清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

国体の検討を

2011年02月26日 | 日記
山口県の天皇杯の順位が13位から16位に下がった。下がったというより下げられた。厳しくいえば、県の選手としては不適切な出場者がいた、ということだ。報道では内部告発によるという。

県の幹部は、これまでの大会で同じケースはあった、なぜ今回は処分が起きたのか、そんな意味のことを発言している。審判の判断による競技では多少のことをしても勝て、そう発言したトップがいた。後で撤回されたが撤回してもそれが本音だったことは疑いない。

複数の競技で競技幹部の家に複数の選手の住民票を移している。あたかも県民の形をとているがその実態がないというのが裁断だ。選手に罪はない、とここではそうしておく。

国体の開催県が天皇杯、この慣習がジプシー選手を優遇して開催県が数年間囲い込み準備する。その費用たるや少なくはなかろう。純粋にアマに徹し国体を目標にした競技者をその圏外へ追いやっていることは容易に分かる。

国体の目的について「大会は、広く国民の間にスポーツを普及し、スポーツ精神を高揚して国民の健康増進と体力の向上を図り、併せて地方スポーツの振興と地方文化の発展に寄与するとともに、国民生活を明るく豊かにしようとするものである」と日本体育協会の文書にある。

この目的はすでに達成した、と言えるのではないか。各種競技は小学生から一般まで全国大会が開催され、国体に一流選手が出場しなくなったなど、戦後の混乱期のまねごとは一考をを要する時代になっている。

国体で道路や体育施設が出来て喜ぶのは関係者のみ、大会後の施設の閑散とした姿が問題にされる。色々な観点から今一度、国体について考えなおして欲しい。
 

政局で国は良くならない

2011年02月25日 | 政治
民主党政権は3月3日に倒れる、という週刊誌の見出し。早ければ3月、いや6月に解散だと全国紙も在京のTV局も、スポーツ紙も揉めることが面白いような報道が連日。これを読んだり見たりすれば「全国民が菅内閣は長くて梅雨まで」と思いこまされる。

野党が政権奪取を目指すのは当然のこと。そこでは議論を戦わせ国民に信を問うのが筋。支持率が低いから議論に応じない、というのはいささか筋違い。支持の得られない理由も論戦の中で明らかにしてほしい。

民主党会派離脱の諸君。新聞にTVを材料に考えてみたが、君たちのいうことはどうしても理解できない。それは、説明に中に一つ二つ抜けているところがある。

一つは次回の総選挙で比例区当選が厳しいから。二つ目は、その選挙で当選するためには小沢元代表の力が必要だから。

そう言い切らないところに君たちの力のなさを感じる。議員でありたい、そこが見え見えだ、と思わせることになる。国民のため、安心安全の日本を作りたいのなら経験浅い議員の出来ることを探して取り組むべきだ。議員でありたい、それが先に見えるようでは国民の支持は得られない。

備えを

2011年02月24日 | 報道
ニュージーランド南部のクライストチャーチ付近で起きた地震による被害は拡大している。日本人にも多くの不明者が出ているが、その全容はまが分かっていない。残念だが明るい見通しにはいたっていない。

映像で知るしかない海外の状況を伝えるのは報道、このブログでも何度か書いたが、その報道関係者の取材スタイルに今回も疑問を持った。

被災地を背にしてルポする中に、ヘルメット着用なし、服装は軽装、腕まくりもある。大きな余震も繰り返し起きていると報道しながら、それへの備えがない。

装備や準備不十分と思われる事故などが発生すると、報道は徹底的に叩くではないか。攻撃するがごとき言葉も使う。報道も備えのある服装で常に報道して入れば、叩く報道にも真摯にうなずくというものだ。

口で言っていることとその実が備わった報道を期待する。

地震で不明となっている人の早い救出を願ってやまない。





真意と方便

2011年02月19日 | 政治
「真意」は本当の気持ち、「方便」は目的のために利用する便宜の手段、と広辞苑。

政治家は身辺にことが起こると、秘書のしたこと、それは私の真意ではない、本意ではないと言い逃れる。その先はわれ関せずで放置される。いつの間にかことは忘れ去られ、おじゃんになる。

