アドリア海の島① 神々の涙・コルナティ群島

皆様お久しぶりです、佐々木です。

クロアチアには風景の美しい土地が数多くありますが、
何回かに分けて日本では未だあまり紹介されていない場所をご紹介いたします。

第１回目は「コルナティ諸島」
位置は、ダルメシアン犬で有名なダルマチア海岸の最北西部ザダールの沖合いです。
数百の島々がコルナティ群島国立公園を形成しています。
コバルトブルーの青い海に石灰岩の白い島々が美しく、
「神様の流した涙」と呼ばれています。



クロアチアのアドリア海は、山から流れ出す川がほとんどありません。
河川は北のドナウ河に流れ込んでしまいます。

これには、いい面と悪い面の両方ありますが、
ゴミや汚れだけでなく、山の養分も海に流れて来ないので、
①プランクトンが少ない、②そのため海草や魚が少ない、（イルカはいます）
③ゆえに海は澄んでおり、磯臭さもない。ということになります。
特に夏場は塩分が大海よりも濃いという事情もあります。

さらに海岸が石灰岩なのでライム（石灰分）が海に染み出てきて、
まるでラムネのような色を見せてくれます。
ダルマチア地方では「コバルトブルーの海」とか「エメラルドグリーンの海岸」とかいう形容詞は装飾語というよりも事実を物語っています。


ダリメシア犬といえば、ちなみに世界紀行随一の犬派人間は中村です。
（もう一つおまけに猫派は照沼です）
　　佐々木 優嘉