セレネでお茶しませんか?

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鈴木 浩之 “Sparrows”

2019年02月22日 | オープンギャラリー

現在、2Fオープンギャラリーの通路には、

鈴木 浩之氏のインスタレーション作品、"Sparrows"が展示されています。

 

鈴木 浩之は、地球観測衛星「だいち2号」の観測衛星を活用し、だいちに絵を描く

「だいちの星座」プロジェクトを行う作家。

JAXAと協力しながら、電波反射板を活用し、子供たちとワークショップも行ってもいます。

2019年度 文化庁《文化芸術による子どもの育成事業》のプログラムに採択もされています。


大きなプロジェクトを手掛けるアーティストですが、もともとは大きな作品を描く、

絵描きからスタートしています。

学生時代は、金沢美術工芸大学の油画専攻。

イタリア留学を経て、美大の講師を務めるころには、

デジタルで描いたものをアニメーションにし、空間表現を行う作品を作るようになりました。

 

セレネに展示してあるものは、その当時に制作されたもの。

現在は、プロジェクターを駆使した作品は、当たり前のようにありますが、

制作されたのは2005年。

今みてもとても新しいものとして感じられます。

作品は、パラソルにプロジェクターからの光が木漏れ日のように表現されており、

「自然とそこにある」というような展示になっています。

すずめたちの影がそっとおりたち、鑑賞者をいやしてくれます。

とりのはばたきなど、非常にリアルに描かれていて、

一見すると、描いたアニメーションだとわからないほどリアルに表現されています。

 

気になる方は、ぜひ鑑賞してみてください。

 

 

 

鈴木 浩之は、現在、金沢美術工芸大学美術科油画専攻 准教授。

油画の絵画制作の指導とともに、アニメーションを学生たちに教えています。

金沢美術工芸大学美術家油画専攻は、

米で「アニー賞」を受賞した細田守監督や

映画やドラマ化されてお馴染みの漫画家東村アキコさんが卒業生でおられて、

世界的にも注目されています。

金沢の21世紀美術館では、卒業生作品が展示されていますが、

セレネでは、そんな注目の油画学生アニメーションをお借りして、

3月1日以降展示します。

 

宇奈月国際会館セレネ
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
tel 0765-62-2000 セレネHP

 

 


3月の月イチLIVEは

2019年02月20日 | イベント情報

セレネ3月の月イチliveはJAZZ!

ピアノ・松浦有里 ベース・武田 悟 ドラム・池畑外雄のトリオがおくる

JAZZエッセンスをたっぷりと楽しめる生音ライブです!


◇日時 2019年3月10日(日)14:00~

◇会場 黒部市宇奈月国際会館セレネ

◇チケット 1000円★1ドリンク付き 限定40席

◇チケット取り扱い所 セレネ コラーレ

◇お電話での予約可能 セレネ ℡0765-62-2000(9:00~17:30受付※火曜休館)

 

 

武田 悟(b)

富山市出身。 同志社大学在学中、軽音楽部ジャズビッグバンド
「ザ・サードハードオーケストラ」に所属し、ジャズに傾倒。ウッドベースを始める。
卒業後、帰郷。様々なジャンルにおいて活動。近年は後進の育成にも力を注いでいる。
主な共演者は、マイクスターン、渡辺貞夫、佐山雅弘、渡辺香津美等。

 

池畑外雄(Dr)

富山県出身。ロック、ジャズ、ファンク等のグループ活動を行い、18歳でプロの世界に入る。
繊細かつパワフルなマルチスタイルのドラミングでライブ、コンサート、レコーディングなど幅広く活動中。
ドラム以外にもラテンパーカッションや世界各地の打楽器に興味を持ち、独自のスタイルを作り出している。
越中ドラマーとして自己のユニットでの演奏活動や全国各地でのセッションライブ等、精力的に行っている。

松浦有里(pf)

松浦 有里 (ピアニスト、作編曲家)
富山市出身。3歳よりピアノを始める。
2008年奨学金特待生として米国ボストンにあるバークリー音楽院に留学。
作曲、編曲を主に学ぶ。2012年帰国。
2016年、ミュージカルカンパニーWoz主催のミュージカル「百万回生きた猫」の
音楽監督を担当し好評を博す。
2017年、Maurice Ravel International Composition Competition 少人数編成部
門セミファイナリスト、国別(日本)1位。

