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清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

ワイプは必要なのか

2024年12月22日 | 報道
TVで画面の隅の方に四角い小画面で出演者やコメンテーターの顔が出る、あれはワイプというそうだが、なんであれが必要なのかと思う。
例えば今の季節なら、美しい雪景色の風景映像にワイプが出る。何の意味もないばかりか邪魔にしか思わない。視聴者の思いが放映側に分かっていない。

出演者がきちんと放送に参加しているか、のチェックなら別の方式で願いたい。

ある司会者

2019年07月25日 | 報道
 最近の娯楽番組は芸としての面白みを感じなくなり、TVの娯楽番組はほとんど見ない。大口を開けて大げさに笑う、身体を大きく前後に揺らし拍手しながら笑いこける、大口を開け無茶苦茶な食べ方、こんな番組紹介を見るだけで本放送を見る気がしない。見ないからと言って誰にも迷惑かけない。

 ワイドナショーはたまに見る。各局とも事件事故が大好き。最近は捜査機関のまね事までして見せる。犯罪の手口や捜査方法など、別の事件を誘発しないかと思うほど微に入り細に入り流す。そんな必要はニュースとして必要を感じない。ニュースは事実をつてえてるだけでよい。事件事故だけでなく、特に政治報道が極端に少なくなり、視聴者を政治から遠ざけるのではと危惧している。

 そんなTVのワイドショーである司会者が参院選の10代の投票率が低いと「激とした」顔でなじっていた。あなたたちは公共電波で「投票率が上向くような番組をどれだけ放送したか」と質問したい。ワイドショーの内容は政治とは程遠い。購読紙の時事川柳より「選挙よりお笑い界を心配し」、TV局の姿はこれだ。低投票率に怒る前に反省を望みたい。

推測報道に驚く

2018年12月17日 | 報道
 昨夜、札幌で大きな爆発火災事故が発生、多くの負傷者が発生した。負傷の皆さんにはお見舞い申し上げます。
 さて、事故の報道だが、何を急いででたらめを放送すのか。
 発災後のTV,ストーブにガソリンを給油、爆発元は飲食店、飲食店の2階、飲食店の鍋料理のガスコンロ、ガスコンロのホースが不良、などなど、発災の原因らしき事を放送する。ただ、少しばかりの逃げ道は作っている。
 今日になり全部否定された。報道はどう弁明するのか楽しみだ。
 在職中、工場で災害発生の時、全国紙のひとつが「発災原因」として記者の推測としか思えない事をスクープの様に報道した。警察の検証もはじまっていない段階の報道だった。後日判明した原因は報道とはかけ離れていた。
 報道は冷静に客観的に、証をとって報道を旨として欲しい。

米軍機墜落の重さ

2018年12月06日 | 報道
今朝早朝、高知県沖100㌔の海上上空で、米軍岩国基地所属のFA18攻撃型戦闘機とKC130空中給油機が訓練中に接触し墜落した。両機の乗員2名は救出されたが5名は行方へ不明で捜索が続いている。
FA18の事故は相次いで発生しており、広島県知事は原因判明まで飛行停止を求めた矢先である。当該の山口県知事は原因究明を求めただけ。それはさておいてである。
TV在京キー局はちょろっと発生を伝えるだけで、大相撲の暴行につて理解できないほどの時間を割いている。
これが関東近辺なら大きく報道するだろう。今回は海上であったが基地の街上空で発生しないとはいえない。
総理の地元に関わることと報道を遠慮されたとは思わないが、市民は命に関わることで戦々恐々であることも基地から遠い地の人も知って欲しい。

中継スタイル

2018年07月11日 | 報道
 西日本豪雨の被害状況は映像でしか知ることが出来ない。中継に携わるスッタフの苦労は想像に絶すると思う。また、各地から応援を受けての苦労もあるだろうが、健闘を祈るしかない。

 そんな中で、画面に出てレポートする人、感が高ぶっているなと思うこともあるが、その真剣さに引き込まれる。ケガのないようにして欲しい。

 今日、昼前、民放の女性レポーターの服装、ヘルメット着用も無し、まるでスタジオで原稿を読むかのような軽装とも思える服装、とても災害現場で取材し報告など思いもよらない格好だった。どうしてこんな「ふざけた」格好で画面に出すのか、局の見識を疑う。

 災害現場にふさわしい、行動しやすい、突発の災害にも対応、で自らも被災しない態度、そんなレポートなら安心して聴ける。猛暑のなかだが、被害の実体を伝えて。

好き嫌い

2017年05月24日 | 報道
 どんなことに関しても好き嫌いはある。これを法律や条例で規制はできない。新聞にもそれはある。昔、ある政党新聞のプロ野球結果は信用ならんと大真面目にいう人がいた。その理由を聞くと「その政党が嫌いだから」という。常識的には話しにならない話しだ。

 今、日本の新聞購読者数は下降傾向という。理由はいろいろあるが文字を読まない、読まなくても見ることで済む時代になった。でも新聞は社会的に大きな発言力を持つから、嫌いな新聞攻撃に「いいね」となる。米国の新聞購読数が現大統領就任以降増えているという。それは、国民がニュースの信憑性をどこに求めるかによるという。