鳩山前総理の普天間決着についての発言は「方便」だという発言が問題になっている。これは記者の言葉に誘発されたような言い逃れをしているが、これも方便だ。

記者に追及されると真意ではない、本意が伝わっていない、と逃げる。なにごとも間違われないように丁寧に説明すべきだ。発言したときが本意だったと、これまでも思っていた。特に、今回の発言事項に関しては国民の多くが民主党の政策に反したことで知りたい内容だった。

「嘘も方便」とは子どものときから教えられた。方便のためにはうそをつかねばばらばいころもある、という意味で、子どものころから使ってはいけないと教えられていた。

鳩山さんは小沢さんと政治と金にまつわることで辞任したとき、次の総選挙には出馬しないといった。国民は信用した。清いと思った。しかし、国民が忘れないうちに「出馬」を表明し国民をあきれさせた。あれも辞任するための方便、沖縄に関する方便は偶然ではないといことだ。

己の都合のためならどんな方便でも使う、陣傘代議士でも許されないが、それが政界のトップを経験し国民を引っ張った人だから許されない。

政治家は、後で言い訳しなくて済む、発言したら訂正しない、そんな発言をして欲しい。

見え見えの嘘でしょう

2011年02月17日 | 政治
党内の活発な議論は誰も否定しないし、そのことは望ましいことだ。小沢派の議員が民主党に所属しながら衆議院での会派を離脱し、別の会派を立ち上げ届け出た。11年度予算案に反対するかもしれないという。「民主党政権交代に責任を持つ会」が会派の名称という。

代表は、菅総理への不平をのべたあとこういった。「これは小沢さんの問題とは関係ない」とお昼のニュースで流れた。小沢問題と関係ない、誰がそれを信じると思うのか。小沢問題に絡めて、小沢派議員が新会派立ち上げ、という内容はすでに報じられていた。

小沢問題と無関係で作るのなら院内の会派立ち上げはおかしい。そうするなら離党してやるべきだ。与党に所属しながら与党の予算案に反対するのであれば早く新党を作るべきだ。今の民主党内にいくつかのグループがある。それとは性格が全く違う、そう思うのは素人だからだろうか。

小沢さんは国会で説明すべき、これが世論だ。それを無視し続けて党の代表をいじめるのは石のある大人ではない。何かに操られるか盲信した信念をお持ちと見える。国民の声、特に政治にかかわる金については大切にしてほしい。

TPPの本当は

2011年02月14日 | 社会
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の議論が盛んにされている。政府は6月までに結論を出すという。その結論は、協定への参加となることは読みとれる。しかし、3月危機で解散にでもなれば、さてどちらへ傾くことか分からない。それは置いといて。

議論といっても「反対」の声ばかりのように思える。それも農業関係ばかりのようだ。農業の実態から加入すれば、日本の農業は壊滅するともいう。確かに報道されている今の農業の実態からすればそうなるかもしれない、素人でもわかる。

一方、TPPへ賛成する声もあるようだが、ことらの声は小さいのか報道の扱いは大きくない。しかし、賛成する側は輸出などの企業が多いようだ。では、加入したら日本国としてトータルはいかような形になるのか知りたい。

輸入関税が下がればその対象品の値下げは国民にどんな良い点が起きるのか、説明がほしい。農業は危機になるが、その逆も発生するはず。どちらがどうなるのかよく知りたい。

農業関係者は加入の対象として補償をという声があり、それを支持する人も多いようだ。では、加入しなくなたっ時、当然安くなるものを手に入れることができる人たちへの補償はどうするのか。農業関係の問題点を合わせて広く知らせてほしい。

今の報道では加入することで日本がたちゆかなるという声がまん延している。日本国のためになる解決を指示してほしい。


知らぬことが多い

2011年02月12日 | 国際
エジブトのムバラク大統領が辞任、国内は一応平穏になった。100名近い尊い犠牲者も発生したという背景も報道されている。平穏になったことを世界の指導者が歓迎し、エジブト国民のこれからへ気をはせている。

エジブトは中東の中心的な国家で、その地域で紛争など発生すれば調停に立つなど、親米国家ではあるがたよりになる国だと思っていた。デモが発生してからエジブトについて、自分が知らなかっただけかもしれないが、初めて目にしたり聞いたりする事実があった。

30年間にわたる独裁政治、そこから派生する様々な国民弾圧が明るみになってきている。観光と歴史の国にふさわしくないそれらに、これまでなぜ触れられてこなかったのだろうか。そこに親米が作用しているのか、と思ってみたくなる。

