけます)

   はさみ・カッターなど、加工用の道具。

   スケッチブック。マジック・色鉛筆・水彩用具など、お好きな描画材料。

   ※木箱は美術館で用意します。「持参した箱」で作りたい方は、箱を持って来て下さい。

〇時間 9:30~11:30

〇料金 1000円(ドリンク券つき)

 

 

  

最初に行うのは、組み合わせる素材を鑑賞することから始めます。

素材は、やぶったり、色をぬったりしてもいいし、そのままはりつけるのもOK。

素材を触っているうちに、アイデアが浮かびます。

メインの素材は、ユリノキの果実。

ユリノキは明治期に日本に入ってきた木。今では、学校や公園など、どこでもみかけます。

こんな果実がおっているのをみかけたことはありませんか?

ちなみに、お花は5~6月頃に咲くのですが、高い位置にありすぎて、みんな気づきません。

チューリップのような、結構、大きな花がさきます。

 

  

実や木箱にも、着彩します。

絵の具は、アクリル絵の具がおススメ。

アクリル絵の具は、アクリル樹脂が糊として入っている絵の具。

木や石にも、着色できる優れもの。最近では、100均のお店でも、売っていますね。

 

写真の実は、カエデ。

他の実も使えるか、絵の具を乾かしている間に、組み合わせて考えます。

平たいものを段々に張り付けて、立体にしていくことを、「積層(せきそう)」といいますが、

段ボールを積層して、丘を作ろうと考えました。

 

 

  

積層して箱にいれると、こんな感じ。

木箱に、紙のコラージュによる背景。。。

素材を「風景」に見立てるような感じにしようと考えました。

 

紙のコラージュは、風景にする予定ですが。。。

全く関係ない、チラシを貼ります。天地もばらばら。なぜ、そのような表現をするかというと。。。

「意外性」が、「味」になるからです。

イメージの飛躍がおこります。

 

まだ、コラージュはつけていませんが、いい感じにはなっています。

最後は、素材を全てくっつけます。

紙類は、普通の糊でもくっつきます。

果実やそれ以外の素材などは「スチのり」か、今はやりの「グルーガン」で接着できます。

グルーガンは、ホームセンターで最近安く売っていますね。以前から比べると、本当に安い‼

クリスマスリースなど、作るときに最適。

 

最後は、白い絵の具で、

絵の具の雨(雪)を降らせて、仕上げ。完成。

プラ板は、わざと割ってあります。

プラ板端に、紙やすりでわざと傷をつけています。

このように表現することで、「朽ちた感じ」や、「寒い窓ガラスのイメージ」などを出しています。

 

プラ板の上に貼った、サインのような文字は、

“YOMOSUGARA...OMOU...”と書いていて、乱れた斜体で表現しています。

タイトルを、標本箱のようにつけると、雰囲気がでます。

「追憶の箱」をテーマに作っていて、

「夜の風景」が作る際にずっと頭に浮かんでいました。

「夜想」とか、「ノクターン」でもよいかと思ったのですが。

「一晩中、夜の景色を想うような」と考えたときに、

このようなタイトルになりました。

 

 

  よもすがら ものおもふころは あけやらで ねやのひまさへ つれなかりけり

 

「追憶」なのですが、

「よもすがら~」とくると、百人一首が浮かびます。

そうなると、さながら恋歌のような作品へと変わります。

 

 

作品のアプローチはひとそれぞれ。

素材を鑑賞し、イメージを広げながら、楽しく作品を作れたらよいなと思います。

興味がある方は、ぜひ、セレネまで、お問い合わせください。

 

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

 

 


黒部峡谷日本画展

2018年12月01日 | セレネ美術館

現在、セレネ美術館では、「黒部峡谷 日本画展」を開催いたしております。

2Fカフェの奥に美術館受付があります。

 

 

手塚雄二作品「黒の壁」が展示してあります‼

迫りくるような壁。色数はシンプルに、構成はダイタンに。

実際絵の前にたつと、臨場感がありすくみます。

 

 

  

絵画は黒部峡谷を取材し、描かれたものです。

 

 

第3展示室には、戸出喜信「黒部川」。宇奈月出身の画家。

フランス、ユネスコ本部にも飾られていた作品です。

9メートル、大作‼

 

 

 

セレネで、「黒部峡谷」を「絵」で体感するのはいかが?

 

開館時間・休館日は、

9時~17時半(入館時間は、閉館の30分前までとなります) ※火曜日は、お休み。

入館料

大人 : 610円    高校・大学生 : 510円    中学生以下 : 無料

 

 

おススメ‼‼‼

 

(´▽`) ホッとクーポン‼

12月1日から3月31日まで。

すごくお得です。

800円で、セレネ美術館が入館でき、スイーツもついてきて、総湯や旅館の温泉も入れてしまう。。。

スゴすぎるクーポン。

 

カフェ・セレネも使用できます。カフェ・セレネは、ミニスィーツと、コーヒーのセット。。。

セレネ美術館受付でも、このクーポン券を購入することができます。

  

美術館・カフェには、雑貨コーナーもございます。

 

 

 

  

1Fエントランスロビーでは、写真愛好家による写真展を開催いたしております。

お越しの際は、ぜひ鑑賞ください。 

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP