晴走雨読

そりゃあんまりな的冬山入門・番外編

先日西穂に登った時、ロープウェイで3人組の外人さんと一緒になりました。

多分欧米人だと思いますが、もしかしたらブラジル人かも。

どう見ても普通の観光客だと思っていたのですが、ロープウェイ駅を降りて我々が登山道に入っても後ろを付いてきます。





1人は小さなデイパックを背負ってますが他の2人は手ぶら。

服装は全く普通で下はジーパン。

靴も普通のトレッキングシューズ。チェーンスパイクだけは付けてました。



途中で引き返すだろうと思ってましたが、結局標高2367mの西穂山荘まで登ってきてしまいました。

確かに風もなく天気は良く暖かで、雪の状態も締まって歩きやすかったですけど。

行けるところまで行こう、って感じだったのか、最初から山荘まで行くつもりだったのか。

日本人登山者は全員完全装備なのに、やっぱりアングロサクソンは寒さに強いのか?



そういえば夏山でも外人さんを時々見かけるけど、軽装で3000m級まで登ってくる人が結構多い。

山をナメてる、というより形にとらわれずに自分で判断して必要な装備をしているって感じがする。

ダニエルカールもNHKの番組で登山してたけど、ジーパンだったし。


そこへいくと日本人はみんな同じ格好をしている。

本やネットで調べ、お店で山登りの服装はこうです、靴はこれザックはこれと言われるままに揃えるので同じような格好になってしまう。

特に中高年の初心者はその傾向が顕著です。我々夫婦のことですが。

日本人はほんとに横並び意識が強いというか常識にとらわれすぎというか、同じ格好をして安心する部分が多いのかも。


されども登山の服装や装備は最悪の事態を想定して準備をする事が大事ではないかと思います。

私のザックの中にはヘッドランプやレスキューシート、非常食や医薬品はたまたスマホのバッテリーまで入ってます。

結構な重さになりますが一度も使った事はありません。

例えば道を間違えて山の中に迷い込み日が暮れてしまった場合を想定して、なんとか一晩生き延びられるように準備しているつもりです。

冬山ならなおさらで、天候が急変して吹雪になって動けなくなった場合いかにして生き延びるかを想定しなければなりません。



今回シロートながら雪山装備をいかにリーズナブルに揃えるか考察してみましたが、あくまでも緊急の時を想定して装備を揃えてください。

そしてあくまでも自己責任で。(結局そこかよ)
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