 

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黒部市宇奈月国際会館セレネ
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
tel 0765-62-2000 セレネHP


今日から「幻想小品展」はじまりました。

2019年02月13日 | オープンギャラリー

セレネ美術館コレクション「幻想小品展」がはじまりました。

所蔵作品の中から、幻想美あふれる作品を紹介するものです。

不思議な世界や美しい世界、なにかの物語の一幕のような想像をかきたてる作品など18点を展示しています。

心の中に、いろいろな物語をつむいでいただければ幸いです。

題名 セレネ美術館コレクション「幻想小品展」

期間 2019年2月13日(水)~3月25日(月) 火曜休館

料金 一般610円、高大生510円、中学生以下無料(※「黒部峡谷 日本画展」と共通チケット)

関連イベント(クリックしてください) 〇日本画ワークショップ、〇学芸員による作品解説

 

宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
tel 0765-62-2000 セレネHP

 


「ヾ((。→ˇܫˇ←。))ノ゙『あたり』で広がる石こうデッサン」

2019年02月07日 | スタッフ独り言

セレネでは、気軽な月イチ美術部を行っています。

今月は、「ヾ((。→ˇܫˇ←。))ノ゙『あたり』で広がる石こうデッサン」。

2月9日(土)に行います。

学校の美術室には必ずある石こう像。描いたことはありますか?

難しくはありますが、石こうの描き方、制作の仕方を知りながら描いていきます。

描いたことはあるけれど、ぜんぜん描けなかった人。特におススメ‼

◎持ち物:スケッチブック、鉛筆(HBやBの他に、2~10BやHなどあれば、持って来て下さい)。

◎参加費:1000円(定員25名。カフェ・セレネのドリンク券つきです)

 

 

参考用に作品を作ってみました!!

   

   

最初は、石こうをよく観察するところから。。。

画用紙に、画面に十字の線をいれ、中心をもとめてスタート。

構図を考えます。ここで「あたり」が登場!!

画面にどんなふうに形をいれていくか、「あたり」でとらえます。

「あたり」とは、「点」のこと。形をとらえるさいに、まず点でとらえます。

なぜ、「点でとらえるのか?」というと修正がはやいということもありますが、

形や立体の把握がしやすいからです。

理屈で言うと、

「点と点を結んで線とし、線と線をつないで、面をつくり、

面と面を組合わせて、立体としていく」となります。

 

わかりにくいかもしれませんが、実際このような話をききながら、

制作していくと、「なるほど」となるかと思います。

おおらかな「あたり」と、「線」だけで、結構立体的になりました。

 

次は明暗。おおらかに、全体に一色、影をつけます。

   

   

1色から2・3色という風に、色を増やします。

1本の鉛筆で、誰しも10色は作れます。色の作り方も、当日、話したいと思います。

ここまで、一度も消しゴムをつかわずにきました。

間違ったあたりや線も参考になるので積極的に残します。

明暗をつけていくと、間違ったあたりや線は自然と消えていきます。

 

   

   

 明暗をつけて仕上げていきます。

描くほど、形の間違いなどに気付くようになります。

うまくいかなくて、何が間違っているのかわからない時は、

石こうをじっくり鑑賞します。わかったら、改めてあたりをつけて修正します。

ここまでくると消しゴムも積極的に使います。ただ「消す」というよりも、

白く「描く」というように使います。

 

 「みどころはどこか」改めて確かめ、強く描き、仕上げます。

最後は、画面の一番弱い所、余白の部分にサインをして終了。

 

完成。1時間半から2時間ほどの制作時間でできました。

今回、鉛筆は4Bのみ使用しましたが、仕上げにかけては、

様々な種類の鉛筆を使いわけたりもします。

種類が多いほど、表現として繊細で豊かな印象になります。

その他、ぼかしなどを使った質感表現も。

 

興味がある方は、ぜひ、お問合せ下さい。

 

主催・お問合せ

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL 0765-62-2000

電子メール info_selene@unazuki.org