聖心こども園 こども園日記

<認定こども園>聖心こども園(中条聖心幼稚園・聖心保育園)の様子をお伝えしていきます。どうぞお楽しみください。

2010年度夏期学校・お泊まり保育 (8月5-6日)

2010年08月09日 | Weblog
聖心幼稚園の夏期学校は、聖心幼稚園の卒園生とひかりクラスの「お泊まり保育」を組み合わせた形で行われてております。昨年から1泊2日になりましたが、今年も、こどもたちの「楽しむパワー」にあふれた2日間でした。


 1日目は、開会礼拝の後、村上市(旧朝日村)へ行き、朝日きれい館で楽しいプールやウォータースライドをして遊びました。昼食と休憩には奥三面ダム建設のために閉村した三面の民家をそのまま移築した「またぎの家」を利用しました。子どもたちは、外は35度の気温にもかかわらず快適でさわやかな風が吹く抜ける築170年の古民家でのひとときをたのしんでいました。


 
夜の幼稚園の園庭でのバーベキューにはO先生もご参加いただき、小学生との懐かしい再会を楽しんでおられました。ホールでのグループ発表(またぎの家でグループごとに決めた、名前、コール(吼え声)歌)やたのしいゲームや花火が終わった後、「O先生は明日は参加されないので、おやすみとさよならをしていってね。」と伝えると、子供たちは列に並んでO先生とハグをしてさよならをしていました。とてもいい光景でした。




 2日目は、ラジオ体操、朝食、朝の礼拝の後、たいない自然学校へ行きました。

たいない自然学校では、少年自然の家様のご厚意により、全人数分ライフジャケットを借りることが出来ましたので、自然学校の佐藤陽志校長先生にお願いして、午前中の胎内川体験で木製カヌー体験もすることが出来ました。川の生きもの観察では、川の岩間にある生きものや魚を探したりして楽しい経験をしました。今年の猛暑により川の水量・水流が例年より少なく水の中にある石が滑りやすくなっていることもあり、全員両手を使った「4本足歩き」で動きました。こどもたちは最初はぎこちない動きをしていましたが、少しずつ慣れ楽しい体験ができたと思います。自然体験も目的の一つである「いい緊張感と集中力」を持って行動する経験にもなったと思います。 



    
 昼食は自然学校のもう一人のスタッフ佐藤真理さんによるおいしいやきそばと野菜とベーコンのスープをいただきました。
午後からは丸太切りのパズル体験とバームクーヘン作りをしました。直径15cmほどの丸太を子どもたちがのこぎりを使って輪切りにして両面に絵を描き、それを木槌で何回かたたいて割ると、世界でたった一つの木製パズルのできあがり!

 おやつに甘いすいかを食べた後は、バームクーヘン作り体験です。直径10cm長さ3m位の青竹の真ん中あたりにバームクーヘンの生地を塗り、それがしたたり落ちないように薪火の上で回しながら焼きます。それを何回も繰り返して層を作ります。本当は10層位にしたかったのですが、時間がなく今回は4-5層で終えなければいけなかったのは少し残念でしたが、おいしいバームクーヘンが出来ました。予定より小さなできあがりだったので、その場でみんなで食べようとしたら、ほとんどの子が「お家に持って帰りたい!」といいました。自分たちが暑さと煙に耐えながら一所懸命作ったバームクーヘンをぜひお家の方々へおみやげにしたいのでしょう。やさしいこどもたちのほほえましい光景でした。




 これらの活動の合間にもこどもたちは、たいない自然学校にいる動物たち(やぎ2匹、犬1匹、にわとり、烏骨鶏数羽などなど)や、木の枝に縄をくくって作ったブランコやロッククライミングの練習壁、丸太の大木でつくった楽しい平均台、2基のテント台などいろんな遊具などでも楽しく遊んでいました。こどもたちが自由に楽しく「こどもらしく」遊んでいました。

 たいない自然学校の佐藤陽志さん、真理さんには、大変お世話になりました。胎内の自然を子供たちに伝えていくことを通して、「持続可能な社会」作りに取り組んでいるお二人を中心に広がっている輪に私たちも加わっていければと思っています。





 今年は例年よりも参加者多く、気温もとても高いことが予想されていました。私たちも出来る限りの準備をしたつもりですが、大事が起きず無事に充実した体験ができたのは、こどもたちみんなが先生方の言うこと聞きしっかり行動してくれたからです。特に4年生、3年生は、総勢28名のこどもたちの「おにいさん、おねえさん」として、本当に頑張ってくれました。また1、2年生、ひかりクラスのお友だちもみんなとってもいいこでした! どうぞ、お子さんをほめてあげてください。また、2日目のプログラムに何名かのお家の方々が参加していただいたこともとても大きな手助けになりました。改めて御礼申し上げます。

副園長 高橋 正