日刊マイルストーン

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泥湯温泉の事故

2005-12-30 09:22:35 | Weblog
秋田県湯沢市の奥山温泉で3人の死亡事故があった。
新聞に載っていた事故の詳細は下記のとおり

「秋田県湯沢市高松泥湯沢の泥湯温泉「奥山旅館」従業員から
「近くの駐車場付近で人が倒れている」と119番通報があった。
救急隊員らが駆けつけたところ、同旅館に宿泊していた
東京都豊島区西巣鴨2、東京大学理学部助手、松井泰さん
(47)と妻理恵さん(42)、小学3年の長男日々太
(びいた)君(8)、同1年の二男智足(ちたる)君(6)
の4人が倒れており、病院に運ばれたが、理恵さんと兄弟
2人は間もなく死亡し、泰さんも意識不明の重体。
県警湯沢署などは、温泉付近から発生する硫化水素ガスに
よる中毒ではないかとみて調べている
硫化水素は青酸とほぼ同程度の毒性がある。重症の中毒の場合、
衝撃的に起 こる意識喪失に続いて、呼吸麻痺と心機能不全に
より死亡する。この気体が 低濃度の場合、眼、気道ならびに
肺にきわめて強い刺激と炎症が起こる。肺 水腫が起こりうる。
肺水腫は2日間までの遅れで現れる点に用心。したがっ て、
この気体を吸入したときは、いつでも医師の検査を受けることが
必要で ある。その症状は消化器官の側もわかるが、中枢神経系の
部分的麻痺の症状 からも認めることができる。 」

この温泉の硫化水素の事故は実はかなり多い。
泥湯温泉では、ちょうど5年前に硫化水素により
21人が目の痛みを訴えるという事故がおきたばかり
全国的にも死亡事故は分布しており、今回の事故で
温泉の持つ怖さの一面が浮き彫りになった形だ。
以前も書いたが、硫化水素は活火山、休火山でも発生しているので
思わぬとところに発生している可能性もある。
福島県安達太良山で起きた4名の死亡事故も、
この硫化水素が充満しているところで発生した事故。
目に見えないし、まさか空気のきれいな山の中で
硫化水素を吸い込むなんて誰も考えていなかったから
防ぎようがないのだ。

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