今回が「中国の美しい村」シリーズのおそらく最後のご案内です。
侗族[トンゾク]の建築を代表するものは、鼓楼、鐘楼と風雨橋ですが、
木造のため、通常幾度も修復を重ねています。
その中でも、現在確認されているオリジナルの最古の風雨橋が、
湖南省通道侗族自治県の皇都村にあります。
清の乾隆年間のものだそうです。
長い中国史の中では最近のものに感じますが、
それ以降、手が加えられていない点で重要です。
そのため、この皇都村の風雨橋は特別に「普修橋」と呼ばれています。
普修橋は、8つの『経典村落景観』の一つに選ばれています。
「中国の美しい村」シリーズ、長期にわたりお付き合いいただきまして
ありがとうございました。
(佐々木 嘉優)
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