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清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

超長時間の番組

2014年12月28日 | 報道
 新聞のTV番組欄を見ると4時間5時間いや8時間と、とてつもない長時間番組を組んでいる。普段はニュース番組くらいしかTVを見ないので、新聞掲載の番組が面白いのか否かわからない。しかし、同一番組を昼間の時間、連続して見る人がいるのだろうかと疑問に思う。

 放送技術の進歩で、コンピューターにセットしておけば、勝手に電波に変えて家庭に届いているのかもしれないが、それでは味がない。年末年始の番組は秋ころから制作しているという記事を週刊誌で読んだことがある。芸能人のスケジュール調整の大変さが分かる。

 その点、正月の駅伝放送はいい。今はLIVEというらしいが作ったというところがない。予告でしか見ていないが大笑い大食いのたぐいの番組は未年には減らしてほしい。

 

さきほど

2014年12月27日 | 報道


 今朝7時のNHKニュース。スポーツコーナで「先ほど入りましたニュース。ヤンキースをフリーエージェントなった黒田投手が古巣の広島カープに入団することが決まった」、おおよそこんな内容を伝えた。NHKに限らず民放も他局から数時間遅れていても「先ほど入りましたニュース」の言い方はよく使っている。

 黒田の件について言えば、購読紙は大きな紙面をさいて朝刊に載せている。同じNHK広島放送局は朝6時のニューストップで伝えているのに、あたかも速報のような伝え方をしたのか疑問だ。

 些細なことかもしれないが結構間違っていることがある。冬場になると火災が多い。「原因を消防が捜査しています」という間違いはよくある。記者は火事だから消防と思いこんでいるのかもしれない。こんな積み重ねが誤報に繋がらないようにしてほしい。

 
 
 

 
 

取材の狙い

2014年12月23日 | 報道
 朝日新聞の「信頼回復と再生のための委員会」外部委員の江川紹子さんが、19回ジャーナリズム研究会で講演したとの報道があった。その中で「初めにストーリーや方向性決めて、そのための証言や事実をつまみ食いする姿勢は、自分が外部委員を務めた検察の特捜部の問題と似ている」と指摘した、という。

 検察については知らないが、報道については指摘の「初めにストーリあり」を経験した。勤務していた企業で重要な役目を担うプラントがその役目を終了し廃止することになった。その取材に訪れたTV局の取材班が、退勤する社員にインタビューしたいと申しでがあった。担当の役職者は「どうぞ自由にしてください」と答えた。取材側は驚いて「会社は立ち会わないのか」と問い返してきた。「立ち会いなどしません」と返すと取材を始めた。本来なら、報道のインタビューに会社が立ち会うことを拒否するのが報道姿勢と思うが、他の企業取材での経験から、立ち会いなしの確認を言わせたのかもしれない。

 しばらくして「これでは取材にならない」と引き返した来た。インタビューに答える社員は誰も「配転はあっても会社は人員整理などしないから心配していない」という答えが取材側には気に要らなかったらしい。「心配してます」という声と苦しげな顔を期待していたことは明白だ。プラントが止まる、人員削減、首切りなど単純なストーリーを描いての取材だったと思う。

 すべてがこういう姿勢で取材しているとは思いたくないし、そうであっては困る。読者・視聴者の信頼を得る取材姿勢を報道は改めて考えて欲しい。

報道の萎縮

2014年12月17日 | 報道
 萎縮、広辞苑には「相手の勢いに圧倒されてちぢこまること」とある。

 菅原文太さんは総選挙直前になくなった。その追悼番組で晩年の政治的発言には触れず、俳優としての功績だけを報じたものが目だった。無農薬農業を広める、再び戦争しない、という二つの種を世に撒いた、という妻文子さんのコメントの農業と不戦に触れる部分はカットしたテレビもあった、と毎日新聞が報道。

 例えば、高名な作家がなくなられた時の追悼で、作品だけにつて番組を構成するだろうか。作品については当然であるが、そこにおり込まれた諸々を取り入れるのが普通だろう。そこには思想信条も入る。

 菅原文太さんの追悼番組でそれを外したことは総選挙に臨むある一方への配慮と思われても仕方ない。文太さんはさぞ嘆いておられるのではなかろうか。

大義なきを容認

2014年12月16日 | 報道
 総選挙の結果は報道各社の事前調査を追認する結果になった。報道が世論を誘導したのではと勘繰りたくなる。TVも新聞も自民党の「公正公平」報道の要請に萎縮したのか、量も少なく内容は画一的で、大義なき選挙を容認しているように感じた。