 日本はどうか、ここ数年、政権へ忖度した報道内容に変わっている感じがする。その点、大統領から何と言われようと筋を通しているように見える。5W1Hで突っ込む会見記事がほとんどない。書いて読んでもらって分かってもらえる記事を期待したい。

 そんなこと思いながら艦載機移駐の自治体説明会を報道したある記事。「移駐賛成または条件付き賛成」の意見だけが出たと思える記事がある。移駐反対意見も会場で出ているが、会場に行かなくて記事を読んだだけだと「皆さん移駐賛成」と判断する、が間違っている。原因は記者なのか編集者なのかわからないが、小さいがこんな記事も世に出ている、複数のメディアに目を通して判断することが大切だ。

コメンテーター

2017年05月20日 | 報道
 TVとコメンテーターは切っても切れない関係になっている。局というか番組ではどういう基準で人選しているのだろうか、疑問を含めてよく思う。「国会中継なんて見たことがない」主旨の発言をしたあとで国政を論じる、普通ならできないのではなかろうか。仲間内では一時、笑い話になった。

 中には新聞記事と同じ発言者もいる。どんなに考えても放送前の打ち合わせで得た内容を話している、などなど質の低いコメントにしばしば出会う。そのくらいは俺でも知っているしわかる、そこから先を知りたいと思うがなかなか出会えない。説明なしに専門用語をやたらと使う人のコメントも聞きづらい。

 視聴者に聞いてもらう見てもらう番組、見たものはそこから学習する。話し方もその内容も、そして態度も申し分ない人だと、考え方に異議を感じてもしっかり見ている。

 総理や大臣や与党の代弁や言い訳を専門に登場する人もあるように感じる。発言は問題だ、ということが起きると「本意はこうで、誤解をされている」と発言を解説するに至っては代弁の極みと思う。責任ある人は誤解を招かないように発言すべきで、コメンテーターに言い訳させるなどその責にあらずと思う。

報道コントロール

2016年04月23日 | 報道
 あのNHK会長が熊本地震の報道について「自衛隊の活動を中心にきめ細かく報じてほしい」、こんな主旨の発言を、NHK内の災害対策本部会議で発言されたが、出席した理事や局長からは異論でなかった、と報道されている。

 これまでの姿勢からまた出たか、という感じはするが、放送界の一端を担うトップの発言としては何とも情けないないようである。原発についても公式発表を報道せよと発言された由。

 本格的な救出作業が始まる。警察・消防もともにその作業をしているのに「自衛隊などが」という表現でNHKは報じる。なにか偏った原稿だと思っていたが、会長の意を汲んだ原稿をだった、と思われても仕方なかろう。

 川内原発ある鹿児島県の震度はNHK-TVでは表示されないというか、鹿児島県は画面外になっていた。これも会長の意なのだろか。それにしても被災地域で取材している記者諸君はどう考えているのだろうか知りたい。

 「住民の不安をいたづらにあおらないよう事実に基づき報道する」とはNHK広報部の話。ならば、自衛隊云々という会長意向と矛盾するだろう。

 救助等に当たる自衛隊員皆さんの活動には敬意を表しています。

事故の原因

2016年01月19日 | 報道
 スキーバスの事故では、多くの若い乗客が尊くこれから開花する人生を失った。心から弔慰をささげます。

 早朝の事故のため、TVワイドショーはこれを取り上げた。事故の様子さえ明確になっていないのに、放送内容は事故原因に言及している。コメンテーターという出演者は放送前にどのようなレクチャーを受けるのか知る由もないが、何が事故原因か勝手に推測している。

 勝手に推測したことが、番組が進みにつれそれらしくなっている。勝手な推測の内容とは「こうではないか」「こんな事も考えられる」というような思いつきである。視聴者には事故原因の先入観を与えやがて信じる根拠になる。「TVで言っていた」となって。、

 どのような事故であっても推測で究明してはならない。二日酔いではなかったのか、睡眠不足ではなかったのか、操作を理解していなかったのではないか、こうして原因追及からは立派な改善策や対策は生じない。事故直後の放送では特に配慮が必要である。コメンテーターは事故原因の解析者ではないことを心得て発言してほしい。

 
 
 
 

キャスター様々か

2015年03月12日 | 報道
 TV各局とも震災放送に限らず何かあると「東京のスタジオ」からキャスターが現地へお出ましになる。お出ましになっても放送内容の大方は事前に取材された内容を伝えるだけ。放送直前に現地入りしたキャスターの直接取材なんてたかが知れていよう。そのネタは現地の取材スタッフの力添え無くては不可能だろう。

 時間をかけ、時には年のオーダーで記者自らが足を運び、人脈を作り、信頼を得て取材し仕上げた内容を、東京から来た人が伝える、その放送の味気無さをいつもかんじているが局は分からないのだろうか。現地取材した記者に伝えさせれば、取材対象のひと、周辺の状況を把握されているので、伝え方により深みがでる。

 3行の記事のため1日費やした、地方通信部の記者の話を聞いている。キャスターお出ましの現地中継時間を考えると、取材記者の労苦は押して知るべし。現地記者の取材原稿をキャスターが赴いて読む、その意味がどうしても理解できない。