地球浪漫紀行☆世界紀行スタッフの旅のお話し

(株)世界紀行・スタッフのブログです。ブログ・タイトル『地球浪漫紀行』は弊社ダイレクトメール名です。

ボヘミアに煌く珠玉の街々

2008年10月03日 10時31分54秒 | チェコ
こんにちは、川崎です。
先日、チェコ共和国の旅から帰国しました。
少しでもこの魅力溢れるチェコについてお伝えできればと思います。

古くから歴史の表舞台に登場してきたチェコには、
宝石をちりばめたかのように美しい古都が点在しています。
強国のクロスロードに位置しているため、様々な国々の文化がここを通り、
見事な歴史が育まれました。
中世にはボヘミアとモラビアという中欧の2つの有力国だったチェコには、
13世紀以降の歴史的建築物が林立する百塔の街プラハをはじめ、
ヨーロッパ有数の温泉保養地として知られるカルロビバリ、
中欧を代表する高級保養地マリアンスケ・ラーズニェ(写真トップ:「歌う噴水」)、
おとぎ話に登場するような美しくかわいらしい旧市街が残るチェスキークルムロフなど、
本当に見所の多い国でした。


カルロビバリ

伝説では、神聖ローマ帝国の皇帝だったカレル4世が狩猟のために鹿を追って
この土地にやってきたのが始まりだと言われています。
深い森の中で矢に傷ついたその鹿は、地面から湧き出る温かいお湯で
自らの傷を癒していたそうです。
カルロビバリとは「カレルのお湯」という意味で、
その時の伝説がこの土地の名前の由来となっています。

近世になるとヨーロッパ中から多くの貴族や詩人、作家たちが
この温泉保養地に滞在するようになり、
立派な邸宅がテプラー川沿いに建てられるようになりました。
19世紀以降には本格的に温泉保養地としての施設が数多く完成し、
100箇所中、12箇所が現在でも温泉地として利用されています。
浸かることはもちろん、飲むことでも胃腸病や糖尿病に効果があるとして
今も多くの観光客がテプラー川沿いのコロナーダと呼ばれる温泉地をゆったりと歩き、
カルロビバリ特有の陶器のカップを手に飲み歩いています。
ベヘロフカと呼ばれるハーブのリキュールや、
オプラトキと呼ばれるウエハウスをいただきながら、
ゆったりとした時間が流れる日暮れ時のテプラー川沿いで過ごすひとときは
旅をより印象深いものにしてくれます。


チェスキー・クルムロフ

13世紀にヴィーテクという有力貴族がこの土地に城を築いたのが
町の始まりとされています。
その後、南ボヘミアで最も強大な貴族で、皇帝さえも一目置いていた
ロジェムベルク家が町を拡張し、
現在のチェスキークルムロフの基礎が出来上がりました。
ロジェムベルク家の時代に町は最盛期を迎え、
巨大なルネサンス様式の色彩豊かな城塞や塔が築かれました。
チェコで2番目に大きな城塞には庭園へと繋がる2重の石橋があり、
そこから見下ろす旧市街の様子も息を呑むような美しさです。

また、おもちゃのような可愛らしい中世の街並みが残る旧市街も必見です。
戦略的に重要な場所とは考えられていなかったチェスキークルムロフは
戦争の被害をほとんど受けることなく、当時のままの美しさを今に伝えています。
こじんまりとしたこの町では、観光客で賑わうお昼時を外して、
ゆったり散策のお時間を取る事をおすすめします。
お土産店をひやかして歩くのも旅の思い出の一つとなることでしょう。


プラハ

言わずと知れたヨーロッパ有数の観光地です。
12世紀後半からの近代までの建築物が見事に調和し、美しい景観を保っています。
特に「王の道」と呼ばれる火薬塔からプラハ城までの道沿いは歴史的建造物の宝庫で、
あまりの美しさに言葉を失うことでしょう。
異端とされた多くの文化が、この街では長く生きつづけたこともあり、
他のヨーロッパの主要都市に比べ、独特の空気、雰囲気を醸し出しています。
フィレンツェやパリといった都市に比べても歩きやすく、
ほぼ全ての観光地が徒歩圏内にあるのも魅力の一つです。




ドイツとの国境付近に位置する独特の旧市街を持つヘプ(写真)や、
アーケード状の入り口が並ぶ世界遺産のテルチ、
オーストリア・スロヴァキアとの国境付近の世界遺産の村レドニツェとヴァルチツェなど、
魅力溢れる町に恵まれた美しい国チェコに是非一度お出かけください。
(川崎 大地)

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