 衆議院は解散し選挙でも、内閣は解散していないはずだが、選挙応援で大臣不在、総理と官房長官がともに不在の日もあった。ことが起きなかったから選挙に勝てた。

 画面も紙面も「アベノミクス」一色で、外交防衛に憲法、隣国との関係改善など経済に勝るとも劣ることのない問題について報道が委縮していた。選挙終了と同時に憲法改正や集団的自衛権行使の具体的な話が出ている。素人でも、与党は選挙で黙っているだけだ、と分かっているの報道は残念だが不足していた。

 最低の投票率だった。民間企業なら責任者は厳重処分だ。投票率の低さを若い層の投票行動がないから、など無責任なことを言っている。現実はそうだろうが、投票行動を促すような議員活動がないことを追及してほしい。当選したら我がことだけに走る政治家なくすために。

 今回も選管のチョンボが多く報道された。その中には選管のチョンボで折角の投票が無効にされた。今回と同じチョンボはこれまでに繰り返し起きている。それなのに直せない。単なるミスです、と頭を頭を下げる姿に謝罪の反省は見えない。

 
 

放送内容の充実を

2014年06月15日 | 報道
 中には定時ニュースもそっちのけでサッカー放送ばかりが目につく。元プロ野球選手が出演したTV番組で「サッカーに浮かれすぎていないか」と発言された、と家内から聞いた。よくぞ言ってくれた、という感じ。サッカーは1カ月余りだから我慢するとしよう。

 「最近、テレビをあまり見なくなった。CMが長く、番組宣伝も煩わしい。母も同意見。1億総白痴化と言った大宅氏の危惧が現実味をを帯びている」、これは新聞投書の一部分。

 民放ニュースのトップがワイドシューの内容でしょうという、新聞でいえば3面にも載らないような内容を「キャスター」という人が記事を読むことがある。15秒のCMを10本流し、続くニュースは50~60秒、続けてCM、娯楽版番組の質の大低下に合わせニュースまで粗末になっている。CMで儲けなければ、しかし、ものには程度があろう。

 ドラマの宣伝、内容よりも若い出演者の紹介になっている。先の投稿者は「芸のないタレント」とまで書いている。タレントに責任があるのではない。そういう人を使う放送局側に因がある。

怖い報道

2014年05月12日 | 報道
 「安倍さんの言ってることを聞いていると集団的自衛権は必要だと思う」という会話。報道は首相中心に流される。特にTVではその発言の影響を受けやすい。反対する考え方が対で流されればいいが、大方は首相の演説だけに一方通行。これでは戦前の大本営発表と同じにならないか。

 特に、国を二分するような課題については双方の考えや意見やそれらの問題点を報道してこそ、偏った報道に傾いた考えを質せるのではなかろうか。毎日毎日、積極的平和主義や集団的自衛権、武器の共同開発研究や武器輸出の自由化、原発はそこから出る危険物質に触れることなく再稼働や原発輸出など、繰り返し聞かされれば国民の声は「首相のいう通り」になる。

 今の自民党議員は戦争知らずの新人当選者が多い。国会運営の分からぬままに現役議員のベテランに言われるがままのように見える。次の選挙のためには仕方ない、というかもしれないが地元の高齢者、特に戦争経験者の声を良く聞いて、若手現役議員の子どもらが戦地へ赴く事のないように、国策を進めてほしい。

 地元の声をしっかり発信し、幹部の言葉を質すくらいの気概を持ってほしい。そのことが今の与党が更なる支持をえることになる。報道と同じことを地元でしゃべっては、将来につながらない。

全国紙もスポーツ面は

2014年05月11日 | 報道
 15.6倍の抽選倍率で獲得した「カープ女子」の野球観戦ツアー。内容はこうだ。広島東洋カープの昨日の中日戦に、東京・広島往復の新幹線代を球団が負担で148人の女子応援団をマツダスタジアムに東京から招待した。地元紙、社会面の見出しは「赤い聖地で女子会」。写真も2L版2枚の掲載と大サービス。球場ではあの「前田智徳」さんが解説したという。