中東の政治情勢は混とんとしている、識者という方の話を素人的に聞くとそう感じる。これから数カ国に動きが起きるからもと、国名をあげる識者もいる。遠く離れた地ではあるが原油という世界の油庫を持ち、世界の経済をぎゅうじる力がる。

中東の安定は世界の安定に連なるひとつの要素である事は素人にも分かる。エジブト国民の安心できる国体はエジブト国民自身の選択にかかっている。日本のていたらくはどうしたら直せるのだろう。


遊園地の水鳥に

2011年02月11日 | 社会
今、各地で鳥インフルエンザーが発生し、家禽を業とされる皆さんは大きな心配をされている。離れたところでの作業なので映像でしか知ることはない。処分に携わる方の心痛はいかばかりかと思う。それにもましてインフルに感染した鳥の所有者は、我が子とへの思いと同じだろう。

そんな中で県内の遊園地の池に飼われている水鳥が強毒性の鳥インフルで死んだ1羽が見つかった。市の管理者は同じ池に飼われている全てを殺処分することとし、その作業が終わった。市長の苦衷にゆがむ顔が、その苦悩を表していた。

どこから入ってくるかわからないその敵に備えて万全を期すことは難しいだろう。ましてやそれを運んでくる鳥は自由に飛びまわっている。困ったことだ。

鳥インフルはいつのころから発生したのだろう。海を渡り山を越えてやってくる。人に分かるようにもの言わぬ生き物が媒介するのでは、お手上げだ。判明したらすぐに関連する箇所の鳥を殺処分、これが最善の策として行われている。

遊園地の白鳥は50年以上も前に飼育され始めた。市民は勿論のこと県民も足を運んだ。私も何度か白鳥の泳ぐその遊園地を訪れている。昔のことで定かではないが、子どもの喜んでくれた事を覚えている。

遊園地の鳥を殺処分、あって欲しくないことだが、起これば現実的に処理をしなければ、その後の波及が怖い。

うまい予防策はないのだろうか。捕獲を避けようと逃げ惑う白鳥の羽ばたきがまだ目に残っている。




時代劇の難しさ

2011年02月09日 | 日記
古い時代劇の再放送か再々放送か知らないが、最近作られたそれと何かが違う。

最近の多くはスタジオ主体で制作されている。ロケといえば山の中の工事現場や山頂付近。それは仕方ない。時代劇にそぐわない街に変わっていったから。いつか見た。電柱が町屋の立ち木にかえられていた。それが出来ればまだましだろう。

日本の原図とはいわないが、昔懐かしい景色が近代化・効率化の名のもとに消さていった。古い時代劇だとそれが背景に登場する。それだけでなんとなく時代劇という趣が増す。

役者が違う。今風の若い芸人はスマートで美男子過ぎて時代劇の顔になじまない。背が高すぎる。泥臭さが感じられない。

素人のこんな感じが通用するとは思わないが、祖母に連れられて見に行った時代劇の印象は今も記憶にある。白黒画面がそうさせているのかも知れない。セットが綺麗に出来過ぎている。カラーという制作手段がそうさせるのかもしれないが、そこに現れる画面は現代と変わらないくらい美しすぎる。

過去に忠実すぎては見る人が無いのかも知れないが、かけ離れた姿では誤解を招く。原作から思いいたす景色と余りに違い過ぎる。こんなことを思った。

商いの人も力を

2011年02月08日 | 社会
大相撲の八百長問題で「荒れる春場所」は休止にされることになった。次の場所もその先行きは分からないという。大相撲フアンにはたまらない日が続くだろう。

ところで、大阪場所をはじめその後の巡業の予定地では損失の補てん話がはじまった。当然と言えばそうだろう。全てが協会側の責によるもので、周辺の業をなす人には責はない、と思える。

大相撲の周辺で業をなす人の声に気になることがあった。商いのために場所を中止してほしくない、という声。気持ちは分かるが、今回は大相撲の根幹を揺るがす問題だということを思ってほしい。

新しく出なおした大相撲のもとで、気持ちよい商いをしてほしい。その意味でも、商いに関わる人たちも、膿を出し切り生まれ変わる大相撲のために知恵を貸してはどうだろう。