 試合結果はカープの勝ちスポーツ面は当然のこと赤色。今日はあることで必要になり全国紙と一応はいうけれど、地方本社版は地元紙に近い、とはこれまでも思っていたが、この新聞ではカープの試合結果はわずか20行ほどの記事。仕方ないだろうと思うのは、地方本社を地元とする球団が勝ったのだから。我が地元紙はその試合を経過と批評の2項扱いしている。

 こんなことで目くじらを立てることではない。新聞は嫌いだが球団が好きだから、とある全国紙を購読する知人もいる。記事はほとんど読まないという。その気持ちは分かるような分からないような気がする。そこまで応援に徹することができれば幸せかもしれない。球団はしっかり頑張れ、新聞社は読んでもあれるように頑張れ。

 スポーツに国境はないといわれる。ルールは同じでも応援するかしないかで国境どころか県境を超えればがらりと変わる。現役のころ、出張で岡山県や鳥取県に入るといろんな視点は中国地方でなく関西に目が向いていた。これは私の接した複数の人から受けた感じ。道州制など検討されているが、その目的とする本領に進めるか否。スポーツと政治を一緒にするなと怒られそうだが、議員さんも「地元」の2文字には弱いデスヨネ。

視聴料の前納効果なし

2014年04月12日 | 報道
 消費増税で新聞購読料も増税分だけ増えた。多くの情報をえることを考えればそれほど負担には思わない。同じ報道機関のNHK、明日は会長が何やら10分あまり弁明されるそうだが、これって言いっぱなしなら大きな意味はない。が、それは別として、NHK視聴料の前払いは今回の増税には効果なしとのこと。

 増税分の差額は次回の徴収時に清算するそうだ。詳しくはHPでというNHKの放送。HPを見ない人見れない人はどうすればいいのか。NHKの言い分は分からないままとられることになる。文書で契約者に説明しなさいといいたい。ところで追徴は、4月1日以降の放送分にかかわる部分という。

 交通機関では3月末までに購入した4月以降の定期券について差額徴収はない。放送と同じく4月以降に発生する乗車運賃、放送は追徴で運賃はそうならない。運賃の解釈の方が理解できるが、理解できないNHKの言い分はHPでないと分からない。

 NHKの番組内容が民放化してきた。制作の何かが変わっているのだろうが、視聴率にこだわらずいい番組を流してほしい。NHKの放送番組審議会らしきものの会議報告が月1回くらいある。放送内容をほめたたえる報告がほとんどで、改めるべき点の会議内容はほとんどない。番組審議委員は会議で見せられた番組だけでなく、自分で見た番組についても発言してほしい。出席者を見るとそういう人は委員になられていない。おそらくTVなど見ておられないだろう。

誤報への隠れ道

2014年04月06日 | 報道
 4月6日、ごろ合わせで「よむ」として今日から「春の新聞週間」という。何の日や何の週間は毎日ように並ぶという。それらは当事者でなければ知らない内容も多い。新聞は自分のこととして、新聞のあり方などを見直したりする。が、多くは新聞の役目を強調する週間になる。頑な信念に固まって国政を進める人よりは、改めて見直す、心することはいいことだと思う。

 北海道で連続しているガスボンベを使用した爆破事件、解決の糸口はまだつかめてないようだ。その報道、新聞ではないTVについて。おおよそこんな内容だった。「現場で見つかった溶けたビニール袋状のものはポリエチレンと判明した」。

 これはどこのどんな記者が何に基づいて記事にしたのか知りたい。この種の表現の間違いは今回初めてではない。二つの異なった物を同じと勘違いしているといえば聞こえはいいが、勉強不足といいたい。ビニールとポリエチレンは原料も製法も用途も性質も異なる。調べてもらえばすぐにわかる。この場合「ポリ袋(あるいは樹脂製の袋)はポリエチレン製の袋と判明した」とすべきだ。

 小さいことかもしれないが、人名でないから人権問題にはならないだろうが、品名を間違えるということは記事の信用度を低下させ、物質によっては読んだり聞いたりした人に大きな誤解を生じさせる。たかが樹脂製の袋1枚、それはいつか大誤報への隠れた道となっていく。塩ビ袋で食品を包むと勘違いしている人は多い。今はポリエチレンやポリプロピレン樹脂で作られた袋が使われている。